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2021年7月31日 (土)

かわせみ瑚

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通称”かわせみ瑚”というそうだ。

今から20年ほど前になるのだと思うが、森町を流れる太田川の上流に洪水防止や農業用水などを理由にダムが作られることになり、この一帯をボーリング調査で上ったり下りたりした場所であった。

森町郊外の道の駅のような”アクティ森”でアユを食べたいという連れの希望で行くことにしたが、あまり早く着きすぎたので、むかし仕事をした場所を見ようという気持ちになって、さらに上流のこの場所に行ってみることにした。

自分らの仕事は、工事が始める前の調査であり、所によっては海のものとも山のものともつかぬ状態の時に入るので、そのまま不適切で終わってしまうこともあるし、工事中や完成後の姿を見ないこともある。

というわけで、今回は久しぶりの見物であったが、さて行ってみるとあまりの変わりようで、どこでどんな仕事をしたかさえ分からなかった。

当時使った道路は湖の底に沈み、あんなに細い流れだった川も消えてしまってあの頃では想像もつかぬ大量の水を蓄えた大きな湖になっている。

湖の中に半島のように突き出た見晴台から眺めていてもどこがどうだったかは能吏の片隅にもなかった。

 

ちなみに、名前の由来となったカワセミは全然見ることができなかったが、割合と人を恐れぬウグイスがすぐそばの枝先を揺らしてケキョ ケキョとなわばりを宣言していた。

 

 

 

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2021年7月29日 (木)

蓮のウテナ

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蓮の花は仏さまが台座にするほど高貴な花だと言われる。

その花が先日来麻機の沼に咲いている。

その花の中で満開の花に近寄れば仏様の代わりに小さな虫が寄ってきている。

中央に蓮の種ができるところがあり、そこを囲むように黄金色の雄蕊が取り囲んでいて、いかにも仏様が座っていそうな雰囲気があるが、ここに座るにはよほど小さな体でないと座れない。

”蓮のウテナの半座を分かつ”とは、夫婦は仲が良くても悪くても一蓮托生だというが、まずここに座れるほど善行を積んでいないので、どうなることやら、、、、

 

と言って、地獄に落ちるほどの悪さもした覚えがないのだが、、、、

 

 

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2021年7月28日 (水)

安心安全は

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品種改良が進みすぎている朝顔と違って、昼顔は雑草であり、花の色には種類がない。

野生の繁殖力とどこにでも巻き付く蔓はあまり好かれていないというか無視されていて草刈りのたびに刈られてしまう。

花の時期は五月末には見かけているが次から次へと咲いてまだ咲き続けている。

朝顔に比べて、咲く時間が遅く昼ころから夕方まで咲くのが名前の由来だとか、ピンク一色の柔らかい色は暑い日差しの中でも元気である。

それに比べて、こちとらは早くも夏バテに入ったようで朝からぐうたら ぐうたらで家から出ないで終日を過ごしている。

こんな調子で人生を無駄遣いして終えるのかと思うとなんとも虚しい感じがするが、後期高齢者の終末期とはこんなものだろうか?????・

 

新型コロナの感染が全国的に拡大している。

ガースーはオリンピック一本やりで、コロナの対策は「人流が減っているので」とおよそデーターを無視した見解を述べていた。

どうしてこんなに国民との間に認識の違いがあるのだろうか。

東京が3,900人 全国で10000人に近い感染者が出ている。

オリンピック前に幾人もの人たちが指摘した数字の上限のカーブで上昇しているが、それでも記者の質問に答えず無言で鑑定お出ていく姿がテレビで放送されている。

これでは、オリンピック関係者をバブルで包み「安心安全の大会」をと言っていたが、バブルの中から漏れてくるのを防ぐのではなく、関係者に移さないようにするバブルになってしまった。

 

 

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2021年7月26日 (月)

