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2020年5月11日 (月)

タニウツギから

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給に暑くなってものみなボーっとなってしまった。

朝の曇り空から厚くなるという気象情報を信用せずに掛川まで行ったが午前十時で早くも29度となり、自動車のエアコンを動かしてしまった。

午後になって31度、ポットの実生の苗はぐったりと、、、、近所のおばあさんもうだって何もできないとこぼす、、、、

この頃は希少が荒っぽくていけない。

 

そんなか元気なのは山の草木、

ラッパ状に先端を開かせてタニウツギが空に向かって花が咲かせている。

日本海側に多い花木と言われるが、静岡の山中でもごく普通にみられる花である。

ウツギとは漢字で空木とも書かれるのは、木の中心にスポンジ状の白い部分があり中心が空になっているからと言われる。

飛騨ではこの花が咲くと標高の高い山山で根まがり竹の竹の子が芽を出す目安にしていた。

子供のころは、これの1mくらいに伸びたものを取ってきてチャンバラの刀の代わりにしたものだったが、昭和四十年代に入ると山菜取りが流行し我も我もと山に入ってタケノコ取りに励んだ。

その結果、標高1000mくらいの山の村に人が押し寄せ、山を荒らすの集落の人は峠を封鎖して人を入らせないようにし、もめごとが起きるまでになった。

 

先日テレビを見ていたら、長野県北部の人たちはこの竹の子と鯖缶(水煮)を合わせて食べるのがソウールフードで都会から家に帰ってこれを食べるのを楽しみにしている、と言っていたが、飛騨ではシンプルに塩漬けした竹の子を塩出しして煮しめにするのがソールフード、郷土の味である。

一方、テレビの番組を見ていて思ったのは、タケノコに代わって白菜と鯖缶を合わせて煮るのを”ひきづり”と称していたが、鯖缶はどんな山菜にも合うのかもしれないという思いに至った。

 

なんだか、しっちゃかめっちゃかになったが、今日の暑さのせいにしておこう。

 

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