関所破りの桜
丘の上に立つ老い桜、その枝の隙間から浅間山が今日も薄い煙を上げているのが見える。
この老い桜は”関所破りの桜”といういかめしい名前を持つている。
よほどの武勇伝があったのかと思って聞いてみると、関所手形を忘れた農民がこの桜の苗木をもって通ろうとしたとき、事情を理解してくれた関所の役人が黙認して通して呉れたというだけの話しだった。
翻って現在を見ると、国内には関所もなくなっているが国際的にみると税関や動植物の検疫がそれに該当するのではないだろうか、、、、、
新型コロナはこの隙間を通り抜ける、これも関所破りということになるのだが、見えないうえ熱も出ないという感染者の体内深くに隠れてきただけに関所の役人もお目こぼししたという意識がなかっただろう。
| 固定リンク
« 人間世界とは別に | トップページ | 森の妖精 »
コメント
岡崎在住さま
お褒めいただき、あんがとさん。
投稿: オラケタル | 2020年4月11日 (土) 22時20分
オラケタ様、“おみごと”でござる^^
投稿: 岡崎在住 | 2020年4月11日 (土) 14時13分