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2021年6月30日 (水)

五月雨は

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五月雨は みどりいろ

 

村下孝蔵さんが歌った”初恋”という歌の歌いだしである。

どんなことから五月雨をみどりいろと結びつけたかはわからないが、この時期は一番草木の繁茂するときであることは間違いない。

その五月雨も明後日には旧暦の上からも終わることになる。

うえの写真を写してから六年たっているのでさらにもっと緑に変わっていることと思う。

こんな爺さんでも若かりし頃があって、下に移っている道路の左側に聳南寮という独身寮があり、中央上の禿げて山肌が露出している部分とその下の建物のあるところの坑口から歩いて事務所に行った場所がある。

昭和三十二年四月 配属になった栃洞坑の従業員として聳南寮を起点にして生活することになった。

まだ十七歳で見ず知らずの土地に来た不安は、前に住んで友達や馴染みもできた土地を懐かしく思い出し二度めのホームシックに入った。

しかし、この栃洞というところは美人の多いところでたちまちあたりに目が映ってしまったのは若さのせいであろう。

しかし、まだ「男女七歳にして席を同じゅぅせず」の風習が残り、バンカラが売り物の男子校だったので年頃の女性の顔さえまともに見ることができず、気づかれない遠い場所からちらっと見るのがせいぜいであった。

その後青年部の集会などでようやく何人かの女性と口を利くまでになったのは二十歳を過ぎてからであり、最近ののナンパなどと言って平気に見知らぬ女性に声をかけられる人から見るとずいぶん奥手であり、自分の方から「好きだよって」いう言葉は言った覚えがないような気がする。

 

最近気になることは、別な人と結婚していたらその後の人生はどうなっていたか。

突然、ふっと消え去った(自分を振った人)は今どんな生活をしているだろうか、、、

など、等々あるが今はだれ一人住んでいない若かりし頃過ごした場所の写真は答えてくれない。

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2021年6月28日 (月)

金山世帯

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ピーヒョロロ~ ピーヒョロロ と大きな声が聞こえたのでいつになくよく啼くなあと思って空を見上げると、國一バイパスの街灯の上にトンビが二羽じっと動かずに啼いているのが見えた。

よく見ると巣立ちしたばかりの若鳥らしいのだが、飛び出したもののこの先どうしてよいのかわからないといった風情で立ち尽くしているように見えた。

大人のトンビでもカラスに追い回されているのを見ることがあるので、あまり大きな声を出すとカラスに知られてしまうのではないかと思ったが、上空で一羽輪をかいているのるのが見受けられたのでひとまずは安心といった気持ちでその場を離れた。

30分ほど後には何事もなかったように街灯だけが立っていたので、、、、、、

 

「金山世帯」という熟語がある。

鉱山特に採掘現場など坑内勤めの人は、危険な仕事と隣り合わせもあって、ほかの人たちよりかなり良い給料を手にしていた。

そのためもあって、先のことをかまわずかなり派手な生活をしている人々を言い、昭和30年代にいち早く三種の神器と言われたテレビ、電気洗濯機 など争って買い入れ、そのあと、自動車が飛ぶように売れたものだった。

これは、なにも自分たちの鉱山ばかりでなく、軍艦島や松尾鉱山の廃墟と化した社宅群を映すときに必ずと言っていいほど言われる言葉でわかる。

自分の場合でも入社三年目、二十歳の時の給料で世間の一般的な人に相当する給料を取っていたので、両親と二人の弟妹が食べていけたものだった。

ただ自分の場合は、病気がちの父親とまだ学校に行っていた弟妹がいて、金山世帯を謳歌するわけにはいかなかった。

自分がこの会社に入ったころは、まだ戦争に負けて10年ほどのころであり、海外からの抑留者が帰ってきていたものの公職追放されたひとや戦争で心に深い傷を負った人たちも結構いて、社宅住まいの人はそうでもなかったのだが、独身寮住まいの人にはかなり破天荒な生活をしている人もいた。

そして、給料の支払い日になると今と違って手渡しで給料袋を個人ごとに事務所でもらうため、会社の門を出たところに掛け取りの人が何人もいて、逃さないように見張っているのが恒例だった。

 

