冬イチゴ
赤いルビーのような実が、緑の葉っぱに囲まれてひときわ映えている。
この時期になると、山でのつまみになる果物がなくなるので、こんな実でも子供たちはつまんで食べた。
子どものときはもっと大きな実だと思っていたが、手がちっちゃいためだったからなのかな?
雪をかき分けて探し出したように覚えているが、七十年以上も前の話しになると記憶も定かではなくどこで誰と、、、、みんな消えてしまったが、冷たい指の感覚だけは残っている。
月めくりのカレンダーも最後の一枚になり正月支度の一番手として年賀状を買ってきた。
郵便局のお姉ちゃんの愛想のよいこと、50枚の袋入りとおまけにテイッシュー カレンダーと、、、、
以前は200枚近く買ったものだが亡くなったり、高齢を理由に辞退されたりでこの枚数になってしまった。
さて、勝ったばかりの年賀状を見ながら最初の文字をどう書けばよいのかわからなくなってしまった。
例年のように賀正だの謹賀新年などはどうも似つかわしくない。
今年が悪い年だったうえ来年はどうなるのか想像ができないのである。
引きこもり状態でふるさとにも帰っていないうえ、手紙電話などの連絡はほとんどなく、この賀状が久しぶりの便りになるのだが、、、、、、、
”このご時世”ならではのこととなると、、、、、、、迷いは深い。
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