ダニバナ
タニウツギの赤い花が咲く季節になった。
この花が咲きだすと飛騨では根曲竹の新芽が地上に顔を出す季節になる。
子供のころは、一メートルほどに伸びた若竹でチャンバラをしていたが、いつのころからかこのタケノコが非常に人気が出て人々が山に分け入って採取するようになってから山林所有者と遠くは富山県を含めたタケノコ採りとのもめ事が起き、険悪な状態になってしまったこともあった。
余談ではあるが、根曲竹とは言うが竹で花なく笹なのである。
さて、話しを元に戻すとタニウツギは谷空木と書き、谷に自生する低木で、芯がコルク状の白い充填物で充満している木ということで、太くても直径5センチほどにしかならない木で、一般に使い物にならない雑木とされている、
ただ、身近にみられるだけに各地でいろんな呼び方がされ、子供のころは”ダニバナ”と呼んでいてダニがいっぱいいるような感覚だったが、タニウツギがあやまって伝えられていたのではなかったろうか、
そして、静岡で聞いたのは”田植え花”というのはこの花が咲くころに田植えをしたのかも、、、
そのほか、ベニウツギとか火事花などがあり、死人花などと言って忌嫌うところもあるそうだ。
きょうは、沖縄などの南西諸島付近が梅雨入りをしたそうだが、かなり例年より早いそうで、季節までが先走りをしているようだ。
交通標語に「狭い日本 そんなに急いでどこへ行く」というのがあったが、季節の速さに合わせて老化も早まっていくような気がして、、、、、、、
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