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2020年4月30日 (木)

風邪を引いた

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姫檜扇の花が太陽光を跳ね返し真っ赤に照り輝いている。

アフリカが原産ということだが、もうすっかり日本になじんでいるようでもう少しするとルビーのような真っ赤な実をまき散らし、抜いても抜いてもあちこちでその花を咲かせる。

 

新型コロナが流行するに先立ち、パソコンが風邪を引いた。

最初は大音量で警告を発し「お金を頂戴」と言わんばかりの声に驚かされたが、近所にあるなじみのパソコン修理店に手順を聞いて対策をしたところ一気に消えてしまった。

というわけで、パソコンの風邪は直ちに治ったが、コロナウイルスはなかなか特効薬が出てこない。

町医者の病院に勤める娘曰く、いまの時期風邪をひいたといって患者が来ると身構えてしまう。

そして、熱があるというと待合室に入れないで外で検診し、怪しいとなると倉庫で救急車を待つということになるんだよ。

こんな時期だから、人間にかぎらず身体にはいつも以上に気をつけてね。とのこと

 

休んでいる間にいろいろ書きたいこともあったが、なんだか時機を失してしまったようで、、、、、

ただ気になったのは、一部芸能人と言われる人の中に「政府をとがめだてているばかりでなく協力してウイルス対策を進めていかなくてはならないだろう」という人が出てきたことであった。

一見反論できないような意見だが、対策を後手後手にしてきた政府に、意見を言って直させなきゃどうしようもない政府や官僚であることが原因にある。

黙ってこの政府にまかせていては経済のことばかり心配していて、いつになったら収束するのかわからない。

国会の答弁を聞いていても、質問に真摯に答えようとはせず、はぐらかす答弁書を読み上げるだけなので、こちら嫌気をさしてチャンネルを切ってしまう。

あ~あ~やんなちゃった 驚いた。

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2020年4月23日 (木)

若葉の季節に

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目には青葉 山ほととぎす 初がつお

山はすっかり若葉の季節になって、新緑が眩しさを増している。

紅葉の若葉はいかにも柔らかく、ちっちゃな花を咲かせていた。

このころの若葉はほのかに甘い香りを漂わせているのは普段感じないものだが、鉱山にいたころはよく胸いっぱいに吸い込んでいた。

鉱山は通洞と言われる主要坑道を基準にしてプラスマイナス各レベルに水平坑道を切って作業していたが、切羽の先端は発破のガスが残り、粉塵が舞い空気が汚れていた。

その切羽からケージと呼ばれるエレベーターで通洞に上がると抗口から通気がかなりの勢いで流れ込んでくる。

その通気がこの時期になると香っているのは、この若葉のにおいである。

 

最近はこの香りを感じることもなくなり、これらの若葉を見るたびにもう一度嗅いでみたいものだと思うが歳をとった鼻が鈍くなったのか、、、、、、

あるものが見えないもどかしさはじれったいばかり。

 

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2020年4月22日 (水)

野菜の植え付け

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朝から強い風が吹いてはいたが昼過ぎが一番の強風時だった。

芽吹いたばかりの桜の枝は大きくしなり、花びらがちぎれとんだ。

春の嵐はその後収まったため、買ってきていたトマトとキュウリの苗を植え付け、3㎝ばかりに伸びたレタスの苗を移植した。

さてこのあと、どうするか。枝豆、カボチャ、オクラをポットに埋めてみたが、、、、

 

「早く芽を出せ野菜の種、出さぬと鋏でちょん切るぞ」と  老人は気の短いことおびだたしい。

 

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2020年4月21日 (火)

鼻がムズムズ

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ミツバツツジの花が雑木の下で今を盛りと春を謳歌している。

時期が来ればこの木を覆うようにして立ち並んでいるクヌギやミズナラが覆いかぶさるようにして葉を茂らせるだろう。

しかし、ツツジの仲間はどんなに頑張ってみても樹高は三メートルがいいところ、小男の無念さが垣間見られて同情する。

 