あれから六十年余、国内に鉱山は数えるほどしかなくなり金山世帯もなくなったが、給料袋も同じようになくなって味気のない世の中と思うが、キャッシュレスの今の世で生活する人は「なに言ってんだよ」ってとこだろうな。

 

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2021年6月27日 (日)

ソーシャルデイスタンス

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我が家の裏の川。普段は深さ3~5センチ程度の深さしかないが、舗装された地面と三面張りの水路では、いったん大雨が降ると急速に水位が上がる。

下流に遊水地ができたおかげもあって、今年はブロック3段程度までしか上がっていないのだが、、、

その川に二組の魔物親子が遭遇した。最初のカモ群は10羽ほどの雛を引き連れてゆっくり上流に向かって歩いており、後発のカモ群は数が少ないせいか歩くスピードが速かった。

しかし、先発のカモの親子に気が付いた後ろのカモの親は立ち止まって、警戒の声を上げて雛を制した。

人間で言えばソーシャルでスタンス。

実際は親同士で衝突すると、買った方が雛を全部吸収してしまうので、それを恐れたのだろうが、何かにつけてコロナウイルスを想像してしまう現在、覚えたての横文字を使ってみたくなる。

 

アメリカはフロリダのマンション崩壊をテレビで見た。

まるでビル解体業者が火薬を使って崩壊させたかのようなつぶれ方をしていた。

原因はまだわからないそうだが、あんなにきれいにつぶれてしまうと中に住んでいた人たちはたまったもんではないことがわかる。

建築関係には疎い自分だが、建築してから42年くらいで老朽というにはちと早いのではないだろうか。

日本ではこういうマンションを購入するには何千万円科のお金が必要になるし、現金で買ない人は住宅金融公庫などから30年月賦で買うことになるのだが、借金を払い終わったとたん老朽住宅と言われたんじゃ借金のため働いている勘定になる。

鉄筋コンクリートのマンションでなくても、我が家の周りで40年ほどで家を建て替える人がかなりいるが、最近の建物は寿命が短くできているようだ。

昨日のテレビで、旧家を改造して販売しているドイツ人のカールさんが、「日本人はせっかくの宝石のような古民家を捨てて、40年で駄目になる砂利を買っている」と、いっていたが、明治のころ浮世絵をはじめ国宝級のものを外国に売り払ったの同じことをいまだ繰り返しているようだ。

 

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2021年6月26日 (土)

ブラシのように

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ネムノキの花が咲きだした。

遠目には、梢をピンクに染めてきれいな花だが、近くによってみると刷毛のような花びらが茫々と突っ立ていてなんともまとまりのない花びら(?)というのだろうか。

名前の由来は、オジギソウと違って触っても葉が閉じるということはないが、夕方になるとゆっくり閉じることから名づけられたそうだ。

漢字で書くと合歓木と書き、どう読んでも”ネム”とは読めそうもないので、調べてみると中国由来の名前だそうで、あちらでは夫婦円満という意味になるそうだ。

なぜそうなったかまで書いてなかったが、、、、、、

 

ワクチン二回目を接種して、熱が出たり疲れやすくなったりなどの障害が出るのかと思ったら、何にもなしに終わっている、というより一回目より症状が軽いのである。

ひょっとして、ただの食塩水など打たれたのではないかと気になることおびただしい。

ただ、左の後ろわき腹というか腰の付近がすこし痛むのは、注射以前からの症状であり関係ないと思うのだが、、、、

そんなこんなで今日も畑に向かい草むしりと、買ってきたきゅうりの苗を植えたのだが、明日の雨を期待してのこと、今のキュウリが盛りを過ぎたころを予定しているのだがうまく生きだろうか。

 

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2021年6月25日 (金)

明け方の蓮

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まだ宵の名残りが残っている麻畠の夜明け。

かたいつぼみを徐々に開かせて今日も蓮の花はあでやかにほほ笑む支度をしている。

前の夕方閉じた花びらは散るまでに何回か花を閉じたり開かせたりしているが、巷間伝えられているようにポンッて音を立てて開くような咲き方をせず、しずしずと能の舞いのように時間をかけて開くのを知った。

 

今日も裏の畑に出て草むしり。

やっと2時間に満たない朝の農作業でも汗びっしょりかいて家に帰れば、昨夜の残り湯に入って身体の熱を取らないと気持ちが悪い。

”綸言汗のごとし”  一番上に立つものの言は一度口にすると変えられないという意味であり、天皇にはまだその風習が残っているようで、軽々しく言葉を発するのを憚れているようだ。

