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2021年4月30日 (金)

青葉若葉に

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昨日一日降った雨は明け方には雲一つない快晴に変わったらしく、新聞が濡れないように雨模様の日はビニール袋に包まれているのだが、それがなかった。

世の中自粛で三密を避けてくださいというのもあるがもともと人込みは嫌いなので静岡藁科川をさかのぼり、藤枝の瀬戸川源流から下るコースを回ってきた。

晴れた青空の下、若葉が生い茂ってそこから漏れる木漏れ日が道路に差し込む、そんな木陰のあちこちにウグイスが潜んでいるようで行く先々で透き通った声が聞かれ気分が高まる。

 

あらたうと 青葉若葉に ひのひかり   ばせう

 

とはよくうたったもので、柔らかそうな若葉が妙にありがたく感じる季節である。

峠にはその若葉を求めてかカモシカの子供が道路に出てきていたが、自動車を見て慌てて道下に駆け下りて行った。

まだ独立するには小さすぎるようなので、母親がそばにいないかと探してみたが見当たらなかった。

君子 危うきに近寄らず とか、親だけならあんなにすばしっこくないのに、、、、、

 

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2021年4月28日 (水)

花橘は

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駿河路や 花橘も 茶のにおい   

 

とうたわれているがこれだけ柑橘の花が密集すると茶のにおいもどこへやら、甘い香りは木の下に漂う。

昨年は気候のせいもあったかもしれないが、裏年にあたったようで記録的に柑橘類の出来は良くなかった。

そして、その反動もあってか今年の花の付きようは多い。

最近では高齢化もあってあちこちに手入れを放棄した畑も多く荒れ果てているため自分はそのうち数本のハッサクと甘夏の面倒を見ることになったほか、先日は温州みかん十数本の手入れをするので手伝ってくれと言われ、下草刈りに行き報酬はできた時どれだけかもらうことになった。

ただ、にわか手入れ師なので、選定や摘果の際に間違ったことをしないか疑問が付く管理者でもある。

とにかく、秋から来年の春まで楽しみがまた一つといったところか。

 

新型コロナも第四波がいよいよ本格的になったようで東京も千人近くまで増え、全国では五千人近くに迫っており、この調子では過去最高の様子さえ見てきた。

ある人が言っていたが、「このグラフを見ているとまるで太りすぎと言われた人が減量に励んだ後再び三度とリバウンドに見舞われ、そのたびに前回よりも増えてしまうのによく似ている」と

そして、急激な減量は身体によくないようでそのたびにダメージを受け、長期的に見れば短命につながるのだ、とか。

たしかに、ボクシングや柔道などの格闘技をはじめ体重制限のある運動選手は無理をして制限体重に落とす選手などに長生きのできない人が多いのはそのせいかもしれない。(医学的根拠はないが)

となると、コロナ対策はどうすればよいのだろうか。

リバウンドで国力が衰え、内閣は短命になるとすれば、、、、お願いだけではどうしようもないことだけは確実である。

 

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2021年4月27日 (火)

老人笑うな 行く道だもの

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雪の下の花が咲きだした。

いろい純白の上三枚の花びらには黄色い斑点が付いているのがみそのようだ。

太陽に向かって花弁を広げた花は、中心の雌蕊を囲むようにしておしべが突起を広げている。

土俵にあがった相撲取りが「準備はできたぞ、さあ 来い!」と言わんばかり。

薬草としての価値は一般には減ってきているようで、最近では雑草扱いにされているのが残念、

 

今から50年ほど前「明治青年会」というものがあり、30歳前後だった自分たちは「減っていく人ばかりの会は発展性がない」などと言って笑ったものだった。

明治が終わり、大正15年と昭和45年を足すと若い人でも60歳を超えているくらいの人たちが作っていたことになる。

それを笑った自分たちは今その年齢を大幅に超えてしまっている。

あれほど盛んにおこなっていた同級会もなんとなしに開かなくなってから四年目になろうとしている。

当時は毎年のようにあちこちで開いていたので誰それが病気だとか亡くなったとかの情報も入っていたが、年賀状辞退なんて言い出す人が出始めてから、だれがいまどんな状況か分からなくなってしまった。

 