真逆

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真っ赤な花びらの表面には黒いゴマ粒のような斑点を散らして鬼百合の花が咲いていた。

花の名前の由来は赤鬼を連想させるところからとなっていたが、花言葉はその名前に反して「富と誇りと賢者」だというから、花言葉をつけた人は名前の由来を知らなかったらしい。

もっとも名前は日本で花言葉は外国だとするとそうなるのかも、、、、、、

とにかくこの色合いは暑い夏をさらに暑く感じさせてしまう。

 

オリンピックも、野外競技では大変らしく、熱中症で倒れた選手まで出ているし、夜間に行ってくれと言う著名選手もいるようだが組織委員会は無視する構えのようだ。

大体が、この時期の日本は猛暑日が続き、一番運動には向いていない時期である。

それを無視してこの時期と時間にしたのは世界に競技を配信するアメリカのテレビ放送局の都合によるといわれている。

つまり放送権料を得るために選手の健康を無視したIOCの金儲けによるところが大きい。

そのアメリカで、視聴率がよくないそうだからテレビ局もかなり当てが外れたに違いない。

そして、自分の周りでもテレビで中継を見ない人がほとんどだが、開会式の視聴率は関東地方で50%越えだと報じているのには驚いた。

もっとも開会式前にはあれほど批判的だった新聞やテレビなどがこれでもかと報じていて、どこを回してもオリンピック一色で見る局がないのでながらテレビや消し忘れテレビで、視聴率が上がっているんじゃないだろか。

その陰で急拡大しているコロナ感染や熱海の災害復旧はちっとも放送されないもどかしさは、花の感じと真逆な花言葉のようにみえてしまう。

 

 

 

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2021年7月24日 (土)

〇〇プルーン

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プルーンは足の速い果物なので、一般に店で売られることが少なかった。

スモモの仲間というが、完熟した実には酸っぱさがなくただ甘い。

種類はいろいろあるようだが、この時期は粒が小さくて完熟すると真っ黒になる早生の種類があり、連れの従妹の家のものを毎年とっている。

今回も3kgほど採ってきたのだが、ここ二日で腐敗し始めたものが出てきたので種を取り除き、ジューサーで粉砕し、赤ワイン少々と砂糖を入れてゆっくりと煮詰めていく。

通称をミキプルーンをパクった”〇〇プルーン”と言って知り合いに配る。

もちろん〇〇は自分の苗字であるが、実のところミキプルーンは食べたどころか見たことさえないのだから、本物とどれだけ違うのか、同じなのかは全然分かっていないのだが、、、

 

今日も三〇度越えの気温だったが朝のうちに畑に行ってジャガイモを植えてきた。

六月の初めにスーパーで表面に青みが出て売り物にならなくなったジャガイモを冷蔵庫に入れて冬と間違えさせていたもので、少し芽が出てきていたのを植えてみた。

時期的にはどうなのかは知らないが、秋になって霜が降りないうちに収穫できないかと思っている。

 

 

 

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2021年7月23日 (金)

ドトント ドトント

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ぬるぬるっとした感触がいかにも肌に染み込むようで気持ちがよい。

この前温泉に入ったのはいつだったかと湯に浸かりながら考えた。

コロナが流行して以来日帰り温泉は自分なりにおっかなくて行っていないので、、、、となると昨年のいつだったかな?と考えてしまうほど昔だったことになる。

窓越しのアジサイも彩りを添えて気分を和らげくれるのがよくわかる。

今度はいつのことやら、、、、

 

ハァ 待ちに待ってた 世界の祭り

 西の国から 東から 北の空から 南の海も

      こえて日本へ どんと来た

  オリンピックの晴れ姿 

  ソレ ドトント ドトント 晴れ姿

 