今度のオリンピックで、コロナの感染が拡大したら名誉総裁として申し訳ないという気持ちがあるようで、たぶん周囲に漏らされたことを、宮内庁長官が察して公表した。

しかし、政府は西村長官個人の発言だとして例によって無視することにしたそうだ。

 

そんななか、首相をはじめIT担当大臣などの大臣連中は、口先だけの謝罪と訂正で前言を取り消してしまうのは”天皇に使える大臣”という名前にふさわしくないのではないだろうか。

前々から思っているのは、民主主義国家で大臣という言葉はおかしいのだが、大臣病に取りつかれた連中には、、、、、、、なんだろうな。

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2021年6月24日 (木)

モテた??

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泰山木の花がよい香りを放って咲いていた。

立派な名前を持つこの木は古来日本のものかと思っていたら、明治になって入ってきた木だという。

花や葉の形は朴の木に似ており、きっとその仲間だと思うが、朴木よりは少し葉が小さい。

これらの花びらは傷つきやすく、小さな傷がすぐに茶色くなってなかなかつぼみの時のように真っ白な花弁は探しにくい。

 

今日は、二回目のコロナワクチンを接種した。

普段マスクをしたことがない自分がマスクを着けていないことを知ったのはバスが動き始めてしばらくたってからだった。

口元に持っていたハンカチを当ててマスク代わりにしていたが、接種会場近くにコンビニがあるかどうかわからなかったので、会場から500m以上離れた場所で下車し、マスクを購入した。

おかげで、接種会場には予定時間ギリギリに到着という事態となり少々慌ててしまった。

今日の接種者は、自分同様の75歳から84歳のグループで、看護師が待合室に検温器をもって体温測定をしてまわった。

自分の場合は、500m余を急いで歩いたため、汗をかき冷房の効いた待合室で検温したところ、気化熱もあってか36度と低めの体温だったが、周りのご老人は軒並み35度台前半が多かった。

歳を取ると、基礎体温も低下するんだね。

 

待合室でいつも通りに座っていると、両側のおばあさんが話しかけてきて三人でかなり盛り上がってしまった。

そして、ものの5~6分で接種が終わり、控室で15分の観察時間中にそばにいた看護師がしゃがみこんで話しかけてきた。

そういえば、会場の外でも整理のお姉さんが何かと話を振ってきたんだよな。

なんだか、自分としてはひどくモテているような気がして意気揚々と帰ってきてその話をしたら、連れ曰く「見ていて、周りが心配になったんではないの??」っていう。

 

その時から、、、、どうだったんだろうと

 

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2021年6月23日 (水)

高見の見物

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返り咲きというべきか狂い咲きというべきか、ニオイバンマツリの花が済んで二ヶ月近くたった木に花が二つ三つ咲いている。

その花にナミアゲハ蝶がしきりにまといついていた。

この時期になるとあちこちで花も咲きそろい、何もこんな花にご執心することもないと思うのだが、、、、昔の味が忘れられなくて戯れているのだろうか。

 

いよいよ静岡にオリンピックの聖火がやってきてあちこちの市町村でそのリレーが行われているとテレビ各局が報じていた。

中には、十五秒ほどで次の走者に渡すところもあったそうだが、こんな茶番劇のようなリレーでも見たくてたまらない人がいるようだ。

回債まであと一か月だそうだが、こんなに人気のないオリンピックはいままであったのだろうか。

万全ではないが、自分は明日二回目のワクチン接種のとなっており、その後一週間ほどで免疫がつくことになっている。

つかない人も稀にはいるそうだが、そちらの方に行く可能性は考えないことにしている。

とにかく、海外から来た参加者に対して防疫がいい加減らしく、その場しのぎの対策が土曜日に入国したウガンダの選手で分かってしまったが、オリンピック後の感染拡大は免れないことと思う。

自分勝手なことかもしれないが、オリンピックには関心がないし人ごみに行くこともないのだから、高見の見物ってやつでなんとかやり過ごしていくつもりである。

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2021年6月21日 (月)

