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2021年2月 9日 (火)

今度は潜水艦の負け

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相変わらず朝の寒さは厳しいものがあるが十時を過ぎるころにはぽかぽかと暖かくなる。

そんな中、山の畑の階段の途中にある河津桜はほぼ八分咲きと言った感じになり、ここだけが”春爛漫”という字が当てはまりそうな雰囲気になってきた。

早咲きの河津桜が本家河津町のサクラより早く咲き出したのは、南向き斜面に加えてそばの尾根が風を遮ってくれているのが大きい。

そして、その後ろのススキは穂を飛ばすことを忘れたかのように、まだ真っ白な綿毛をゆ~らゆ~らとしならせて初冬と初夏を同居させている。

 

昨日テレビを見ていたら自衛隊の潜水艦が浮上中に大型の貨物船にぶつかり損傷を起こしたそうだ。

潜水艦が浮上するとき水上を航行している船とぶつかるのはどのくらいあるのか知らないが、今からちょうど20年前にハワイで急浮上した潜水艦が日本の実習生を載せた”愛媛丸”を沈め数多くの水産高校生が亡くなった事故があった。

そのほかにも1,988年自衛隊の”なだしお”が交通量の多い浦賀水道で釣り船を浮上中にぶっつけて沈没させ、乗組員が救助もせず呆然と立っていたのが印象的に覚えている。

今回の事故は、ぶっつけた相手が大型船だったのでほとんど被害が出なかったので潜水艦側の負けだったが、どうしてこのように同じ事故が何回も起きるのだろうか。

先日テレビで潜水艦にも女性乗組員が誕生したという画面の解説の中に、潜水艦に乗るには特に厳しい訓練がありそれに合格した人でないと、、、というのがあったが、そんな乗組員でもこんな事故を教訓にしていなかったとしたら、「あんまり大したもんではない」というのが感想だ。

潜水艦を扱った映画がいくつかあるが、よく覚えているのは昭和32年ころの「眼下の敵」というのがあり、第二次世界大戦の折、アメリカ駆逐艦とドイツ潜水艦の攻防であった。

駆逐艦長がソナーの反応と経験で潜水艦の位置を考え爆雷を投下するのに対して、潜水艦のほうもあらゆる手を使って逃げ回るというもので、アメリカ映画ながらプロパガンダ的な作りにならず、最後には浮上し投降した潜水艦の艦長を丁重に扱うという両軍を対等に扱った映画だったように覚えている。

それから半世紀をとっくに過ぎているのに潜水艦が海面の障害物を調べる機械がまだできていないのだろうか。そんなはず無いと思うのだが、、、、

ユーチューブを見ていると軍事オタクかおバカさんかはわからないが、日本の潜水艦は世界の中でも一級の能力があり素晴らしいんだ。というような投稿が多かったが、、、、。

 

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