「老人笑うな 行く道だもの」 とはよく言うたもんで、明治青年会はとうに消え去って、昭和戦前に生まれた人たち、そして、戦中に生まれた自分たちもそろそろ、、、、、、

「老兵は語らず ただ消え去るのみ」 となっていく。

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2021年4月26日 (月)

なんの音沙汰もない

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いずれがアヤメかカキツバタと言われるようになかなか見わけのつかない花であるが、細かく見るとアヤメは花弁の付け根にアヤメの名前の元となった網目のような文様があることと、水気の少ない場所でも花を咲かせることであろう。

この花は、綾目が少ないこともあるが一番の決め手はまったくの乾燥した野っぱらに咲いていたことで決めた。

カキツバタや花しょうぶはある程度人の手が入る場所でしか咲かないが、アヤメに至っては山梨県の櫛形山の山頂近くにアヤメ平というところがあり標高2,000m近くまで登っていくほど環境を選ばない花である。

 

酒場で働く女性を「夜の蝶」とはよく言ったものだと今ごろになって感心している。

東京都は、コロナ第四波の対策の一つとして夜のネオンや看板の明かりを消すことを要請したところ、若者を中心にがっかりした声が上がっていた。

今まででも、時間短縮要請で店は閉まっていても町は明るく、店に入れない若者たちは路上飲酒などと言ってたむろして酒などを飲んで騒いでいたそうだが、町が暗くては飲めないようだ。

なんだか、田舎町の街路灯に集まってくる蛾のように意味もなくぐるぐると飛び交ってようにみえないだろうか。

日本では今回のコロナ禍で死者が一万人になったそうだ、欧米に比べれば少ない数ではあるが、アジアの中ではかなり多い方であり、ユーチューバ―諸氏が馬鹿にする韓国や中国に比べると格段に多いことになる。

コロナ感染の切り札であるワクチンもいつになったら自分の番が来るのか、希望的観測ばかりが先行して何が何だか分からない状況である。

もちろん82歳の自分のところには何の音さたもない。

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2021年4月24日 (土)

桐の花

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sそのむかし桐は色合いなどから高貴の花として尊ばれ、それを図案化した紋所なども庶民は使えなかったと聞いたことがある。

また、桐の木で作った家具なども軽くて燃えにくいなどの特徴から、娘の嫁入り道具になるなどと言われ、娘が生まれると、屋敷内に何本か植えたそうだ。

その桐の木も今ではめったに見ることもなくなったが、時折見かけるとはっとした美しさを感じるようになったのは希少価値からか歳を取ったせいか、、、

 

今日のニュースを見ていたら今度は星出さんが宇宙ステーションに到着し宇宙ステーションに滞在する日本人は二人になったと報じていた。

先住の若田さんはこの後すぐに帰還するそうですぐに一人になるそうだが、不思議なのはこれだけ長年日本人を含む人々が宇宙ステーションに滞在して何をしているのかさっぱりわからないことであろう。

過去には無重力を利用して金属を混合したり、メダカを連れて行ってその子孫に変化がないかなど実験したとは聞いているが、その後のことがさっぱりわからない。

宇宙から見た地球の異変などの写真や小学校の生徒たちと交信したりなどもあったが、毎年何百億円もかけての成果としてはあまりにも費用対効果が少なすぎるのではないだろうか。

なんだか日本の実験棟があるばかりに日本人を連続して送り込まなければならない羽目に陥っているように見えてしようがないのだが、、、これは下司のカングリというものか

 

二年連続のゴールデンウイークが非常事態宣言で出歩けなくなったこのご時世に対する、うっ憤を晴らしてくれるのはいつの日か、、、、

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2021年4月22日 (木)

ブラジルの国花

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この黄色い花の名前はイペーとかイッペ、イペなどと言い、ブラジルの国花だと言われている。

筒状の黄色い花は青い空に映え、リオのサンバを思わせる陽気な印象を与える。

実際にはブラジルへ行ったこともないし、ブラジルの人とも話したこともないのであくまでも印象だけのことである。

そして、かのブラジルには日系の人が60万人もいるそうだが、正確なことは分からないだろう。

この60万人という話しには、ペルーには6万人、メキシコに6千人と続くが、そう言われると、6という数字に何か言いやすいものがあるのだろうか。

ともあれ、この花の名前はポルトガルがブラジルを領有する前からあったそうだから、二本舗アイヌ語みたいなところがあるのだろう。

 