敵失

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一昨年行った静岡県立美術館のロダン館の彫刻の一つ。

”アンドリューダントン”と書いてあったように思う。

どんな人なのか知る由もないが苦悩に満ちた像であった。

 

昨日静岡県では県知事選挙の投開票があり、現職知事が大差をつけて自民党の国会議員を辞めて立候補した新人を破った。

地元新聞では大々的に書かれていたが、最近の自民党連続負けにもかかわらず、世間の関心は低かったようで地方放送局のニュースでもあまり取り上げられることなく終わった。

自民党は(大物?)国会議員などの応援弁士を送り込み、県連会長の塩谷代議士も先頭に立って応援していたが、現職優勢は一週間前の新聞調査でも伝えられており逆転はならなかった。

この選挙を見ていて思ったのは、先日も書いたが最大の焦点であったリニア新幹線を大井川直下を通す工事に対して、いい加減な応答しかしてこないJRと国土交通省に対して”物言う知事”というのが評価され、おまけに対立候補が国土交通省の副大臣だったことが大きかったようだ。

そのほかにも、立候補受諾の第一声に「私には小さな子供がいまして、、、(落選したら)生活の困る」みたいな言葉とともに涙を流したことが大きかったとみる。

「なるほど、解散のない参議院議員は六年間安泰に高級をもらって過ごせるからな」というのが自分の周りに多かった。

つまり、政治家は自分の信念を訴え選挙民を代表して国会で活動する者であり、その信念が受け入れなない状態になったら長くても次の選挙で辞めるしかない不安定な職業であるはずなのだが、その覚悟がなかった人というしかない。

そのため、「普段選挙なんか」と言っていた近所の人は、あの人が当選しては困ると久しぶりに選挙に行ってきたと言っていた。

どうも、そんなことが影響していたようで、天候不順の折から前回選より投票率が6%余も伸びた原因があったようだ。

いわば、今回で四選目になる知事は敵失で当選したのかもしれない。

 

もちろん自分もその敵失に乗っかった一人であるが、、、、、

 

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2021年6月20日 (日)

海の気を

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生まれて潮に湯あみして 

波を子守の歌として

千里寄せ来る海の気を 

吸いて童となりにけり

 

童謡”われは海の子”の二番の歌詞である。

今日は梅雨の中休み、あまりの暑さにたまりかねて出かけた用宗海岸の公園。

行ってみると日曜ということもあって子供連れで駐車場はほぼ満車の盛況。

年寄りで病気持ちの連れを連れての散歩はあまり長歩きができないのですぐ近くの石造りのベンチに座り込んだ。

石のベンチは程よく温まり尻に心地よい、しかし何といっても海からの穏やかな風が一番のごちそうである。

海は白波の立つ気配はないが時折護岸のブロックに打ち付ける高波は、単調な海岸に響く子守歌のようで眠気がさしてくる。

 

高校生だったころ、鉱山の社宅の前が広場になっていて、子供たちの遊び場になっていた。

社宅の庭越しに外を眺めていたら、当時五年生くらいの女の子が、集まっていた子供たちに力説していた。

「私は本当の海を見てきた!、岩瀬(富山県)の海は本当の海ではないんよ}と、、、、

どうやら、飛騨の山奥の子が楽しみ連れて行ってもらえる日本海しか知らない子供達に向かって、愛知県あたりの太平洋を見てきたことが自慢だったようで、本当の海の大きさを説明していた。

 

ベンチに座ってぼ~っと座って本物の海を見ていたらそんな光景が思い出された。

あの子も今では七十代になっているはず、本人はそんなこと忘れているに違いないだろうが、、、、

海の気はそんなことまで思いださせる力を持っている

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2021年6月19日 (土)

無 無 無

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朝からしとしとと降り続く雨にアガパンサスの花びらにたまった水滴は、その時になるとポツンポツンと花びらから離れて落ちる。

することもなくそんな水滴を眺めていた。

連れから落ち着きがないと言われながら外に出入りして暮らしている身にとって、家の中にじっとしているのはなんだか人生を無駄にしているように思えて仕様がないのだが、、、、、

前に聞いた話だが、「人生とは命の使い方を試されている」というのが一番気に入っている。

 

