もやっ~と
二十二年勤めた一部上場企業から静岡の三十人ほどの小さな会社に移ったのは四十二年前のこの月であった。
労働協約や強力な労働組合に守られ家を建てて15年と、はた目からは順風満帆とみられていたようだが海外勤務や労働組合活動の中で会社に対する不満がたまってのと、金属鉱山の不況により希望退職を募ったこともあって唐突に飛び出すことになった。
飛び出してすぐのころ、大企業から出て労働条件の悪さが苦になってすぐに退職し、また転職する話しは前から聞いていたので、ここが辛抱のしどころと我慢した。
いま考えるとかなり浅はかな思案だった、母親と子供二人を連れて、もし失敗したらどうなるか、、、、、が、幸いなことに人に恵まれ、こんにち年金暮らしで生活できている。
そして、山あり谷ありの自分なりに起伏の激しい人生だったのに、いま、そのすべてがもや~っと薄れていく、、、
今日も年賀状の書き足しをしながら、この人とはどうだったのかなどと思い浮かべながら懐かしんでいたが、長い付き合いだったのに思いだすのはごく一部、、、、、
こんな風にどんどん記憶が薄れて、最後は家族さえ忘れていくのだろうか。
ボケが先か 寿命が先か 断捨離はしないつもりだが、、、、
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コメント
岡崎在住さま
SNSに年賀状ですか。
それこそ二重行政に似たとこありますね。
そんなこんなで減らしたら、今度は賀状の数が減りすぎて手書きでもよいほどになってしまいました。
投稿: オラケタル | 2020年12月22日 (火) 16時40分
カカまが「プリンター買っとくろ」というので、エプソンのスキャナー取り込み可能なヤツを買ったら、機能にビックリこいたわな。ということで、オランチは、ずーっと有難みのない年賀状やわな。ネットの広告見ると、なんと印刷と発送までを請け負うとこもあるよ^^;SNSをやって、更に年賀状とは、どういうこっちゃろね!
投稿: 岡崎在住 | 2020年12月21日 (月) 20時04分