東京五輪音頭、こんな歌が歌われたのは、自分が25歳の時だった。

そのころは、ただ単純オリンピックを歓迎したような気がする。

戦争の痛手から15年、ベトナム戦争も泥沼化していたが、戦後復興の兆しとして世の中先が明るいと思ったのは、結婚も決まっていたせいかもしれない。

それに引き換え今回のオリンピックは出だしから、国民に支持も薄く、裏金問題などダークイメージが先行して盛り上がりに欠けていた。

オリンピック競技場の建て替えも二転三転し始めたころから迷走をはじめ、新型コロナでさらに加速、開会式直前には”なんとか担当者”の辞任が相次いで出た。

世間はにはコロナ自粛要請をする中で5,000人を超える感染者が出、オリンピック関係者にも次々と陽性者が出てきている。

やっとこの間まで「人類がコロナに打ち勝った大会」と言っていた。さらに「安心安全な大会」もその場しのぎの対策で片をつけようとしたが、次から次へと穴が見つかり事前準備ができていなかったことを証明している。

そういやぁ、今回のオリンピックを賛美する歌は無いんかね?、自分が知らないだけやろか?

 

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2021年7月22日 (木)

それでもやりますか?

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涼しいということはこんなにも安眠できるのかと驚く。

”猛暑”という、過酷さを味わうまでありがたみというのを忘れてしまっていた。

一昨日、連れの弟の病状悪化で、長野は立科町に行っていた。

日中の暑さは静岡と変わりがなかったが、湿気が少ないのと、朝夕の気温が10℃台まで下がると久しぶりに布団をかぶって寝ることができた。

おかげで前日は疲れもあっていつもより二時間早く九時には寝てしまったのだが窓から日が差し込む六時ころまで一気に眠ってしまった。

 

今日、長野を後にして帰ってきたのだがあちこちの道の駅や食堂がかなり混雑していた。

車のナンバーなどを見ると首都圏からの車でいっぱいになっていて、食事待ちや人ごみ嫌いの自分は立ち寄ることができない。

今日から四連休に入ったとかで新型コロナウイルスが蔓延している地域からの観光客が、地方にウイルスをばらまきに来ているようで空恐ろしい現象のように見えてしまう。

政府が緊急宣言を発令しても、もう止めようがなくなってしまった感じである。

最も緊急宣言を発令した政府自身に緊張感がなく、自分たちは別だという意識が見え見えなのを察知してしまったようだ。

首都圏の緊急事態宣言を解除した段階で、専門家は急拡大を予想しておりそのシュミレーション通りの数字が出てきているわけなのだが、あまりにも予想通りに数字にびっくりしている。

さらにこの先八月には3000人から5000人が予測されているのだが、パラリンピック時には、、、、どうなるのだろう。

        「それでもやりますか?」

 

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2021年7月19日 (月)

てふてふ てふてふ と

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今年印象に残った流行歌「うっせ~わ」にちなんで今日の天気は”あっちぃ あっちぃ あっちぃわ、、、と言わんばかりに気温が上がった。

梅雨明けして間もないこの時期は一番身体に堪える時で、「暑さ感覚が鈍っている老人は早めに水を補給しエアコンをかけて 」とテレビは言っていたが、そんな忠告を聞くまでもなくエアコン浸りの毎日であり、あれほど雨上がりを望んでいたのが不思議なくらい、ざーっと一雨来て気温を下げてくれないか祈る毎日である。

そして、熱海の災害からこっち降れば降ったで日差しが強くなればなったで地獄のような被災地で瓦礫の除去作業をしている人たちに「あんまり無理をしないで」と言ってあげたくなってしまう。

 

こんな暑い中でも昆虫は元気である。  と思っているが、、、、、

今日も今日とて二頭のアゲハ蝶が恋の踊りを踊っている。

どちらがオスで どちらがメスなのかわからないが、てふてふ てふてふ とシンクロナイズドスイ―ミングのように優雅に舞っていた。

 

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2021年7月18日 (日)

黒い富士

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この時期にしては珍しく富士山がくっきりと見えた。

ほとんど雪も消えて墨絵のようになってしまっている。

 