”人生論” 20代のころときどき友達と語り合ったことがあったが、その時はこれからどう生きるかなど空虚な論議をしたが結論はなかった。

そして今、あとわずかになった人生をどう終末に向けていくか、こんな日に考えてみるのがよいのだろうが、横になって庭の草を見ていると瞼が重くなってついうとうととしてしまう。

「般若心経」ではないが、どうあがいても眠気の前にはすべてが 無 無 無 無 無

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2021年6月17日 (木)

無理が通れば

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考えてみたら旧暦ではまだ五月の上旬である。

五月は古来の日本語読みではサツキというが、この花の名はそのまんまサツキである。

そのほかにも五月雨、五月晴れ、五月蠅いなど五月という字がほかの月に比べて多いのは、季節の変わり目として大きいのかもしれない。

ここ何日間か、梅雨前線が関東甲信越にかかっていないのに気象庁は梅雨入り宣言を出したのは、少々焦ってのことかと思っていたら、天の神様その声にこたえなければとでも思ったのか指定された地域でゲリラ的豪雨を降らせ、場所によっては雹まで降らせて見せた。

 

二十日をもって緊急事態宣言は沖縄県を除いて解除し、イベントは一万人まで入場できるようになったそうだ。

ワクチン接種も遅ればせながら年寄りを中心に進み始めたが、今までの株に比べてインド株 南アフリカ株などは強烈なようだし、専門家の中には次の大きな波を心配する声もある。

そんなか、政府は聞く耳を持たないかのようにオリンピックの開催を後戻りできないような形で進めているが、イベント一万人も、無観客の予防線を外すためであると言われている。

まさに”無理が通れば 道理が引っ込む”をそのまま具現していく構えのようだが、それもこれも次の総選挙のためだと思えば、政治家というものは自分のことしか考えていない動物であろう。

 

 

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2021年6月15日 (火)

アナログ受難

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最近では道路工事などで降雨通規制する場合、電光掲示板版や自動計時で交互に青信号を出している場合もあるが、どうしようもない場合は交通整理員をおいて旗など振って交互に通行を許可している。

いまのところ、デジタルはまだアナログの域には到達していないようだ。

自分の住んでいる近所では、湧水対策行事で、ここ一年近く三人以上の終日交通整理をしている。

晴れた日はもちろん雨の日も風の日も、寒い北風の吹く日も終日交代で立っている。

道路は市道ではあるが交通量はさして多くない場所であるが、道幅を狭くしていることもあって誘導が必要な車が時折通ることもあるだろうが、何も通らない夜中の時のほうがつらいのではないだろうかとみている。

 

昨日、静岡市は七十五歳以上のコロナワクチンの接種登録の受付を12日ぶりに再開した。

テレビでは、電話が通じないと見た年寄りが市役所で手助けをする受付に長蛇の列を映していたが、長い人で四時間も待たされたと言っていた。

なんだか、パソコンなどができない年寄りにとって受難の日でもあり、デジタルはアナログを圧倒しているようだ。

先日自分の下に「申し込みをしてくれ」と言ってきていた人も朝から電話してみたが一向につながる気配がないと言って再度自分のところに来た。

やはり混んでいるようで、自分も30分ほどの間に三度アクセスした結果ようやく申し込みが受け付けられたが、16日からは65歳以上も受け付けるそうだから、混雑は輪をかけることになりそうだ。

 

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2021年6月13日 (日)

急な雨で

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午後になってひさしぶりの雨が急に降り出した。

あまり急だったためか、太陽が雲の陰に隠れる時間がなかったようで天気雨になり、しばらくしてようやく幕引きをすることになった。

六月の花”タチアオイ”はうれし気に微笑んでいる・

 

静岡県知事選挙もあと1週間となり後半戦に運動が進むことになり、地元新聞は現職優勢を報じていた。

自分としても、国交省副大臣を辞職して立候補している人より現職を応援しているので喜ばしいことと思っているのは、新人首長は当選したとたん公約を無視する人がいる中で、国交省管轄下のJR東海が進めているリニア新幹線の工事に大きく影響しそうだからである。

静岡県人、特に静岡市民は気が優しくてビビリの人が多い。

自分も静岡に来た当時、時の社長に言われたのは「〇〇さんは何気なく話しているのだろうけど、うちの社員は関西系の言葉を怖がっているので気を付けてくれ」というものだった。