今日は、連れを大型ショッピングセンターまで連れて行き、時間を決めて自動車に戻ることにし、それぞれ別行動をとった。

これは、いつものことでお互い買い物に口出しして不愉快な思いをさせない我が家の方式である。

ここは、食品を売っているスーパーや衣料品本屋など複数の店が入っており、あちこち見て歩いて時間をつぶしているが、今回はゲーム部門や写真館などいくつかの場所が「立ち入り禁止」と書いた黄色いテープで囲われ休業していた。

コロナウイルス対策でこうなったのだろうが、、、、、、、

さて、普段は人込みに出かけないのでマスクなどしない自分であるが、自動車を降りる際「はい これっ!」って渡されたマスクをかけてはいった。

目の細かい質の良いマスクだったようで、すぐに鼻の周りが湿気っぽくなり、むず痒い感じがして気になりだした。

そうなるとたまらなくなって、マスクの上から鼻の付近をこすってみたりしたが、とうとう我慢できず店外にでてマスクをはずした。

空気の美味いことおびただしい。一目散に自動車まで戻りそのまま連れの帰るまで車中に残った。

 

あらためて、「自分は人のいるところが性に合わない」というのを自覚したと同時に一日中マスクをかけて仕事をしている人たちのご苦労に敬意を表したいと思った。

 

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2020年4月20日 (月)

穀雨

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春雨降りて 百穀生化すればなり  とは二十四節季のうち”穀雨”をさす。

昨日からの雨はちょうどこの穀雨に該当し、野菜のわかめなども一段と勢いを増すように感じられた。

午後になってわずかな時間太陽光線が庭先の植え込みの陰においた君子欄の花にあたりまるでスポットライトを浴びたように輝いていた。

今日は、この雨のため一日 ”おこもり” テレビはコロナばっかりでいらいらしてしまい、縁台に出してあるメダカを眺めていた。

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2020年4月19日 (日)

嵐の前の塵のごとし

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昨日の雨は富士山によほどの雪を降り積もらせたようで近所から見える限りの部分を真っ白に厚化粧をさせていた。

#富士の白雪や~ ノ~ェ  富士の白雪や~ ノ~エ とばかり歌声が聞こえてくるような気がしてしまう。

 

七時から二時間にわたってNHKBSで最近分かってきた6600万年前恐竜の世界を放送していた。

それを見ていて思ったのは、この巨大な恐竜たちがその100万年後に隕石の衝突という事故でほぼ全滅してしまったことである。

恐竜たちはその全盛期の真っただ中で突然全滅するという劇的なめぐりあわせになったということは、一種神の仕業という感じがしないでもない。

地球はこれまで何度か生物のほとんどが死滅するという事故を繰り返してきたが、そのほかにも、一部生物が死に絶えるということは何度も経験している。

ただ、その全盛期に突然絶えていくということはあまりないのではないだろうか、しかし、人間界においてはたびたびあるようで平家物語などをはじめいろんな記録物などに示されている。

今回のコロナウイルスの騒動も、そういった種類のものになりかねないような気がしてしまった。

経済に偏重しなんでもお金に執着した増長慢の人間に鉄槌が下そうとしているのではないだろうか。

マンモスをはじめ、人間が絶やしてきた植物や動物の仕返しを神が変わって行っているのかも、、、

祇園精舎の鐘の音は 諸行無常の響きあり   猛き者もついには滅びぬ 偏に嵐の前の塵のごとし 、、、、

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2020年4月18日 (土)

キブシの花

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一般にキブシと呼ばれる。漢字で書くと木伏と書くそうだが、木五倍子とも書く。

ただ、自分的には花の付きかたから木藤(キフジ)から来ているとみているが学者さんはどうなんだろう。

米粒より少し大きな白い花を風に揺らして咲いているさまは、色は違えど藤の花。

春早く、薄緑の花は派手さがないが、ほかの反が少ない時期なので目立つ、しかし、この花と同じような果実は濃い緑の葉っぱに隠されてすっかり目立たなくなってしまう。

キブシは雄雌別の花を持ち、この写真は雄花で実をつけないが、生物の原則通り雄花のほうが奇麗。

 