お昼少し前になって、友達の奥さんから電話が入った。

「主人が先ほど亡くなりました」

末期がんが見つかって3ヶ月、今の医療では長期に入院していることがかなわないようで、転院を余儀なくされ自宅から離れた病院に移されたのが十五日だった。

それから三日、あまりにもあっけない黄泉の国への旅立ちだった。

昨日まで奥さんと話ができたそうだ。

山の畑仲間だったので、付き合いとしては十年と少しだったが仲間の輪に入って口数は少なかった代わりに人の話をよく聞くタイプ、、、、大学で先生をし、大金持ちの部類に入る人だがそれを表に出すこともなくひょうひょうとした風貌は、細身の身体と相まってあだ名は”仙人”

「歳を取るということはこうして友人が減っていくことである」とはわかっていても、現実として受け入れかねないところがある。

 

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2021年7月17日 (土)

口で息をする

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今日になってようやく東海地方も梅雨明け宣言が出た。

関東甲信越や北陸に遅れるのはもとより、東北地方にまで先を越される今年の梅雨明けはなんだか異常さえ感じてしまう。

急に暑くなると身体がついていけず誰しもが不調になるといい、あれほどうるさかったヒヨドリも暑さに負けたようで、口を開けて呼吸をしていた。

この季節、羽毛の防寒着を着ているようなものだから、さぞかし大変なことと察する。

落語の世界では、夏にどてらを着て火鉢の前に手をあぶる頑固おやじの負け惜しみが取り上げられているが、、、、、、まさに、夏炉冬扇である。

同じ頑固おやじでも、当方は暑さにからっきしだらしがないので、早くもクーラーを効かせて、家に閉じこもっている。

 

先日、時事系の地方新聞にいわゆる右翼を号している屋山太郎の解説が載っていた。

この人は自分らから見ても狭い了見しか持たないので、普段はほかの解説員のは見てもこの人の葉最近見ることがなかった。

しかし今回のは見出しを見て読んでみた。

いわく「河野 小泉は首相の資格がない」というものだったからである。

中身を読んでがっかりしたのは、菅首相に比べて、河野 小泉は原子力発電に消極的だからというものだった。

自分も、河野 小泉に首相の資格があるとは思っていないが、今の古い政治家よりましだとは思っている。

かの人、原子力発電がいったん事故を起こすとどうなるのか東京電力福島発電所を教訓としてみていないというか、なかったことにしたい人のようである。

津波でなくても、テロや誤操作が起きれば同様な被害が出るし、使い切った燃料やごみの始末ができない国であることがわからないのだろうか。

くわえて、発電会社のコマーシャルに起用されて意見を述べている石坂浩二も同様で、殻には好印象を今まで持っていたが、「お金さえもらえばどんな広告にでも出るんだ!」という印象に変わり、がっかりしているところがある。

原子力は、いったん暴れると、まだ人間の手に負えないものであることを認識してほしいものである。

 

 

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2021年7月15日 (木)

酸っぱくなる

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「今年は俺が作る」って宣言した梅干しづくりも、今日の天気を見て梅雨明けを確信しざるに移して日向干しを始めた。

連れの指導に従って最初に作ったのは潰れ色の付きもよくなかったが、二度目に作ったのは色よく浸かった。

最初に作ったのは、熟しすぎていたこともあったが、紫蘇をもむとき梅酢を使いすぎたのかもしれない。

いずれにしろ、ざるに乗せ始めた段階で、口の中に唾がたまり何度も飲み込んだのは、梅干しの酸っぱさを知る日本人ならではのことであろう。

 

 

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2021年7月14日 (水)

雨に咲く花

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いつものように昼食の後横になってうとうととしていたら、突然激しい雷の音に眠気が吹っ飛んでしまった。

