青い月夜の十三夜
今日は旧暦の9月13日、この日に登る月は十三夜の名月と言われ、旧暦8月15日の満月とともに同じ場所から見るのがよいとされているとか、、、、
幸いというか、今年はそれを成就したことになる。
十三夜は別名豆名月とか栗名月などともいわれるが、ススキに団子というより豆や栗の方に目が行ってしまう名月であり、日本人の美的感覚というか完全な丸い月より幾分欠けている方に美をp感じるのだろう。
そのむかし、昭和18年に樋口一葉の小説から”十三夜”という歌がうたわれヒットした。
まだ戦争中のころであり、芸者歌手の市丸さんがうたったのだが、むかしの歌は寿命が長かったので小学校に入ったころでもまだ流行っていた。
そして、鉱山でもこの人を呼んで舞台に立ってもらったように思っている。 とにかく瓜実顔のすらりと背が高い?美人であった。
この歌は芸者姿の市丸さんが人力車に乗って歌う姿を映画か何かで見たため、芸者が絡んだ歌かとずいぶん遅くまで思っていたのは、原作を全然読んだことが無いためである。
実際は金持ちの家に嫁に行った女性とそれを恨んで身を持ち崩し人力車の車夫になった男の出会いのシーンが強調されたもので、”青い月夜の 十三夜”がさびであった。
とにかく古いふるい話しである。
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