背高泡立草
家の北側に広がる麻機田んぼ、高齢化や全国的な米余り、そして、出来た米があまり美味くない無いこともあって毎年耕作放棄地となっていく。
とたん、翌年からセイタカアワダチソウがびっしりと育ち今の時期真っ黄色の花で埋め尽くしてしまう。
とくに、放棄されてから少しの間は、田んぼに肥料分が残っているため、名前の通り太く高く伸びて背丈を優に越してしまうほどである。
花そのものは切り花として輸入されたものだけにきれいなのだが、根っこに有毒物質があって他の植物を枯らしてしまうほどのすざましい繁殖力できらわれている。
しかし、最近分かったことらしいが、栄養分がなくなると背丈も低くなり貧弱になると、根っこにある自分の毒で繁殖が衰えていくようで、近い将来日本の風物の一ページになるのかもしれない。
その反対と言ってはなんだが、アメリカではほかのものに紛れて飛び火していったススキと葛が大繁殖してこまっているそうで、どこの国でも外来種には苦労するものらしい。
地球が丸くて交通の便が発達するにしたがってこんな現象が蔓延していくのは、、、「仕方がない」で片づけるしかないのだろうか。
日本のあちこちに〇〇銀座が出来てどこの繁華街も同じように味気のない風景になったように、生物の世界も同じような光景になっていくのだろうか。
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