このブラジルでは、新型コロナの感染が大統領「ただの風邪」発言から国としては何の施策もとらないので全土にまん延しアメリカに次いでインドと2位争いをしているようにも見える。

こんな争いは、一刻も早く会わらせたいのだが日本でも同様に第四波と言われる流行が押し寄せている。

その原因は、政府が国民に要請だけしかしない無策ぶりにあり、ワクチンの輸入や開発がおろそかになっていたことがこのまん延を防げなかったようだ。

前のオリンピックの時は盛り上がった雰囲気も今回ははじめっから人気がなかった。

そんななか一部の人たちのメンツだけでもっていこうとしたつけが表れているような気がしてしようがない。

オリンピックが決まったとき「お。も。て。な。し」といったタレントがいたが、表がないということは裏ばっかりという風に今聞こえるのだが、、、、、、

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2021年4月20日 (火)

穀雨

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ガクウツギの花を見かけた、黄色い小さな花を囲むようにして花弁と間違うばかりの白い額を散らばかしているさまはガクアジサイそっくりであるが、花の大きさが全然違う。

よく似た花にノリウツギというのがあるが、花の白さや額の配分などから違う花である。

 

今日は穀雨、「春に三日の晴れ間なし」とう初春から次の節季である立夏の前の節季で、”春雨降りて 百穀を生化すればなり”と言い、春の天気も安定期に入り日差しも強くなるころという。

その言葉通り、今週いっぱい天気予報は雨マークがないばかりか、今日などは気温も夏日になり日中は半そでで過ごした。

午前中はかかりつけ医で血圧の降圧薬をもらい時間もあったので有東木へそばを食べに行ったが今日は休み、それではと帰ってきてセナの蕎麦屋に行ってみるとここも定休日とついていない仕儀になった。

「今日はついていない日」とあきらめてラーメンのチエン店に入ったが、おすすめのラーメンと生姜焼き定食という”六百八十円”のものを注文したが、これがまた、量が多すぎて食べきれない。

小盛りのご飯に手を付けなかったのだがそれで残してしまった。

 

十六歳のとき、ラーメンを六杯も食べたのは夢まぼろしの事だったんだ。

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2021年4月18日 (日)

楽しい思い出

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姫檜扇(ヒメヒオオギ)の花咲き出した。

六枚の花弁のうち下三枚に赤い腑が入るという咲き方で印象深い。

花の後、細かいが艶々とした赤い丸い実をつけているが、日本の気候に順応したのか繁殖率が凄く高いので抜いても抜いてもといった状態になる。

アヤメの仲間というが、抜いてみると下に球根があり、うかつに抜くと球根が残るので翌年は同じように花を咲かす。

花言葉は楽しい思い出とのこと、、、、自分くらいの年になると人生そのものが楽しい思い出でしかない。

ながらへば またこの頃や偲ばれむ

   憂しと見し世ぞ いまは恋しき  とね!。

 

今日はショッピングセンターに行ってきた。

連れの買い物でいったのだが、いつものように帰る時間を決めて別行動である。

しかし、自分にはこれといったものもないのであちこちをぶらついて帰る時間までの暇つぶしであちこち見て歩く。

そんな中で、浴室のモデルルームがあったのでのぞいてみた。

我が家の浴室は、風呂桶が50年余、ガス湯沸かしが30年余とかなり古いものであるが、今のところ何の故障もなく使えている。

ただ、湯沸かし器の寿命は普通で10~15年と言われている中で、ガス会社から何ともないと太鼓判を押されているので、良い買い物をしたと思っているが、通常のガス湯沸かし器の2~3倍の年数だけにいつ故障をしても不思議ない状態であることに間違いない。

そのためもあって眺めていたのだが、店員が寄ってきて「どうですか?」なんて言うものだから、この年になると「買い替えたは、、すぐご臨終じゃもったいないのでね」というと「いくつです?」というので「八十一歳とすこし」っていうと「えっそんなに お若く見えます」とお世辞を言う。

しかし、商売人だけあって「湯舟が50年以上まえだとすると、首まですっぽりの浸かるタイプでしょ 壁はタイルですか?  あれいいんですよね」という。

こちとらそんな言葉につい乗せられて、、、、、おっとアブナイ。

 

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2021年4月17日 (土)

