純白に寄せて
藤枝の蓮華寺公園に咲くヒツジグサ、園芸種ばかりなので赤色や黄色いものなどいろいろな花が咲いている中で、純白の花がひときわ目を引く。
白いものに対して、日本人は清潔とか清楚などという言葉がすぐ浮かんできて、以前は医療関係、特に看護婦さんの白い服にはそんな感じを抱かせたものである。
しかし、最近では白い制服のほうがむしろ少数派になってピンクや青い色、臙脂など病院によって色合いも変わり、ガウン一辺倒だった制服もズボン(ちょっと古い言い方かな?)姿でパソコン付きのキャスターを押して歩く姿は、職業婦人といった趣のほうが強くなってきているのは、ヒツジグサをまねたのかも、、、、、、
田村正和さんが亡くなっておよそ一ヶ月立って発表されたそうだ。
葬儀も質素にやってくれとのことで、世間に知られることもなく旅立ったそうだ。
田村正和とは、テレビ画面ではよく見かけたが、私生活はほとんど公開していなくて謎の多い暮らしをしていたことで有名であった。
そして、人目につく撮影所などでは、俳優田村正和を演じ続けてきたそうだから家ではどうだったのだろうか。
よく人目につく場所と家ではガラッと態度の違う漫才師や俳優などがいることを聞く、人間いつまでも仮面を冠っているわけにはいかないので、外面のストレスを家庭で発散しているのかもしれないが、家族はたまったものではないだろう。
ともあれ、人が死ぬということはこういった虚飾を張ることもないのだから、もしそんな世界があるのならほっと溜息をついているのかもしれない。
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