杉の子
地面から1mほどのところで二股に分かれた杉の間に種が零れ落ちたようで、20センチほどの杉の子が芽を吹いていた。
たぶん芽を吹いてから二年くらいと思うのだが、そのそばには同じくらいの大きさの枯れた杉の幼木があるところから、この若葉を吹き出している杉も大きくは育たないだろうと思う。
それでも、なにかのチャンスに巡り合えば十に一つ 百に一つの運命が待っているのかもしれない。
先日テレビで”正常性バイアス”という言葉を知った。「自分は大丈夫」「今回は、、、」「まだ大丈夫」と目の前の出来事を過小評価して逃げ遅れるとか予期せぬ出来事に鈍感になることだという。
言われてみれば、いくつかの危機を免れてきた自分にもそう言うことが当てはまるような自信があるのではないだろうか。
ただ運がよかっただけで、危機を潜り抜けてきたことに何の根拠もない自信である。
今回のコロナウイルスに関してもまだ周りに感染者が出ていないことを理由にしているが、相手は目に見えないものだけにいつ我が身に降りかかってくるかも知れないのに、、、、
もし、ウイルスに取りつかれれば、三年前に肺炎をやっている身にとって完治と言われて退院したもののダメージは残っているかもしれない。
とにかく、「手洗いだけはしっかりと」と連れ合いにいわれて前より多くなってきたが、マスクはお供していくスーパーなどでするだけ、、、、、
正常性バイアスの反対は非正常性バイアスというんだろうか。
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