当時、自分も四十代に入ったばかり、血気盛んな年ごろであり全然知らない土地で期待通りの仕事をしたいという面もあったかもしれないが、ほかの会社の上司が女性事務員に仕事の内容を説明する優しい話し方を見て「とても自分には出来ない」と感じたことがあったが、そんな説明では土木関係の現場作業はできないものと決めつけていた。

典型的な静岡人気質の市長に対して、知事が注文つける場面は何度かあった。

そのことに対して、静岡市民の中で”いじめ”だととる人がかなりいるようで、前回は唯一 現職知事が敗れた選挙区であったが、今回もほかの市町より接戦になる可能性を新聞は示唆していた。

選挙戦前には、国交省副大臣を支持する演説さえしていた静岡市長は、県内のコロナワクチン接種の遅れを非難していたが、自分のミスでここ十日間ほど高齢者の受付がストップさせたことで、今何しているのか音沙汰がない。

 

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2021年6月10日 (木)

生活習慣病?

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ノハカタノカラクサ。

この花の名を当ブログで取り上げるのはこれで三回目になる。

最初は2,006年、次いで2,014年である。

一見ツユクサの白い花に見えるが、雄蕊めしべが外に飛び出して華やかな雰囲気を醸している。

漢字で書くと”野博多唐草”と書くそうで野生の博多に生える唐草という意味だとしたら、純日本の草に見えるがそれは名前のつけ方であり、故郷はアフリカだとか、、、

生命力は強く、手入れのなくなった畑の一部を隙間なく覆うほど繁殖力は強い。

 

ワクチン接種の官僚は11月中になると首相は国会で言ったそうだ。

「え~ そんなに待たされるかよ」と思ったらそれで甘い見積もりだそうだ。

そして、ウイルスの型はイギリス株が多く次いでインド株がほとんどになって、中国原産の株に比べて感染力、重症化率も高いという中で順調にいっても、まだまだ半年も我慢しなければならない人がいるなんて、、、

それにしても、中国株はどこへ行ってしまったのだろうか、もし、イギリスやインド伝来のウイルスがなかったとしたら収まっていたのだろか。

緊急事態や蔓延防止法の適用を受けている地方では人出が徐々に増え始めており、感染者数がほとんど減らなくなってきたのをじちたいのちょうがなげいていた。

そんあなか、静岡ではカラオケやバーベキューを通じてクラスターが発生している。

酒を提供する店には強い要請で営業を止めているが、カラオケは聞いていない。

またカラオケを伴う飲食店側の対策もあるかもし得ないが、どうしてこんなにカラオケで騒ぎたくなるのだろうか。

これも酒やたばこ同様、一種の生活習慣病とみてよいのだろうか。

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2021年6月 8日 (火)

無理が通れば

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昨日から一気に夏が来た。

燃えるように真っ赤なバラがその熱さを助長させる。

天気予報は明日さらに気温が上がり、これからの一週間雨が降らないという。

今年の梅雨は空梅雨なのだろうか、それとも梅雨末期に豪雨が襲い掛かるのか。

 

政府は何が何でもオリンピックをするつもりでいる。

コロナ対策分科会会長の警告を「個人の見解」にしたり「違った地平からのものの見方」と虫ずることにした。

「何かといえば分科会の意見を参考に判断する」と言っていたのに自分たち都合が悪くなると無視する。

もし自分なら「どうぞ勝手に」と言って座を降りるのだが、さすがにできた人は辛抱強い、、、、のか、それとも別の魂胆があってか、、、、とにかく分からない。

 

  無理が通れば 道理が引っ込む  

と、むかしから言われてきたが、もしオリンピックで第五波が来たときはどうなるんだろうね。

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2021年6月 6日 (日)

細かい雨

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祇園精舎の鐘の声 

諸行無常の響きあり 

沙羅双樹の花の色は 

盛者必衰の理をあらわす

猛きものもついには滅びぬ、、、

 

