明け方の蓮
まだ宵の名残りが残っている麻畠の夜明け。
かたいつぼみを徐々に開かせて今日も蓮の花はあでやかにほほ笑む支度をしている。
前の夕方閉じた花びらは散るまでに何回か花を閉じたり開かせたりしているが、巷間伝えられているようにポンッて音を立てて開くような咲き方をせず、しずしずと能の舞いのように時間をかけて開くのを知った。
今日も裏の畑に出て草むしり。
やっと2時間に満たない朝の農作業でも汗びっしょりかいて家に帰れば、昨夜の残り湯に入って身体の熱を取らないと気持ちが悪い。
”綸言汗のごとし” 一番上に立つものの言は一度口にすると変えられないという意味であり、天皇にはまだその風習が残っているようで、軽々しく言葉を発するのを憚れているようだ。
今度のオリンピックで、コロナの感染が拡大したら名誉総裁として申し訳ないという気持ちがあるようで、たぶん周囲に漏らされたことを、宮内庁長官が察して公表した。
しかし、政府は西村長官個人の発言だとして例によって無視することにしたそうだ。
そんななか、首相をはじめIT担当大臣などの大臣連中は、口先だけの謝罪と訂正で前言を取り消してしまうのは”天皇に使える大臣”という名前にふさわしくないのではないだろうか。
前々から思っているのは、民主主義国家で大臣という言葉はおかしいのだが、大臣病に取りつかれた連中には、、、、、、、なんだろうな。
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