茶摘み考

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夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る

   あれに見えるは茶摘みじゃないか

        茜だすきに 菅の笠

 

と、うたわれたのはむかしのこと、今じゃ静岡茶の収穫は鹿児島に越され二位になったと新聞にはなげいていた。

しかし、野にも山にも若葉が茂るのが時代の波に乗って早まったのか、今年の初取引は過去最もはやい十四日におこなわれ、1kg 108万円という高値を付けたそうだ。

いくら、ご祝儀相場とはいえ、築地のマグロの初セリは大幅にダウンしたことに比べれば、、、、そんな茶、飲めっこないよな。

静岡茶の生産高が減少したのは山の斜面での農地が多く、茜だすききのころのように手摘みはほとんどなく機械で刈るのだが結構重労働なので跡継ぎのない高齢者には耕作放棄をするしかないのが現状であり、目で見渡しても、ぼうぼうと茂っている茶畑が目に付くようになった。

こうした茶畑は、イノシシの隠れ家となり、昨年茶畑の伐採アルバイトをした折にも、イノシシが泥を身体に塗り付けるぬた場を目にしたものだった。

 

 

 

 

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2021年4月15日 (木)

ヤナギに燕は

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日増しに濃くなる水辺のヤナギ、燕も飛び交い胸の振り子がチクタクと、、、、そんな時期もあったっけ

「七歳にして席をおなじゅうせず」の風習がまだ残っていた時代に男子校を卒業し、男ばかりの職場に就職した青春時代は胸のときめきを外に出すことができずにいた。

それが、厚顔無恥になったのはいつのころからであろうか。

 

トリチウム汚染水を薄めて海洋放棄する。と閣議決定した日に「人間に害のない程度の汚染だから飲んでもいい」といった副総理、その会見を見て「そんなら飲んでみてよ」と思ったところ、さっそくあちこちからそんな声が上がっていると言っていた。

十年前だったが風評被害で悩む野菜を食べて見せた総理大臣を冷ややかに見ていた覚えがあるが、今の副総理はそんな度胸もないらしい。

トリチゥム汚染水については、国際基準を大幅に低いレベルにまで薄めると言っていたが、この十年間にトリチウムを除去する研究が続けられてきたのだろうか。

コロナ同様何にもしてこなかったというのが実際ではなかったろうか。

そして、海洋投棄に対して一番信用できないのは原子力発電所でいろんな不祥事を起こしている東電がするということであろう。

今までも何かあるたび隠ぺい工作でを続けて会社である。

政府は何かあれば、東電が保障というが、あってから裁判だ,なんだで10年20年とかかっていては、、、、

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2021年4月14日 (水)

カンカコカン

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カンカン カンカコカン お~りゃ

飛騨の祭りは、春雪が解けて畑仕事が始まる前に行われるのが多い。

そのなかで、神輿の前に獅子舞とともに闘鶏楽が付きものであったが、文化財に指名されている上宝村の村上神社をはじめ高山などの闘鶏楽は大人がするのに対してふるさとの神岡では小学生を中心にした子供たちがすることになっていた。

小さなお盆のような鐘をみんなで打ち鳴らすさまは整然とした大人のものより可愛げあって見ごたえがあったように思っている。

一番小さい子は小学校3年生くらいから入ってくるのだが、緊張していることもあってなかなか同じようには鐘を打つ鳴らせずワンテンポ遅れてしまうのだが、、祭りもあと10日日ほどのこの時期には少しづつコツが飲み込めてくるころである。

故郷を離れて43年、以後、祭りの時期には帰ったことがないので、思い出のなかだけにあるのだがあの町も鉱山の縮小で人口も半分以下になっているうえ少子化でできない神社もあるのではないだろうか。

桜咲く神社の境内を元気に下ってきた子供たちも町内あちこちでカンカン カンカコカンと打ち鳴らすうちに暑い太陽にさらされて、、、、、

思い出は常に霞の中にうずもれてぼやけていくものである。

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2021年4月13日 (火)

苦し紛れ

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ヒトツバタゴの花が咲いていた。

例年だと四月松に咲く花だと思っていたが、今年はかなり早いようだ。

通称の”なんじゃもんじゃ”という方が通りがよい花だが、そのいわれは、むかし殿様に「この花の名前は?」と聞かれて答えに窮し苦し紛れに答えたというのが由来だと聞いている。