二階にいた連れが怖がって降りてきたくらいの激しい音であり、それまでぽつぽつと降っていた雨は雷に誘われでもしたかのように大降りになって地面を叩きつけた。

この雨の降り初めはひょっとしたら雹でも降っているのではないかと思わせるものがあり、もしそうなら「何十年ぶりのことだろう」なんて思いながら目を凝らしてみた。

結局は、篠突く雨で終わったが夜になって咲くよ予定の月下美人の膨らんだつぼみも雨に打たれて上下左右にブランブランと揺れていた。

 

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九時になって見に行くと小雨ながら雨にうたれながら健気に花を開かせていたが、以前のように誰も珍しがってみる人もなく暗い路地でひっそりと、、、

その花を見ていたら、若いころはやった「雨に咲く花」という歌の出だしが口について出た。

及ばぬことと 諦めました ららら、、、、とね

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2021年7月13日 (火)

ポン!とは開かない

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夜明け間もない時刻の蓮ばたけ。

眠りから覚めた蓮の花が開きだしていた。

むかし、蓮の花はポン!と音を立てて開く聞いたのだが、あいにくの山が育ち、周りには蓮の花など探しても見つからな土地柄だったのでホントかと思っていた。

静岡に来てようやくそんなことがないと分かったのだから、”百聞は一見に如かず”を地でいっているの典型か。

 

先日知事会議でオリンピックは無観客でという知事に対して宮城県知事は「東北地震の復興という意味から観客を入れたい」「観客は近隣の市民だけで首都圏からは来ないので、、、」と抗弁した。

そして今日、スタジアム所在の仙台市長が無観客で行うよう組織委員会に要請した。

宮城県は、以前クラスターをはじめ沢山の感染者を出し、一時治療に困難をきたした経験があり、市長はその再来を危惧していた。

知事と市長、それも県庁所在地の市長ともう少し話し合いができなかったものだろうか、これでは知事の個人的判断を県民の総意としたように受け取られ評価は落ちた。

静岡県も自転車競技があり室内競技は有観客で行われるそうだが、一方でロードレースは無観客にしてくれと訳の分からない対応が聞こえてくる。

伊豆の市町からは何の反応も聞こえないのは、よくいわれる西部は気性が激しく困れば強盗、中部は物乞いそして、東部は何もできないので野垂れ死すると言われているのが、、、、、、、

それを言っちゃおしまいよってとこかな。

 

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2021年7月12日 (月)

家に噛みつく雲

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午後になって急に空が黒くなり雷が鳴りだした。

雷の音からそんなに遠くはないものの稲光が見えなかったのは、上空の黒い雲の上でなっているのかと思う

黒い雲は、家に噛みつかんばかりの形相で迫ってきたので、最近のテレビで見るような激しい雨か雹でも降ってくるのかとみていたが、お湿りにも及ばないほどの小雨で終わってしまい、ちょっと拍子抜けする天気でもあった。

 

サッカーの人気は欧米では想像もつかないほど熱狂させるようで、イギリスでは6万7千人もの観客を入れて試合が行われていると報道されていた。

場外の人を入れるとこの何倍 いや何十倍もの人たちが上半身裸になって国旗をマント代わりにして騒いでいるようにも見えるが、マスクなしで密状態で熱狂しているのを見ると、「この人たちは何を考えているんだろう」と思ってしまう。

イギリスではいまだに万単位の感染者が出している中で政府が認めているそうだから、あちらから見ると千人単位でオリンピックを無観客にした日本はどう見えているのか、、、、、

いままで自分はスポーツ観戦などを含めてこんなに夢中になって騒いだことがないのでこういう人たちの気持ちがわからないし、これほど熱中できたものはないのでうらやましいという気持ちも裏腹にある。

