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2020年10月24日 (土)

秋の田んぼで

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秋の田の 刈穂の庵の とまをあらみ

   わが衣手は 露にぬれつつ 天智天皇

いくら古代の天皇(1,400年もまえ)とはいえ秋の田の庵で夜明かししたとは思えないのだが、、、、

万葉集にも似た歌があることから、疑問符がついているそうだ。

一面黄金色だった麻機田んぼの稲もほとんど刈り取られ稲架にかけられて干しあげられている。

赤とんぼも麓に降りてきて、昨日降った田んぼの水たまりに尻をつけては飛び上がっている。

秋も深まった感が日増しに強くなった。

 

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コメント

岡崎在住さま

子どものころの正月は両親と子供五人で百人一首を興じたもので、父親は”ももしきや、、、”を人に取らせなかったし、自分は”いにしえの、、、”などと得意札を作って競ったものです。
いいまでも、そのとき使った札が箱に入ったままあるんやけど、、、、

投稿: オラケタル | 2020年10月24日 (土) 21時12分

オラケタ様
この和歌は意味わからず、今日まで忘れずに覚えておるけんど、今、意味を調べると奥が深いねぇー^^;

秋の田を守るためにある、仮に作った簡単な小屋の屋根に敷く苫の隙間が大きいので、私の袖はいつも露に濡れているよ。「かりお」というのは「仮に作った庵」という意味で、農作物を見張るためなどの目的で建てられる小屋のことです。仮庵の庵という表現は二重表現になってしまうのですが、語調を整えるために、このような表現がされている、と言われています。苫という
のは、ワラやスゲといった草を編んだもので、屋根の上に敷いて雨露を防ぐものになります。

投稿: 岡崎在住 | 2020年10月24日 (土) 19時25分

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