日本の戦記物語の代表ともいえる平家物語の冒頭に出てくる一説であるが、沙羅双樹の花の色とはこのような純白を表すらしい。

今日は朝から細かい雨が午前中この花の上に降り注ぎ、花びらの上に水滴をとどまらせている。

沙羅の花は、むかしインドでお釈迦様がこの木の下で説教をしたとされ、純白の花はそれゆえに神聖視されてきた。

しかし、日本には沙羅の木がなかったので、よく似ている花としてこの花を沙羅の木としたそうで、別名夏椿ともいう。

そして、写真の花はその花をまた一段と小さくした花ということでヒメシャラ(姫沙羅)と名付けた。

野生種は安倍川上流や箱根の山などにあるが、サルスベリに似たつるつるの木肌を持ち高さ10mを超えるおおっきな木になるので姫というかわいらしい名は、、、、

 

今日は、年に一度の町内の清掃日。

今年は町内会の一番下の世話役、班長が回ってきた年なので班内の日との先頭に立って掃除をするはずだった。

細かい雨だったのでやれない状況ではなかったし、雨天順延にはしたくなかったので、そこらを少し撫でただけで終了した。

じっさい、自分の班内では道路上にごみは落ちていないし、ヘドロやごみの堆積した水路はないのでもし晴天だったとしても何もすることがなかったはずである。

この辺りは、昭和40年ころ移り住んだ人々で構成されており、住民の年齢構成は75歳を超えた人がほとんどであり、ここで育った子供たちは皆他所に行ってしまった。

いずれ誰も世話役などできる状態にはなりそうもない。

町内会そのものが崩壊するのはそう遠くないと思うのだが、、、、、

 

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2021年6月 5日 (土)

黄昏どき

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田植えが終わって間もない田圃を夕日が照らす。

日中あれほど照り輝いていた太陽も今日一日の仕事に疲れてかのようにして力を失い弱弱しい光となるのは、人間の老境に似てなんだかわびしい気持ちにさせる。

この太陽も山の端に入ると一気に夕闇が押し寄せてきて黄昏どきとなる。

 

中国の正式名称は「中華人民共和国」であり、北朝鮮は「朝鮮民主主義人民共和国」だとある。

この名前からすると人民の意見を最優先する国家ということになるのだが、どちらも一部権力者による独裁国家だという風にしか見えない。

昨日六月四日は天安門事件から32年目になるそうだが、鎮圧に乗り出した戦車の前に若者が旗をもって停車させている写真を憶えている。

人民の抗議を武力で弾圧したという負い目を一番気にしているのは、どうも権力側のようで、いまだにこの日が近くなると天安門前を封鎖している風景をテレビは伝えている。

中国には易姓革命というのがあり、どの王朝も民衆の蜂起から崩れ去っている。

共産党が強硬姿勢を貫くのは、どうやらこういう影に怯えてのことのようだが、さて何年先の事やら、、、、、

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2021年6月 4日 (金)

篠つく雨

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”篠つく雨”とはまさにこんな状態をいうのであろう。

細かい雨が隙間なく降り注ぎ、いつになったら止み間が来るのか見当もつかない状態が朝から午後まで続いた。

まるでコロナの感染のように、いつかは集団免疫を得てインフルエンザ程度に収まるのだろうが、先が見えない時には、永遠に続くかと思わせ人の心を暗くする。

昨日打った一回目の筋肉注射、肩の付近に残っているようで触れると鈍い痛みが残っている。

インフルエンザの時には感じなかった痛みのような気がするが、二回目の時はさらに症状が強くく出るそうだから、、、、

 

そして、昨日電話がつながらないと言ってきた連れの友達のワクチン接種を代行しようとインターネットを開いたが、前回あんなに沢山の接種機関が20個所に満たない数に減っており、それもかかりつけ患者専用の医院しかなくなっていた。

夕方のテレビを見ていたら、静岡市で不具合が生じたためしばらく受付停止になったといっていた。

なんでも市当局が医師会の進言に聞く耳を持っていなかったとかで、先日75歳から84歳までの接種券発送をした後集中して電話が入ったためとのことであった。

それにしても、希望的観測という先の大戦の作戦同様、自分に都合の良い予測でものを考える風習は日本人の特性なのだろうか。

その前の85歳以上だったときは施設の高齢者を先に打っていたこともあって、接種者が少なく病院が接種する人を探しているくらいだったので高をくくっていたそうだ。

夕方になって、市長が「予想を上回る人が希望したので、、」と陳謝していた。

85歳以上の時も初めは電話予約がつながらないと言っていたのに、その下の世代のほうが人口が多いくらい予想がつかなかったとはなんとも情けない、危機管理が全くなっていない。