そんな性格のせいか、若いころからクールだと言われてきた。

いまでこそ、クールは誉め言葉だが、当時は冷めた男という意味もあって軽蔑も気味の言葉でもあったが、とにかく人と一緒になって大騒ぎや熱中することができなかった。

今でも人混みや行列の後ろに着くのが嫌だと思って近寄らないのはその名残であろう。

とにかく今思うのは、この先二週間ほど後にどんな事態になるのか、ワクチン効果があるのか見ものである。

       噛みつかれることがないことを祈る。

 

 

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2021年7月11日 (日)

無窮花(ムクゲ)

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梅雨明けを思わせる暑い一日、ムクゲの花が咲きだした。

ムクゲは中国伝来の木というがかなり昔のことでありほとんど東洋の木と言ってさしつかえないほど日本の夏に定着している。

古くて人の周りに咲いているということになると、当然のように品種改良という名のもといろんな種類の花があるということになるのだが、写真のような原種に近いと思われるこの花が好きである。

ムクゲは中国にあったときは木槿と書かれ、韓国では無窮花と書かれ日本の桜並みに国花扱いにされていると聞いた。

日本でムクゲと呼ばれるのは無窮花 ”むきゅうはな”から来たのではないかという話も聞く。

無窮とは果てしないという意味もあり長寿にひっかけてめでたい事とされている。

 

まだ若いころ、と言っても四十代になってからだったと思うが近所に「明治青年会」というのがあった。

そのころ血気盛んだったこともあって、「明治青年会なんて減っていくばかりの会じゃないんかい」なんて減らず口を叩いていた。

当時の会員は最低でも六十五歳くらいになっていたし、当時の平均寿命はまだ七十代をあまり超えていなかったように思っている。

 

昨夜、ガンのステージ4で入院している友達から電話があった。

病気が判明してから3ヶ月にならないのだがかなり病状が悪化しており、近いうちに終末治療の病院に転院することになっていると家族から聞いた。

そして、入院以来言葉を交わしていないので、「自分の方から電話すると具合の悪いときだったり治療中だったりすると悪いから家族に具合に良いときそちらから電話をするように言ってくれないか」と言っておいたからであろう。

はじめ電話に出た時は声変りをしていてわかりにくかった。

そして、電話がかかってきたらあれも言おうこれも言おうと思っていたのがどこかに吹っ飛んでしまい、上滑りな話に終始し電話を切った。

多分これが最後なんだろうと思っているが、家族の話から本人は終末期だと思いたくないのか、または、受け入れられないのか、次の病院での希望を口にしているというので、電話での応対にはそちらの方に気を使ってしまったけっか、通り一遍の話しかできず、、、、、、

 

一時は山の畑の片隅に、十人ほどが集まって話の輪が広がった昭和十年代生まれの男の会も今では三人しかいない。

明治青年会をあざ笑った報いがここにきてわが身に降りかかている。

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2021年7月10日 (土)

強い日差しが

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久しぶりに真っ青な空を見た。

テレビは、南九州の大雨に警戒の声を上げていたが、朝方の雲一つない空を見ていると現実のこととはなかなか頭に入らない。

そして、強い日差しは熱気と湿気をもって外に出るのを躊躇わせないではおかない。

しかし、ここしばらくの雨は外出をさせないため体が運動不足気味になったいるため、脳みそが「行こうよ 行こうよ」と誘う。

やっと一週間というか、もう一週間というのかわからないが、熱海のがれき除去と被害者捜索を見ていると雨合羽のような作業衣の上に長ゴム靴を履き、マスクをして作業風景を見ると頭が下がるのを通り越してしまう。

普段は国家権力を背景にしている警察官や自衛隊には良い印象を持っていないのだが、こういう場面には畏敬の念さえ持ってしまうのは自分が何にもできなくなってしまった歯がゆさもあるのかもしれない。

 

午後四時を回ってようやく裏の畠に行くことができた。

先日の大雨の影響で冠水したようで、夏大根や小蕪などの葉物野菜は全滅したが、雑草だけはそんなことを苦にもせず勢いを増して繁茂した。

これから雑草との戦いがし烈になるのだが、災害復旧に比べればちょろいもんだ。

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2021年7月 8日 (木)

