寒露で重ね着
無住らしく荒れた家のそばに咲くノコンギクがすくすくと育って廃屋に侘しさを倍加させている。
中に交じって咲く白いシュウメイギクも廃屋になる前にこの家の主が愛でていたものだろう。
#幾年故郷来てみれば 咲く花 啼く鳥 そよぐ風、、、、という小学唱歌が思い出される。
先日行った長野での風景は、あちこちで空き家が目立つようになったという。
過疎化の原因として、高齢者が田舎で暮らしにくくなってきたのが一番の原因である。
自分らにもこちらに来る気があれば土地なんてどこにでもあるというが、年老いてから自動車が運転できなくなると病院にもスーパーにも近いところでなきゃどうしようもないのである。
今日は寒露。朝露が冷たく感じるころというが、台風接近に伴って北からの寒い寒気が入ってきたうえ朝から雨が降り続いたため気温は十七度というが体感温度はさらに低く感じさせてしまった。
やっとこの間まで猛暑だの真夏日だの言っていたのが嘘のような寒さで、当然のような顔をして重ね着をしてホームセンターに行けば、全ての人が自分以上の姿をしていた。
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