午前中雨が激しい中、農協の直売店に行ってきた。

店内に入ってみるとほとんどの人がマスクをかけて店内で品物選びをしていたので、慌てて車に戻り使い古しのマスクを引っ張り出して顔にかけた。

使い古しと言っても一週間ほど前やはり二十分ほど使っただけのものだし、そのままダッシュボードに入れたままのものだから、体裁を繕うには、、、、なんて思ったからである。

もっとも、新品を買おうにもどこにも売っていないのだからしょうがないと言ってしまえばそうなんだが、、、

しかし、この先このままでよいはずもないことは承知の助。

仕方がないので、「アベノマスク」が届くまで古着をさばいていくつか作ってみるか。

 

 

 

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2020年4月17日 (金)

七重八重

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七重八重 花は咲けども 山吹の

    実の一つだに なきぞ悲しき

 

実のを蓑に言い換えて太田道灌の逸話として今に伝えられている山吹の花。

実が一つもないというのは行き過ぎてはいるが、確かに実は少ない。

いま山の低木は深山つつじ 卯の花に加えて山吹が赤白黄色と道筋を飾っている。

 

今日も今日とて安倍首相の外出自粛要請に違反して八十代老人三人と七十代の若い衆が山へタケノコ掘りに向かった。

雨後の竹の子というが昨夜から朝にかけて降った雨粒が落葉した竹の葉を湿らせている中、緩い坂を踏みしめて登る。

最初は、見当たらなかったタケノコも一本見つけると目が慣れたか次々と目に付き、探しながら通り過ぎた場所からも小さく落ち葉を持ち上げているのがわかる。

多分同じ地下茎から同時に出るようで、一本だけということはあまりないのはキノコによく似ている。

それぞれ必要分を掘り上げ、まだ残っていたが片手に10kgほどの袋を二つ下げると、「もうこれ以上いらない」っていう気持ちになり山を下る。

家に帰って皮をむけば、ほぼ同じ量の皮が出来たので、畑に持って行って堆肥替わりに先日植えた里芋の上に撒いてくる。

どっと疲れが出てひと眠り。

なかなか政府の要請に協力しない年寄りであるが、三密ではないのでなんとお目こぼしを、、、、。

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2020年4月16日 (木)

見えない

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今日から春の土用に入って春も中盤にかかってきた。

あ安倍川沿いの公園もすっかり春化粧、若葉が穏やかな春の日を受けてなごみ色で心を休ませる。

政府は夕方になって日本全部を緊急事態宣言に入るようにしたそうだ。

今までも何かにつけてスピード感がなくどちらかと言えば検査の邪魔をして国際的批判を受けたり、明日にでも手を打ってもらいたい休業補償をためらったりなど実行を伴わない行動は国民の批判を受けている。

ものづくり大国日本と言いながら、薬局には依然としてマスクが出てこないし、体温計もゴム手袋もなくなって久しい。

そのほか、自動車や自転車も部品が中国から入ってこないので、、、、という。

どこがモノづくり大国なんだいって言いたくなる。

 

いつになったらコロナウイルスが収まるのやら、見えないウイルス、見えない先行き、閉塞感が一番少ない我々でさえこんなんだから、世間はもっと強烈なんだろうな。

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2020年4月15日 (水)

ツバキの花を慰める

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ドングリならぬツバキの花が池に落ちた。

さっそく近寄ってきたのはドジョウならぬオタマジャクシ。

ツバキの花びらは元の樹上に戻りたくて見上げているが、一度、落ちた花は元には戻らぬことをオタマジャクシが花びらに近寄って”覆水盆に返らず”と説明している。

こんな構図と見たがどうだろう。

落ちて朽ち果てていく花びらとこれから手足が出て地上に出ていく希望に満ちたオタマジャクシ、多分説得力のない話なんだろうな。

 

