君子危うきに近寄らず
暗い空から間断なく降り続く雨は気分まで鬱陶しくさせてしまう。
例年より早く入った梅雨の真っただ中、同放無線は静岡南部に大雨注意報まで出たことを告げている。
昨日からだったか、警報の出し方が変わって注意報の次は避難指示になるという。
そのわけは、地球温暖化によるとみられる、気性の激しさが影響しているそうで、線状降水帯など雨の降る量や台風などの風邪の激しさがここ10年でも激しくなってきていることにあるという。
今日は”小満” 気候が暖かくなり植物の成長が盛んとなるころで、例年なら走り梅雨の時期になるころだという。
人間絶頂期に足元をすくわれるというのはよくあることで、今回の大相撲看板力士、朝の山が接待の有るクラブに行っていたことがバレて球場に追い込まれてしまった。
場所後処分の審議が行われることになるが、軽くても三場所球場の上幕下あたりからの再出発だと言われている。
ただ、大関という最高の地位で力士の模範とならなければならないうえ、当初は疑惑の否定をするなどさらに傷口を広げているので、場合によっては廃業さえささやかれているそうだ。
やっと一年も満たない前にコロナ禍で自粛要請中に飲み屋に行った力士が休業の上、幕下まで転落したという事例を見ながら、どうして同じような行動をしたのだろうか。
二十六歳という若さがそうさせたとしても、自分だけはという思いがあったのか、周りのおだてに酔って天狗になってしまったのか。
この一瞬で人生がすべて暗転してしまうとは考えられなかったのだろうか。もちろん考えるだけの自覚があればこんなことにはならなかっただろうに、、、。
静岡県で、最近続けてカラオケを伴う飲み屋でコロナ患者が発生し、いずれも20数人のクラスターが発生している。
自分は歌が好きだし、むかしの歌を聞くとあのときこの歌が流行っていたときどうしていたかなど、歌に結び付けて思い出すことがあるが、カラオケは好きではない。
とくに、飲み屋でのカラオケは下手な歌が終わるたびに手を叩かなくてはならないし、高音量の歌に邪魔されて相席の友達たちとの話しは聞こえなくなってしまうからである。
そして、最近のコロナの流行の陰にはカラオケがかなり感染を広げているのだが、、、なかなかやめられない人がいるようで、感染してから体のつらさとともに生活の不自由さを後悔しているようだが、自分が罹るまで他人事思っている向きが多いようだ。
自分だっていつ罹患するかもしれないが、なるたけ「君子危うきに近寄らず」で行きたいものである。
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