こんなご時世ならでは
やっとこの間、八日の日に久しぶりに孫が訪ねてきて「ばあばの誕生日おめでとう」と言って帰ったが、その時庭の桜桃を見て「子供のころこれを食べるのが好きだったね」といった。
その時は、まだ青い実が多かったので、「もう少し遅ければよかったのにな」と言っていたが、今日見たらかなりの割合で赤く熟れていた。
やっと四~五日の事なのにこんなに旬というのは簡単にきて過ぎ去っていくものなのだと改めて思い知らされた。
その桜桃が昨夜からの梅雨の走りとかで降った雨の雫をつけ、顔を出した貸与の光を受けて輝きだしたが、その様子を見て、「新型コロナウイルスの写真に似ているな」と思ってしまうのもこんなご時世ならではことであろう。
地方紙によると東京~名古屋間のリニア新幹線のトンネル工事で山梨県側からの工事があと2kmで静岡県境に到達するとのことであった。
静岡県の大井川上流部の下を通すことに静岡県側が水量低下を心配し交渉が進まない中で無言の圧力をかけているようにも見える。
静岡県では明治の時代に熱海から函南町にいたる東海道本線の工事で異常な出水があり、直上の丹奈盆地の水が一気に抜けて農業が立ち行かなくなった経験があるため、大井川の水を利用している下流市町が反対しそれを受けて県知事も強硬な姿勢を崩さないでいる。
そのことを含めて県の姿勢に不服がある自民党は、地元出身の国交省の副大臣を対抗馬に立てることにし、自民党本部も承認した。
自分としては、大井川の水に直接関係はないものの、政府同様はっきりとした説目をしないJR東海の姿勢やリニアありきの自民党政府の姿勢にはコロナ対策同様信用しかねるものがあり、現職知事の支援にまわることにしている。
「国策」という錦の御旗の下、原発を進めたのと同様大電力を使うリニアによってどれだけの効果が出るのか。
むかしの交通標語にあったのだが「狭い日本 そんなに急いで どこへ行く」とね。
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