連日くどいコロナウイルスのテレビ報道にうんざりしていた近所の知り合いがどこかへ連れて行ってという。

連れと三人で安倍川をさかのぼり梅ヶ島までドライブに行ってきた。

コロナウイルスが猛威をふるっている大都市圏から離れた静岡県は、いまのところ感染源が不明の患者もいないそうなので、まだ非常事態宣言が出ていないことをいいことにして、、、、、、

行ってみると、市営の日帰り温泉は定休日だったのかもしれないが休館しており、その上流の温泉街も閑散としてひと気がなかった。

安倍峠への道も工事で通行止めなので引き返して、途中の有東木に登ってみるとこちらは自分たち同様の人が集まったらしく、新しく作った駐車場もいっぱいになるほど満員盛況状態。

暇人は考えることが同じなんだなって感じがした。

帰り際に、知人宅によってワサビとわさびづけ、お茶などもらったが、話しによるとコロナの影響で観光客が減りワサビの需要がかなり減ってしまったとか。

意外なところまで影響してることに改めて驚いた始末。    恐るべしCOVID19。

 

 

 

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2020年4月14日 (火)

春の嵐に

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春の嵐に 散りゆく花か

 風にまかせた 身は旅役者、、、、

 

こんな歌がふっと浮かんだ落花の池。

お島仙太郎旅唄という歌の出だしだが、こんな歌を知っているのはたぶん八十歳以上の人ではなかろうか。

昨日の激しい雨に打たれて、また一つ季節が進んだっていう感じがする朝だった。

今年初めての落花を餌と間違えてか、鯉が立ち泳ぎのような姿勢で水面をアップアップしているのも面白い。

 

新型コロナウイルスは世界各国で蔓延しているが、いまアメリカが一番患者数とそれによる死者が多くなったそうだ。

アメリカと言えば日本の医者も向こうに行って先端医学を修めてこなければ一人前と言われないような国だったが、患者数が多すぎて医療崩壊を起こしているそうだ。

その原因の一つに、日本のように国民皆保険に反対する勢力が多すぎて、病院に行けない人が多数いることも原因の一つだと言っていた。

この病気が日本に到達し始めていたころ、アメリカにはCDCという組織があって、世界中の感染症や疾病対策に目を配り即座に対応して国内に入らないようにしているという話があり、アメリカには到達しないものと思っていたが、あにはからんや一度侵入すると何の抵抗もなくずるずると感染が爆発的に広がってしまった。

よく、アメリカンドリームという言葉を使って誰にでもチャンスがある国と眩しがられてきたが、その裏には落ちるところまで落ちていく無限地獄のような国でもあるのだ。

テレビでは、地面に掘った溝に棺桶を並べるようにしている映像が映し出されていたが、たぶん名もなき人々が何の跡形もなく消されていくのだろうなという風に見えた。

翻って、日本では政府の対応がどれだけ指摘されても進まない状況を見ていると、他の国のことを言っている場合ではないと思いつつ、、、、、

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2020年4月13日 (月)

かたくり粉の原料

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「この葉っぱを摘んでよく食べたもんだよ」っていったら「うそ!」って驚かれた。

いまでの若い人はカタクリは希少品種で食べるものとは知らなかったようだ。

自分も最近は食べていないが、ゆでてお浸しなどにするとホウレンソウによく似た味で結構いける山菜なのだ。

それより驚いたのは、片栗粉にカタクリっていう字がつき疑問を持たなかったことにあり、この草と根っこからできていることを知らなかったことだ。

いまでは、片栗粉っていえばジャガイモの澱粉ぐらいの知識がなかったものにとっては、くず粉やわらび粉の由来も知らないことおびただしい。

戦後のどこかまで、ふるさとの飛騨ではわらびの根っこから作るわらび粉は、お金を持たせてもらえない農家の主婦の良い小遣い稼ぎだったのである。

そういえば、ジャガイモで作った澱粉を少量の水でだまが出来ないように溶き、砂糖をいれ、その後一気に熱湯を注ぎかき混ぜると白濁したゆるいおかゆ状のものが出来たが、いまでいう葛餅みたいになってうまかったのを憶えている。