成時己晩

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みょうがの花が咲きだした。

花芽は土とよく似ているうえ、茂った冥加畑はなかなか足を踏み入れにくいほど密集している。

花芽の間から白い布のような花が咲きだしてようやく気付く始末。

収穫は七個しかなかったがこのくらいがみそ汁の具にちょうど良い、あまり食べすぎると”冥加宿”のように物忘れをしてしまうので、、、、

 

”為時己晩” 

と書いて「時すでに遅し」と習ったが、最近になって「まだ間に合う」という解釈の仕方もあると聞いた。

東京のコロナ患者がこのところ急増して、政府は3度めの緊急事態宣言を八月二十二日まで延長することにしたそうだ。

念願のオリンピックはこの期間に入ることになるのだが、開催期間すべてが緊急事態宣言下のオリンピックというのは今までにないことであり、歴史に名を残す大会になるのはまちがいないだろう。

ガースーが前から言っていた「安心安全の大会」「万全の対策」とは果たしてどんな風に担保されるのだろうか。

国民には緊急事態宣言で自粛を求めながら、オリンピック関係者はコンビニに行ってもよいなど、オリンピック第一主義みたいなバブル方式でますます国民との間に乖離ができるような施策は、オリンピック招致が決まった時 ”お も て な し”と言っていたがふたを開けてみたら「表はない 裏ばっかり」ということにになっている。

為時己晩はどちらが本当なんだろうか。

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2021年7月 7日 (水)

サボテンの花

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毎朝新聞を取りがてら外に出て大きく深呼吸をするのが常である。

同じ空気ながら、この時の深呼吸は特別においしいという感じがする。

今朝がたその深呼吸をしながら上を見るとサボテンの花が咲いていた。

サボテンの花はほとんどが一夜花であり、この花は昨夜中咲いていたようだ。

蕾を持っていたことさえ気が付かなかったので、びっくりし写真に収めたが、花の高さが3メートルほどの高さにあるため、背丈が低い自分では花びらの中を映すことが難しかった。

このサボテンは、もう10年以上も前に高さ30センチほどしかない先端をもらってほかの草木の間に置いていたのだが、その時はちっとも成長しなかった。

それが、日当たりの良い場所に移して4年足らずで高さ5メートルほどに達し、昨年あたりから花を咲かせるようになったのだから、適材適所の典型かな??なんて思っている。

 

今日は七夕、近くの保育園やスーパーでは子供たちの書いた短冊をぶら下げた竹が立っている。

これらを見ていると未来がたくさんある子供たちの息吹が聞こえてくるようで飽きず眺めていると、後ろから買い物を終えた連れに尻を突っつかれて我に返った。

「いいなあ~ 先に望みのある時代は、、、」って言ったら「私だってあるよ!」って云う。

一瞬ぎょっ!として身構える。

そういえば、”サボテンの花”っていう歌の出だしは#ほんの小さな出来事が、、、、だったよな。

 

いま、雨が降っていないものの空は雲がいっぱいかかり、彦星と織姫のデートはお預けのようだ。

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2021年7月 6日 (火)

パレードみたい

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園芸種なので立札がなければなんという花かわからないが、一見したところクルマユリに近いのかななんて思っている。

育て方が上手なせいか大きな群落を成していた。

ただ、一様に同じ角度で同じ方向に向いているさまは、パレードに出てくる着飾った軍隊という趣を感じていまった。

 

熱海での大雨被害は被害者の救出に警察や自衛隊がなどが全力を挙げて立ち向かっているなかで、原因のほうも次第に全貌が明らかになってきつつあるようだ。

そうしたなかで、被災者の状況が熱海市でもなかなか把握できなかったのは、観光地、景勝地特有の別荘が点在していたことによる。

結局、最近個人情報とかで人の名前が発表されなくなったことも拍車をかけていたことにある。

当初、140人超だった把握できない人が20数人までになったのは、この発表が聞いたことになるのだが、少ないとはいえこの地に訪れていた観光客などがたとすれば、、、、、

