ズボン下
キンクロハジロという名の鴨。
真っ黒な体の一部が真っ白というダンディーないでたちで麻機沼へ避寒に来ている。
全長25センチほどという小さな身体ながら、汎良を得てこれからシベリヤまでの長旅を予定しているようだ。
カモの仲間はどちらかというとずんぐりむっくりが多いようで、こんな身体つきでは海上を渡るのは大変だろうと想像してしまうのは、自分も同様な身体つきだからである。
昨日テレビで、南極探検の初期に犬ぞり隊を連れて行ったが、悪天候のためそれらの犬を連れて帰ることができなくなった番組をやっていた。
映画にもなったかと思っているが「タロージロー物語」でも一時有名になった。
昨日の番組ではなぜこの犬たちが、寒い南極大陸で生き残れたかをやっていたが、その原因の一つとして生まれて一歳になるかならないかの若さもあったのではないかということだった。
生物すべてがそうかどうかまでは知らないが、歳をとるにつれて褐色脂肪というものが少なくなり、次第に寒さに弱くなるというものであった。
四十二年前、静岡に移住してきた当初あまりにも温かいので驚いたものであった。
その頃の飛騨は、真冬になるとマイナス10度以下は当たり前で、20度前後まで下がることさえあった。
そんななか、職場では「今日はレイカだ」と言って騒いでいるのをどういう意味か分からずにいた。
しばらくしてレイカは零下という意味だと分かったが、飛騨に比べればそれでも10度前後は高い気温だったので、その騒ぎ様に驚いたものである。
それから41年、すっかり静岡の気候に慣れたのか、歳をとって褐色脂肪がしくなくなったのか、今年になって半ズボン下を履くようになった。
これがまた、心地よくいまだに脱ぐ気になれないでいる。
新型コロナウイスは年寄りが重症化するそうだが、気持ちの上では若いつもりでいても身体が衰えていることはズボン下が教えていてくれる。
急激に悪化しては遺書も書く暇がないかもしれない、そろそろエンディングノートを書かなきゃ、、、、
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コメント
岡崎在樹さま
ひょっとして若いうちにかかると免疫ができるのかもね?。
しかし、八十翁どう見ても若くはないので、いちころじゃないだろか。
愛知県もいっぱい出ているようですから、あんじょう気ぃつけないよ。
投稿: オラケタル | 2020年3月28日 (土) 17時01分
コロナの感染者の「統計取り」は、熱がでないと検査しない世界やで、困ったもんやね。安倍さん得意の「臭いものにはフタをしろ」やね。 さっき、カカまに言ったんやが、「若いうちにコロナに掛かった方が特やぞい」ってね🎵 オラケタさんもジョウブいで、はよー掛かった方が良いかね‼️
投稿: 岡崎在住 | 2020年3月27日 (金) 22時02分