 

今日は朝から冷たい雨が一日中続いていた。

長野から帰って、茶の木刈りやタケノコ掘り 畑仕事など体を動かし続けていたので良い休養になると家に閉じこもっていたが、しばらくすると退屈し買ってあったポテトチップスをひっぱりだし食べてみた。

すると、これが旨くてなかなか止まらない。

ここしばらく肥満防止のため間食はしないように努めていたのだが、こんな日は絵にかいたようなカウチポテト族になってしまっていた。

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2020年4月11日 (土)

森の妖精

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津金寺に隣接する山野草園に咲くキクザキイチゲが可憐な花を咲かせていた。

雑木林の下、落葉した枯葉を分けてカタクリやヤマエンゴサクに交じって直径3センチほどの小さな花ながらほかの花に負けない気品を漂わせている。

ここのキクザキイチゲは白いものがほとんどであるがこの水色の花も春の日を受けて輝いている。

この花の後、ほかの草が生い茂るころには地上部が枯れて眠りに入るため森の妖精なんて呼ばれているところもあるというが、カタクリとともに短い地上の生活を謳歌しているようだ。

 

最近看護師をしている娘が家に入ってこなくなった。

毎週、様子を見に来たついでに食事をして帰っていたのだが、、、、、

いま、小さな町医者で勤めているが、何人もの不審な病人が来るたびに、医者ともども身構えて応対しているそうだが、もしコロナウイルスに感染した場合、じいじやばあばにうつしては困るからという。

新聞によると、医療関係の子供が保育園などで危険視され、差別を受けているそうだが、もし自分が感染した場合一番お世話にならなければならない職種なのにと思ってしまう。

もっとも、一人の患者が出ると保育園などは閉鎖し、園内すべてを消毒しなけれならないし、その費用はどうなるかわからないという日本政府の遅々として進まない手遅れ対策では心配も尽きないのかもしれない。

きのうも、医療関係者に対する励ましと感謝の拍手を送った市役所などもあったが、自分たちも小さいながら拍手を送ってみた。

 

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2020年4月10日 (金)

関所破りの桜

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丘の上に立つ老い桜、その枝の隙間から浅間山が今日も薄い煙を上げているのが見える。

この老い桜は”関所破りの桜”といういかめしい名前を持つている。

よほどの武勇伝があったのかと思って聞いてみると、関所手形を忘れた農民がこの桜の苗木をもって通ろうとしたとき、事情を理解してくれた関所の役人が黙認して通して呉れたというだけの話しだった。

 

翻って現在を見ると、国内には関所もなくなっているが国際的にみると税関や動植物の検疫がそれに該当するのではないだろうか、、、、、

新型コロナはこの隙間を通り抜ける、これも関所破りということになるのだが、見えないうえ熱も出ないという感染者の体内深くに隠れてきただけに関所の役人もお目こぼししたという意識がなかっただろう。

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2020年4月 9日 (木)

人間世界とは別に

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長野県立科町の古刹”津金寺”は今流行しているコロナウイルスと建築物の工事などから今年はカタクリ祭りを中止するという看板が出ていた。

そのため、今頃から人出が多くなる時期であるが、今年は駐車場に一台の車も見られない。

しかし、隣接する敷地にはカタクリ、ヤエザキイチゲやヤマエンゴサク、フクジュソウなどは人間世界を気にすることもなく咲き出していた。

 

 

義弟たちの病気もあったがコロナウイルスで外出自粛などがうたわれては行く機会を無くすると思い長野まで行ってきた。

病気のほうは幾分落ち着いているようなので、来たついでとばかりジャガイモを10kgほど植え付けることにし種芋を調達した。

昨日は、その芋を植えるため畑に畝を掘り苦土石灰と肥料を蒔き、土をしてから種芋を30センチ間隔に植え付けてきたが、その作業中、通りかかった小学生が膝に手を当てて丁寧に頭を下げ「コンニチハ」と可愛い声であいさつをする。

