見返り美人
”立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花” 美人はどんな格好をしても見ごたえがあるものだが、肌をあらわにしシルエットをもろに見せる洋風の服に比べて、すべてを包む着物姿はどんな人でも美しく見せる。といえば叱られるのだろうか。
二十三日に行った藤枝のお茶まつりに接待役をしていた若い娘さん(実際のところ顔を見ていない)ので分からないのだが、一種”見返り美人”敵に見えて素敵だった。
着物は日本独独のものと思うが、高松塚古墳の上流階級と思われる美人の壁画は中国風にしか見えないし、百人一首に出てくる女性の十二単は着物の先祖とは思えない。
ではどういういきさつで今の着物の原型が出来上がったのだろうか。
今風の着物は、出雲阿国あたりの絵がようやくだとしたら、今でもアイドルが流行の先端を行くようだから、あの頃の女性も流行に飛びついたということか。
そんな風に見ていくといつの世もそう変わらないもののように見えてくる。
オリンピックもあと二ヶ月となってきた。
あしたは、近所のおばあさんをワクチン注射医院に連れていくことになった。
静岡では、八十五歳以上の接種がようやく昨日から始まったが、それ以下の年寄りはまだ何の通知も来ていないので自分らの番はいつか分からない。
きけば、静岡県全国的にも遅れており、接種率は四十七都道府県中四十二番目とか、、、
そんなこともあってか、アメリカ国務省は日本への渡航を禁止したそうだ。
同盟国だと言ってアメリカには普段から特別の肩入れをしているが、こんな時にはあっさりと決められてしまっている。
「知に働けば角が立ち 情に掉させば流される とかくこの世は住みにくい」という言葉があるが、世界は知でなりたっている。
中国で、新型コロナが流行し始めた時、日本政府は情の部分で入国を止めず、それ以降流行が日本に入ってきてからもPCRの検査を絞ってきた付けが現在である。
はっきり言ってこれは人災そのものと言って過言ではなかったろうか、常に根拠のない希望医的観測の下、流行をの繰り返しを止められず、結局は経済のダメージを拡大してしまった。
評価は後世の審判に委ねるまでもなくガースーの失敗に帰すものであろう。
さて、オリンピックはどうなるやら、、、、、、、、、、、
| 固定リンク
コメント