雨に咲く花
いつものように昼食の後横になってうとうととしていたら、突然激しい雷の音に眠気が吹っ飛んでしまった。
二階にいた連れが怖がって降りてきたくらいの激しい音であり、それまでぽつぽつと降っていた雨は雷に誘われでもしたかのように大降りになって地面を叩きつけた。
この雨の降り初めはひょっとしたら雹でも降っているのではないかと思わせるものがあり、もしそうなら「何十年ぶりのことだろう」なんて思いながら目を凝らしてみた。
結局は、篠突く雨で終わったが夜になって咲くよ予定の月下美人の膨らんだつぼみも雨に打たれて上下左右にブランブランと揺れていた。
九時になって見に行くと小雨ながら雨にうたれながら健気に花を開かせていたが、以前のように誰も珍しがってみる人もなく暗い路地でひっそりと、、、
その花を見ていたら、若いころはやった「雨に咲く花」という歌の出だしが口について出た。
及ばぬことと 諦めました ららら、、、、とね
| 固定リンク
コメント