こちらは驚きながらも大きな声で挨拶を返す。

そんなこんなで通りかかった4人の子供に鍬を握りながらの挨拶は、長年忘れていた古い昔のことを思い起こさせ、このあたりの子供たちにどんな教育をしているのか見てみたい思いに駆られた。

この習慣は、歳をとっても受け継がれている様子で、高校生までが挨拶をしてくれる。

この子たちが、卒業してほかの地区に出て行った時から色分けがつかなくなるのが口惜しい気がする。

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2020年4月 6日 (月)

暗い杉林

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ふと見上げた駐車場の上の山、写真ではその時の印象が表せていないが密集した杉の木が戦地から帰ってきた兵士のようだった。

密集し隙間のない杉林は暗く沈みかえっている。

この木の下は手入れがなされていないため、表土がなく、ガラガラとした岩くずが今にも滑り落ちそうに組みあがっている。

戦後荒れ果てた山林を復興させるため植林を奨励し、補助金を出してきたが安い外材の輸入とともに、山の手入れがなくなった結果である。

このままではますます山が疲弊していくだけで国土が荒れる。

 

明日からしばらく長野へ行ってこようと思っている。

義弟の体の調子がよくないことと、このままでいくと日本中が外出規制になるような気がして、行けるうちにと思っている。

そのことを周りに話すと、「手伝うから今が旬のタケノコをもっていけ」という、午前中は例のお茶の木伐採、それを済ませてすぐにそばの山に入りタケノコ掘りにかかったが地面から出たか出ないかぐらいのものがなかなか見つからないので、それが得意のものが少し掘って頭を出したところで印をつけていくので自分はバチヅルで地面を掘り下げ根本付近にバチヅルを打ち込む。

茶の木伐採で疲れているのに竹の根が浅くなかなか予定の場所まで掘れない、、、、

そんなことをこぼしながら十本余掘り上げて、皮をむいてうえで茹でた。

すべてが完了したのは午後三時すぎ、、、、

”年寄りの冷や水” いま身体がよれよれの状態であるが、明日までに回復するのか心配をしている。

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2020年4月 5日 (日)

さくらを見るかい

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春高楼の花の宴 めぐる盃 影挿して、、、

 

先日国会を騒がした、「桜を見る会」は今になって思えば中止にしなくたって、せざるを得ない状況になってしまったのは、なんだか因縁めいておもしろい。

武田信玄 勝頼父子と徳川家康の戦いの折、この吉田城は武田方の重要な後詰の城だった。

当時はこんな立派な城があったのかどうかは疑問が残るが、四百数十年のちの城は満開の桜に包まれて、むかしの光以上に輝いているものと思う。

 

「布マスクは意味ない」と医師会から言われ、どう思ったのか今日のテレビを見るとガーゼで作ったようなマスクから安倍首相のマスクは最近のものに変わっていた。

しかし、あれだけ国会で布マスクを一所帯二枚あて送るとキバっていたので送るんだろうな。

君子とは思ってもいないが、古書には「君子は豹変する」ということわざと、「綸言汗のごとし」という言葉があるのでどちらを取るのか見ていようと思う。

それにしてもわからないのは、安倍首相は「非常事態宣言を出す段階ではない」といい、小池都知事は国に責任をあづけて、都独自の対策を取ろうといない。

何か経済界などの対する気配りがあるのではないかと勘繰ってしまうのだが、、、わからない、、わからない、、、

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2020年4月 4日 (土)

落花する

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諸共に 哀れとおもえ山桜

  花よりほかに 知る人もなし  大僧正行尊

奥山に咲く山桜、古来日本人は山桜に魂を込めてきた。

常緑樹の中にポツンと淡紅色の色合いを添えている山桜。

そのサクラがわずかな風に誘われるように花びらを散らしている。

千年も前のまえの行者が読んだ歌をいまだに共感できるのは、歌の寿命の長さに驚かされる。

 