花びらは普通というか普段見られる花の形とは違っていて細い四弁の花弁を密集させて咲いているので、一つ一つに目がいかない。

 

一昨日、小さなクリニックに努めている娘が久しぶりに来たので「コロナの予防注射はすんだのか?」って聞いたら、「するかどうかのアンケートはずいぶん前に来たけれど、その後音沙汰はない」とのことであった。

娘がしばらく来なかったのは、二週間ほど前に勤め先のクリニックに来た人がコロナに感染した人だとわかったのだが、そのとき患者と接触していたので、母親が入院していても近づけなかったからである。

新聞によると、わずかだが老人にも注射が始まったが量が少なすぎて混乱しているそうだが、医療従事者でもまだわずかしかできていないそうで、老人に対する予防接種は四月十二日から始めたという実績作りではないかという。

コロナの第四波を前にして国民に「自粛要請」を口にするだけで何の手も打てないこの国の政治はどうなっているのだろうか、実績作りで糊塗しようとするせこい考えは見え透いていて我慢がならない。

普段から日本は素晴らしい国とユーチューブ諸氏は褒めちぎって投稿しているが、自国製のワクチンはできない、前から指摘されているPCRの検査もわずかでいざ罹患するとベットが足りない国のどこが凄いのだろうか。

苦し紛れの日本、オリンピックまでには収まりそうもないとみたが、、、、

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2021年4月11日 (日)

目立たない

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藪の中に咲くウグイスカグラを見つけた。

赤い筒状の先に五弁の花弁を広げたそのちっちゃい花は全く目立たない存在である。

そんな目立たない花に優雅な名前が付けられたのは、ウグイス同様声ばかりで姿を見せないことからかもしれない。

花言葉も「明日への希望」などと立派なのは、見つけた時の喜びを表しているのだろうか。

 

今日のテレビで、迷子の四歳児を保護し交番に連れて行った小学四年生が警視庁から表彰されたと言っていた。

少し困っちゃくれた四年生曰く「大人がうずくまっている子供を見てもスルーしていた」などと言っていた。

しかし、こんな状況を見ても大人が、特に男が最近声をかけにくい状況になってしまったことに原因がある。

うかつに声をかければ、不審者扱いされたり、ひどいときには誘拐犯扱いにされかねないからである。

こんな爺さんでも、麻機沼あたりで子供に声をかけてても無視されたり、逃げ散ってしまうのは、「知らないおじさんに声をかけられたら逃げましょう」という教育が徹底しているようで田舎にでも行かない限り挨拶さえ無視することになっている。

昔は、怖いおじいさんが町内に何人かいて、子供の悪さには真剣に怒ったものだが、今そんなことをすると、、、、、、、、

とにかく住みにくい世の中になった。

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2021年4月10日 (土)

さくらを見に

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富士山麓、富士宮の山宮の桜が見ごろだというテレビ放送を見て、桜の時期に入院していた連れに見せようと出かけてみた。

今年は桜の開花が例年より早かったため、標高600mに位置する”さくらの園”の桜も一斉に咲きだしていた。

面積としては1ヘクタアールに満たない小さな公園ではあるが桜の種類はかなりあるが、いちいち幹につけられた名前札を見なければ分からないうえ、名札もついていないさくらは???である。

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また、この公園に来る前に、上井出でも道路際にかなり広い範囲に桜の木が花をつけている場所があったが、こちらは、菜の花やミツバツツジとのコラボがきれいで、この先楽しみの場所になると思われた。

今日の桜見物でよかったのは、どちらも駐車場に余裕がある程度の人しか来ていないため、、ゆったりと樹下を散策することができたし、花の下で茣蓙を引いての飲み食いも一切なかった。

いよいよ日本でも、「酒なくて なんのおのれが桜かな」という風習がなくなる機会かもしれない。

 

 

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2021年4月 9日 (金)

