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2020年5月25日 (月)

コロナ造語

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あっという間に五月も下旬と言われる季節になり暑い日が当たり前のようにつづく。

暑さに弱い自分にとって嫌な季節の到来が目の前に来ているということを否が応でも感じさせられてしまう。

そんな中、畑の隅に野蒜のむかごを見つけた。畑の周りなど肥料を吸ってすくすく育った野蒜は山菜というにはちょっと趣が違うが、子供のころから好きでよく掘って食べたものだった。

いま、このむかごは種の先に落ちたあと葉になる部分を不気味にくねらせている。

こんな状態になったのは、何度も見逃してきたためで、、、、、、、これが食べられるようになるのはいつのことか。

 

今年に入ってから新型コロナウイルスのためいくつもの新しい言葉がテレビや新聞に載った。

クラスター、フェーズ オーバーシュート ステイホーム ソーシャルディスタンス PCR など日本語で無い言葉が次から次へと出てくるたび年寄りはなんだかわからない。

日本語に直せないのかと聞くとそれぞれ当てはまる日本語はあるという。横文字のほうがかっこいいのだろうか、若者受けする「かわいい」なんだろうか。

そして日本語で書かれたのはコロナ太り、三密、アベノマスク、自粛警察、自粛疲れ、、、どれもこれも響きがよくない。

なかでも自粛警察は対策を守らないと思う人に人に対して嫌がらせで対抗しているようで、他県の自動車に石を投げつけたり、営業している店に避難する文書を書いた張り付けたりで、むかし聞いた「国防婦人会」みたいなところがある。

ようするに、自分は我慢しているのに許せないという感情がそうさせるのだろう。

また、”自粛疲れ”という言葉は、一か月半におよぶ外出自粛で家に閉じこもったため、我慢できなくなった人々が声を上げ始めた結果であるが、これも先の大戦時代は「欲しがりません勝つまでは」の標語にあるように四年以上も我慢させられた時に比べれば短いのだが、、、、

あの時の体制が続いていたとしたら、自粛疲れなんて言葉がなかった。

日本が戦争に負けてくれてよかったと思うこの頃である。

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