成時己晩
みょうがの花が咲きだした。
花芽は土とよく似ているうえ、茂った冥加畑はなかなか足を踏み入れにくいほど密集している。
花芽の間から白い布のような花が咲きだしてようやく気付く始末。
収穫は七個しかなかったがこのくらいがみそ汁の具にちょうど良い、あまり食べすぎると”冥加宿”のように物忘れをしてしまうので、、、、
”為時己晩”
と書いて「時すでに遅し」と習ったが、最近になって「まだ間に合う」という解釈の仕方もあると聞いた。
東京のコロナ患者がこのところ急増して、政府は3度めの緊急事態宣言を八月二十二日まで延長することにしたそうだ。
念願のオリンピックはこの期間に入ることになるのだが、開催期間すべてが緊急事態宣言下のオリンピックというのは今までにないことであり、歴史に名を残す大会になるのはまちがいないだろう。
ガースーが前から言っていた「安心安全の大会」「万全の対策」とは果たしてどんな風に担保されるのだろうか。
国民には緊急事態宣言で自粛を求めながら、オリンピック関係者はコンビニに行ってもよいなど、オリンピック第一主義みたいなバブル方式でますます国民との間に乖離ができるような施策は、オリンピック招致が決まった時 ”お も て な し”と言っていたがふたを開けてみたら「表はない 裏ばっかり」ということにになっている。
為時己晩はどちらが本当なんだろうか。
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コメント
岡崎在住さま
招致の時からこれほど嫌われたオリンピックはないのではないでしょうか。
そして今、国民の大半の思いと裏腹な政府や組織委員会のなし崩し的でその場しのぎの開催は、きっと禍根をのこすことになると思っています。
投稿: オラケタル | 2021年7月10日 (土) 22時03分
昭和天皇は「世界対戦を反対」、現在の天皇は「オリンピック開催を反対」勿論、国民の大多数もオリンピック反対! 先の戦争は米国を甘く見て原爆投下で終戦、現政権は本来のオリンピック精神(世界平和)なんぞは無視し、安心安全の当たり前を強調して強硬、結果、愛想を尽かされて政権大敗(コロナを甘く見た)という感じではないかな!
投稿: 岡崎在住 | 2021年7月10日 (土) 10時07分