子孫繁栄

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ユズリハの新芽が今年はいつもより早く出てきた。

今年はあったかい日が続き植物全体に発芽が早くなっているようだ。

ユズリハは新芽が生えそろってから前年の葉が落葉することから、子孫繁栄の縁起に結び付けてめでたい木と言われてきた。

先日、娘からひょっとすると今年あたり孫ができそうな気配があると言ってきた。

そうなると、自分にとってひ孫になるのだが、、、、、、、どう呼ばれることになるのだろうか。

たしかに、遺伝子はつながっていくのだろうが、逆に言えば薄くなっていくことにもなる。

生まれてみなけりゃわからないだろうが、今のところ実感がわかないでいる。

果たして、今年中に現実となるかどうかは孫の嫁さんの身体にかかっているようなので、糠喜びになることもあるかもしれないと言って電話は切れた。

 

今日、朝になって「これからミカンの下草を刈りに行きたいので自動車で連れて行ってもらいたい」という電話が入った。

特に用事もなかったので、応諾したところ「ついでに草刈りも手伝って、、、」ときた。

仕方ないので繋ぎの作業服を着て出かけてみたが、駐車場からさらに細い道を上った先で、山の尾根筋に開けたみかん畑で午前中の草刈りを応援した。

昨年は、ちょうどこの時期お茶の木伐採をしていた、その場所からほど近い場所でミカンの持ち主が放棄したのをもったいないと譲り受けての仕事である。

南に面して開けた土地にみかんの若木二十本余があり、吹き上げてくる風は爽やかで、ウグイスも例年と変わらずそばまで来て鳴いている。

ミカンの木の周り直径二メートルほどの草を根こそぎに引き抜き肥料をまくのがこちらのやり方だということで作業を始めたが、約一時間半ほどでばててしまった。

八〇代のじいさんでは仕方のないことかもしれないが、最初に飛ばしすぎたのがいけなかったようだ。

後半は、ノコギリとはさみに変えてこの時期には推奨できない剪定で昼前の時間をすごした。

午後は、がっちりと一時間半の昼寝をしてしまった。

 

 

 

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2021年4月 8日 (木)

御衣黄

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御衣黄という桜の色は桜のイメージからかけ離れている。

淡い青緑色の花弁は木漏れ日を受けて、自らが発行しているのではないかと錯覚させる。

この名のいわれは、そのむかし西安貴族に好まれた衣装の色に似ているからと言われるが、なんとなく高貴な感じは誰しもが感じる色かもしれない。

 

今日四月八日は灌仏会と言ってお釈迦様の誕生日だといわれ、四~五歳だったころと思うがお寺に行って、小さなお釈迦様の立像に甘茶をかけた記憶がある。

薄暗い本堂は怖い感じしかせず、早く帰りたいの一心で甘茶を注ぎ、帰り際に菓子をもらうのだが戦争中で甘いのののない時代だったので境内を出るや否や自分のもらい分を人に見つからないように食べた時のうれしい記憶はいまだに覚えている。

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2021年4月 7日 (水)

水ぬるむ

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今日もあったかい一日であった。

新学期がいつからなのかわからないが、もう間もなくであることはわかる。

そんな一日を惜しむかのようにぬるんできた小川に足を入れて歩く少女たち、、、、

春の小川は さらさら流れて 岸にはからし菜の花が咲き乱れている。

毎年何度かの大水で岸辺が水没し、かき乱されているのをどう潜り抜けて花を咲かせているのだろうか。

生命力の強さには驚かされる。

 

今日テレビでこんな含蓄のある言葉がながれていた。

「自然は(人間に)征服されたように見せて いつか逆襲してくる」

アマゾン流域やインドネシアの焼き畑農業、ボルネオのパームヤシ栽培のため森林伐採、ロシアのタイガー伐採をはじめ地球規模の自然破壊と石油に依存した地球温暖化など大規模な自然破壊から、今回はコロナウイルスを呼び込んだ。

しかし、このままではいずれ人類はもとより生物の絶滅ないしは激減が起きる可能性が大きいそうだ。

のちの地球歴史にはごく短い期間ながら”人間世”と記されることになりそうだ。

仏教では弥勒菩薩が五十六億七千万年後に降臨して救済してくれるそうだが、釈迦入滅後まだ3千年もたっていない現在、気の遠くなるほど先のことであり、その時には地球さえもなくなっているそうだから、再来されても「おおい 自分はどこを救済するんだ~い」といった状態になりかねない。

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2021年4月 5日 (月)

