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2020年11月19日 (木)

雪虫飛ぶ

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正確にはトドノネオオワタムシというそうだ。

自分たちは雪虫といい、伊豆の方ではシロバンバというそうで、井上靖の自伝小説にこの題名が使われている。

雪虫というのは、寒くなって雪が舞い始めるころ夕方になるとこの虫がふわふわと飛び交うさまが雪のように見えたことからであり、シロバンバは白い綿毛を持った小さな虫を白いおばあさんに見立ててつけたようで、子供でも追いかけて捕まえることができるところから、格好のおもちゃにされてきた。

では、トドノネオオワタムシはどうかというとトドマツの根っこの部分から出てきた綿虫の大きいの、という意味だそうで、見かけた場所でそれぞれに名前が違うようだ。

しかし、この虫の特徴は羽根の後ろにある綿毛がふんわりと盛り上がり2~3㎟しかない小さな身体めだっている。そして、初めからこういう格好で飛んでいるわけでなく、野菜などにつく小さなアブラムシが越冬するために羽化したものだそうで、小さな虫からは小さな羽虫しかできない。

そのため、飛び交っているあいだはとてもじゃないが写真にはならないし、止まってもなかなか焦点が合わなくてこんな状態にしか写せない。

 

コロナの感染者がここにきて急増している。

静岡でも昨日済生会病院で看護師6人と患者7人ほどのクラスターが発生し病院での発生は三ケ所になり、昨日今日と最大数を更新している。

政府は経済回復を主眼としてゴゥトーキャンペーンやゴゥトーイートーを辞めようとはしないが、医師会などは動かないでくれという。

全体から言うと国がアクセルを踏み医療関係者はブレーキを踏めという、自動車なら摩擦熱でくさい煙が立ち込めるのだが、、、、

責任を国民個人の判断に任せるこの仕組みはどう解釈すればよいのか、後々にこの評価を歴史書は表すのだろうか。

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