以前から静岡市長は”とろい”と言われていたが、我々でも接種券を発送した時点でどのくらいかは予想がつきそうなはずである。

 

今日になって回復は14日以降になったと言っていたが、この間の10日間は漏れた人が何時になるかやきもきすることになり、その2日後今度は65歳から上の人にも接種券を発送するという。

当然申込者は急増することは目に見えている。ダムにたまった水を一気に吐き出すような事態になるのだが、それに耐えられるのだろうか。

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2021年6月 3日 (木)

子連れ

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もうとっくに見ていても不思議ないのにと思っていたカルガモの雛を今日ようやく見ることができた。

七羽のひなを連れ、えさの食べ方を教えている。

巣立ちまでえさを運んでくる燕などと違って、カモはすぐに実践させて覚えさせる。

エサはもとより蛇やカラスなどの危険生物に狙われながら3か月ほどで親と同じくらいの体格や動物界の掟を教え、覚えた頃には子離れをして去っていく。

成長の遅い人間にはなかなかできないことである。

 

今日は、コロナのワクチン接種日で朝八時、バスに乗って集団接種会場に向かった。

予定より少し早く到着したが、先客は10人ほど腰かけて待っていた。

定刻になると、合計で40人くらいが会場に腰かけていて、二人づつ順次予診票を点検し、医者のハンコをもらって注射をする。

針が細いせいか、神経の少ない肩の筋肉注射のせいか、痛みはほとんどなく、その後2度目の予約をし、15分タイマーを持たされ、000になった時点で開放してもらった。

会場の外に出るとまだ午前9時24分、つぎのに9時30分からの予約者とすれ違った。

今日は4グループが予定されているので、この場所では160人くらいが接種することになるんだろうな。

久しぶり、それこそ1年以上来ていない静岡駅前の繁華街に来たがどこの店も10時開店が多いようでシャッターは下りたまま。

バスに乗ってすぐに帰宅した。

普段、野良仕事などでマスクをつける習慣がなく、着けても一時間程度だったので、出かけて帰るまでの二時間少々は人込みと熱い太陽の下難儀した。

一日中マスクをしている人は、慣れているのだろうがその苦労は大変なものであろう。

何とか、マスクをしないでも歩ける世の中になってほしいものである。

 

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2021年6月 1日 (火)

蝶に花

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オオキンケイギクにモンシロチョウが何匹も群がっていた。

よほど花の蜜がうまいのか、仲間が群れて居るので嫁さん探しに出かけてきたのか、、

オオキンケイギクは外来種、繁殖力が強いので特定外来植物に指定されている。

きれいな花の上冬でも根が枯れないでのころため、土木工事の後土砂の流失を防ぐため輸入されたものだが、よく調査もせづ入れたものだから、今になって庭などに植えてはいけない草になってしまった。

帰化植物にはシロツメクサなどとともに輸入したのが繁殖したものと、何かの拍子に紛れ込んだのが比米ジョウオンのように鉄道草と言われ、線路伝いに繁殖したものなどがあるが、いずれも植物の意思で入ってきたものでないことは確かである。

きょうもまた、特定外来生物とは知らずこの花の繁殖を気ままにやらせている人がいる。

 

おととい、ようやくコロナウイルスのワクチン接種券が届いた。

さっそく申し込んでみると、六月三日の午前に接種する予約が取れた。

長野の義妹に「まだ 来ないの?静岡はとろくさいね」なんて言われていたけれど、その人より早く接種できそうで、、、、、、

ついでに、連れや近所のおばさんの分を申し込んだが、二人ともかかりつけ医がよいというので、集団接種の自分より遅くなった。

今朝の新聞では、静岡県は接種率が全国的に見て再開の部類に入るそうで、和歌山県の24%に比べると1%台と少ない。

どうしてこんなに差が出るのだろうか。

そんなさなか、オリンピックに出る選手は別枠で優先的に摂取するとか、自民党は国会議員が優先して受けるようにとか、ルール破りの疑いのある発言が相次ぐ。

東京都などでは、緊急事態宣言で「正直者が馬鹿を見る」という休業要請が出ている業界で声が上がり始めているそうだ。

 

この混乱いつまで続くのか、、、、、、

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