 

 

 

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2021年7月 5日 (月)

蒸し暑さにめげず

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久しぶりに雨が降らない一日だった。

しかし、湿気が強く、気温は三十度越えとくると身体がついていかないようで疲れ感が異常につよく、家でダラダラと過ごしてた。

こんな日が、これからまた続くかと思うと湿気と暑さに弱い自分は先が思いやられて憂鬱な気分が先走ってしまう。

ただ、裏の畠のこともあるのでそんなことにかまけて居るわけにもいかず、少々無理を押し長靴を履いて出かけてみた。

雨の間も様子見を兼ねてササゲの手を修理しに行っていたのだけど、サニーレタスと、小蕪などは冠水の影響があったよう、今日になってかなり弱っていた。

それでも収穫は、かくのごとし、、、

 

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2021年7月 3日 (土)

熱海の土石流

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線状降水帯が今年も大被害をもたらした。

詳細はまだ不明だが熱海で土石流が発生しかなりの数の人が被災したのではないかと言われている。

あの辺りは、20年ほど前までは仕事の関係でよく行った場所であり、逢初橋は源頼朝と北条政子の出会いの場所として何度も聞いていた小さな橋であった。

熱海は、土地が狭いので山の上の急傾斜地まで人家が密集しており、東海道線を境に上と下の地層が随分と違い、自分が仕事していたころから土石流の被害があちこちで予想されていた場所であった。

そんな場所にゴルフ場や大規模など旅館などの設備も保水能力をさらに低めていた可能性があり、この開発を認めてきた人災が今後議論されてしかるべきなのだが、、、、、、

 

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2021年7月 2日 (金)

団子状降水帯

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昨夜来激しく降っていた雨は午前中連続して降り続けた。

今回の大雨は、朝のレーダーによると激しく降っている状況を示す赤い部分は静岡県の上空に居座り続けるような格好でいたことがわかる。

その様子は、昨日かいた線状降水帯ではなく団子状降水帯と言っていいほど丸く動くこともない様子で居座り続け、静岡市で230㎜越えの雨量を記録した。

静岡市は、静岡南部に土砂危険情報と洪水注意報を流したが、大まかすぎてどの地帯なのか最後まで分からなかった。

「安倍川左岸の賤機小学校に避難所を開設したが誰も来なかった」と夕方のテレビは言っていたがこの大まかさが災いしてしまったのだろうか。

 

今日は半夏生。「梅雨末期天地に毒気が充満し、半夏という草が生ずるゆえなり」とあったが、まさにその毒気を洗い流すには少々多すぎる雨ではなかっただろうか。

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2021年7月 1日 (木)

線状降水帯の余波

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近頃になってできた言葉に”線状降水帯”というのがあって、雨を降らす雲が次々と同じ場所を通り過ぎる現象をいうそうで、これがかかると大雨警報が出て避難勧告が発令させる。

今朝がたは激しい雨がたたきつけ目が覚めてしまったが、伊豆諸島と伊豆半島南部にかかった線状降水帯の余波みたいな減少だったに違いない。

幸いにして激しい雨は午前中に収まったがまだ明日いっぱいは油断できないとのことであった。

 

その雨が降るさなか連れが県立病院の循環器にかかるので近いところながら、病院への行き来に車で送迎した。

明日も同じ病院のないかにかかり、午後はコロナワクチンの二回目接種と病院と”密”な状態が続くことになる。

おかげで、その隙間を縫って昨日カッターナイフの使い間違いで左親指の関節近くを切って傷口が閉じないので何度か行った外科で縫ってもらおうとした傷も行きそびれてかたく包帯を巻くことで治療することにした。

 

 

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