哀れ

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盛りの過ぎた花は哀れである。

昨夜来の雨に打たれてチューリップはあらかた花びらを散らせた中最後に残った一輪は下唇をべローンと出したかのようにして露をとどめていた。

盛りの時は、夜になると花を閉じて眠りにつくのだが、人間同様年寄りはその花閉じる気力もなくなってしまうようだ。

そうすれば、花びらを雨に打たせて散ればよかったのに、それもできなかったのは老醜というべきか、いや、まだこの世になすことがあるという執念か、、、、、、

 

今日午後になって連れの退院が急に決まった。

このコロナ禍の中で三日に一回の洗濯物の交換さえあまりいい顔をされなくて不便をかこっていた。

パジャマだけでも毎日の交換なので、今回の入院で三枚買い足してのやりくりだったので合計六枚のの大金持ちならぬ大パジャマ持ちになり、「ここ当分、もしかしたら死ぬまで買わなくてもいいよね」って笑っていた。

しばらく前に関係者がコロナに感染したとかで、かなり神経質になっていたことが原因で四月からさらに厳しく対応するという看板をあちこちに見かけた。

幸いにして、静岡済生会や徳洲会病院のようなクラスター騒ぎにはならなかったが、第四派が懸念されている折から仕様がないと言ったらそうなんだけど、、、

病気のほうも完治したわけでもないらしく、リハビリや検査で一日おきの通院になるのでしばらくは主夫業に精出すしかないようだ。

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2021年4月 2日 (金)

一難去って

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最近、麻機沼近辺も遊水地化し昔の原野的なも場所が少なくなってきた。

人間にとってはありがたいことだが、野生の動物には住みづらい世の中といったところか。

特に一定の縄張りが必要な動物にとってはその場所争いが熾烈になってきているらしい。

人目も気にしていられないようで、二羽のキジが争いを始めた。

それこそ巌流島の戦いもかくあらんやといった状態で、空中に飛びあがって逆さ落としで攻撃を仕掛ければ、受けに回った方は身をひるがえして次の反撃を準備している。

しかし、この地を勝ち取ったとしても、蓮華畑に人の手が入るのはそう遠くない時期である。

たぶん一難去ってまた一難

 

大阪市を中心にコロナが再拡大しているようで、まん延防止法を大阪府地位が要請した。

やっとこの間、緊急事態宣言を解除してくれといった舌の根も乾かないうちにだ、、、。

去年だったか、うがい薬”イソジン”がコロナに効くといったころから府知事の発言はなんかおかしいといった感じが拭えない。

それまでは、物事を理知的に判断する人といったイメージだっただけにざんねんである、しかし、このコロナでは各県知事でこの人は、、、って知事はまずいなくて何らかのつまずきをしている。

もちろん結果を見ての批判であるから酷といえばそうなるが、千葉県の森田知事は分かっていたが神奈川県の黒岩知事もがっかりした人の一人である。

「役職が人を作る」という言葉は以前に聞いたことがあるが、今回のコロナ騒動では「役職が化けの皮をはがす」といったところか。

 

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2021年4月 1日 (木)

雲を見て

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世の中桜が満開を迎えて浮き立っているそうだが、ほとんど自宅と裏の畠と山の畑以外出かけることがなくなった。

コロナの感染対策からはよいことなんだろうが、、、、、、

そんな中、近所の川の縁に咲く桜の上に富士山の形をした雲が表れていたので写してみた。

最近は、ものを見ても想像したり感動したりする感覚が薄れてきているようで、子供のころのように雲を見て何かを当てはめるということが少なくなった。

まさか空の雲が変わってきたというのではないだろうが、、、、、、、

 

普段なら喧嘩ばかりしている連れで「居なきゃ、どっかへのびのびと行けるのにな」と思って居たが、いつ病院から連絡が来るかもしれないということもあるが、居ないとなるとどこへも出かける気にならないのはこれも長年にわたって身についた習慣か。

 

今日はむかし言葉でいう”四月馬鹿”の日である。

しかし、頓智がないため気の利いた嘘となると、生来が融通の利かない堅物なのか人を傷つけない嘘となるなかなか思いつかないので利用したことはない。

それよりも、学校以外は今日が「ピカピカの一年生」をあちこちに見かける日なのである。

去年は、コロナの正体がわからなくて、「入社式」などがリモートになったり自宅待機みたいなのがあったが、今年は分散型を含めて行われているらしい。

 

 

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