今日は”清明”足元にもいろんな花が咲きだし、春はもう中春という言葉が当てはまる季節となった。

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2020年4月 3日 (金)

アイリスジャポニカだって

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「久しぶりに晴れ間が二日続いて地面も乾いたろうから例のお茶の木刈りに出てもらえないか」という話しが来て、今日も午前中山に向かった。

雨の間、テレビはコロナウイルスの話しばかりで頭がおかしくなりそうだったので、これ幸いとばかり山に出かけた。

全国的に晴れの日だそうだが、こちらは薄雲がかかり、太陽光に身を焦がすほどでもなかったため、少し汗ばみをする程度で作業を終えた。

帰りぎわ道端でシャガの群落を見た。

アヤメ科だけあって花のかたちはそっくりであるが色合いはごくおとなし気に杉の木の木陰で咲いていた。

シャガは三倍体とかで実をつけない植物なので、人が植えなければ移動ができない。

飛騨言葉で、”しゃがったれ”という言葉があるが、あまり褒められた言葉でないせいか”飛騨言葉辞典”には載っていない。

意味としては、「何か事が起こればしゃがみこんで何もできないやつ」という意味と思っているが、人の手を借りなければ繁殖できないシャガは、そんな言葉が語源かと思っていたら違っていたようで、薬草にも使っていたそうでその時の名前を”射干”と書くそうだ。

英語では、アイリスジャポニカというそうだから、純粋に日本産かと思っていたら、中国からの帰化植物だともいうし、全くなんだかわからない花である。

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2020年4月 2日 (木)

シュウメイギク?

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昨日行った吉田公園でシュウメイギクによく似た花を見つけた。

確かこの場所は前にシュウメイギクを見た場所だったが、シュウメイギクは”秋明菊”と書くように秋に咲く花だったはず。

違う花かな、と思ってみるとどことなく違うようににも見えるし、冬が寒くなかったので狂い咲きや返り咲きかもしれないともおもってみた。

帰って調べてみるとハルシュウメイギクというそうで、こんな花があったのを初めて知った。

それによると、アメリカあたりから入ってきた花で、花が薄いそうだ。

どうもそこに違和感があったのかとおもうと、自分の観察眼も、、、、、フフフッて自己満足。

 

それにしても、記憶違いでなかったら同じ場所に春と秋に咲く同じような植物を植えて、楽しんでいる職員の人も人だが、地下では互いの出番を待って根っこ同士が絡み合って勢力争いをしているのかと思うと、目に見えないところでお互いが蹴飛ばしあいをしている人間世界を想像してしまう。

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2020年4月 1日 (水)

チュウリップの花が

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咲いた咲いた チューリップの花が、、、

 

子供たちが保育園に通っていた50年近く前よく歌っていた。

その頃のチューリップは富山県の砺波平野だったが、広大な畑にチューリップ畑が広がり、用水路に咲いたばかりの赤白黄色の花びらが一杯になって流れていたのを憶えている。

今日はそれに比べるとほんのわずかしか咲いていなかったが吉田公園まで見に行った。

どの区画も密集して植えられていて花の高さもそろっており奇麗だったが、目線を下げてみたらなんとなしに同じような色合いにスーツを着た通勤途上のサラリーマンのニュースを思い出してしまった。

午後から降り出すという天気予報だったが、出かける前から小雨が降っていたので傘を持って出かけたのだが、公園近くでは雨もやみ、傘なしでも見て歩けたのは幸いだった。

 

チューリップと言えば、中世ヨーロッパでは球根一つで家や畑が好感されるというほど暴騰したことがあり、だれもが儲かると信じて庶民までが手を出したそうだ。

それが、1,637年の春急落して、チューリップバブルがはじけ飛んだ。

バブルの原因はいろいろあるそうだが、その一つに何百万にとと言われる死者を出したペストもあるそうだ。

それから人類は何度となく流行病や戦火をくぐりぬけてきたが、2020年新型ウイルスにより株価は大暴落した。

人はその度に蘇えってきたが、、、、、、、、、

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