« 2021年7月 | トップページ | 2021年9月 »

2021年8月31日 (火)

ニラの花咲く

Img_0018_20210831205401

裏の畑の土手にニラの花が群れて咲いている。

見ていると小学校の学童の登下校のよう。 

大人顔負けのように高いのもあればランドセルが重すぎないかと見る小さなのもある。

いずれ、大人になるころにはそんなに違わないのだが、、、

 

午前中、裏の畑に行くのだが熱中症が怖くてすぐに帰ってくる。

個の近所ではコロナ感染者が出てはいるらしいのだが、救急車が長時間止まっている様子もなく、裏の国道一号ではピーポーピーポと勢いよく走っている。

しかし、熱中症はコロナ感染症とよく似た症状を示すというから、うかつに熱中症にでもなると、、、、、

と、いう心配があって、長居はできない。

そのため、家にいる時間が長くなり必然的にテレビのお守りをすることになるのだが、見ていると意外にコマーシャルの時間が長い。

おまけに甲高い声がより大きくなって耳を邪魔する。

そして、CMを見て思うのは「ようそんなに嘘がつけるな~」ということ。

ひざの痛みが良くなる。髪の毛が生える。眼がよく見えるようになる。等々

そんなに効くのなら医者なんか行く必要はないのだ。

こんな嘘の宣伝も読めるか読めない大きさの字で「本人の感想です」と入れれば免罪されるそうだから、信用して買う人は、、、、、、、、、ねぇ~

 

 

| | コメント (0)

2021年8月30日 (月)

身体に似合わず

Img_0025_20210830211401

#出てこい 出てこい 池の鯉 底の松藻の茂った中から、、、

子供のころに歌った唄だが、そのころ松藻が何であるかわからなかった。

もっともこのころの歌は意味なんかどうでもよかったのだが、、、

いま裏の川の少しよどんだ場所には、上品な松藻なんかはなくいかにも猛々しいカナダ藻で埋め尽くされ、冬枯れしていた時に沢山見受けられた鯉はほとんど見ることが出ない。

多分このカナダ藻の下て暑さ除けをしているのかもしれない。

これほど猛繁殖しているカナダ藻も今が花時と見えて、川を埋め尽くしている緑の藻の上はちいさな白い花を点々と散らばかしている。

1メートルにもなる巨大な藻にしてはかわいらしい花である。

直径5㎜程度の白い花弁は3枚のも5枚のもあってはっきりしたことはわからないが半透明のような感じで水面に顔を出しているが、水中にもぐってもこの状態で花びらを開かせている。

| | コメント (0)

2021年8月28日 (土)

百日草は

Img_0014_20210828205501

暑くて湿気の多い空気は周りの山を霞みで黒から鼠色に近い色に染め上げている。

そな暑さをものともせず百日草は赤い系統の色で咲き乱れ、食欲旺盛のタテハチョウを集めていた。

百日草の花言葉の一つに”別れた友への思い”というのがあるが、あの派手な色合いからどう感じたのだろうか。

 

今日は、七月に亡くなった友達の四十九日忌であった。

久しぶりに三百余段の階段を昇り、彼の畑まで行って、甘夏の下草刈りに朝早く出かけた。

二か月ぶりくらいになる山道は草ぼうぼうで、彼の死後ほとんど人が昇っていない様子で、草刈りをしながら畑に着いた時にはかなりくたびれてしまい、早々に下ってきた。

生きていれば見たであろうジンジャーの花とウコンの花と香花を採って彼の家に行ったが、「やはり野に置け蓮華草」ではないがあまりの暑さもあってか、すぐに萎垂れてしまって見栄えの良くない状態になってしまった。

 

もともとが物理学者で仏教に対する信仰心がなく、家族にもそのように伝えていたこともあって無宗教であの世に行ったため四十九日忌はやらないことにしていた。

しかし、同じく信仰心の薄い自分でも少し心に引っかかるものがあって、自分なりに送ってあげようと小さな声で念仏をあげてみたのだが、、、、      

迷惑だったかどうかあの世に行ったときに聞いてみることにして辞した。

 

 

| | コメント (2)

2021年8月27日 (金)

カンナは真っ赤に燃える

P7280639_20210827211001

とにかく残暑が厳しい。

カンナの花は真っ赤に燃え上がり、さらに暑さを加速させている。

お昼少し前、自動車のドアを開けると、煮えたぎった空気が外に漏れてきた。

少し空気を入れ替えてようやく車内に入りエンジンをかけて車載の温度計を見ると38度を超えていた。

百葉箱の温度と違って、直射日光が当たる高さ40センチくらいのところは百葉箱の温度計より5度以上は高いようだ。

子供や犬などの動物にはたまらないだろうな。

 

今日静岡県は600人余を加えて、累計二万人を超えた。都道府県別では順位を上げて12位になった。

静岡市は、ここしばらく浜松に次いで感染者が多かったが、意地を見せて首位を奪還した。

ほかのことでは喜ばしいことだが、事ここに至っては「この先どうなるのかねえ~」と首をかしげるしかない。

最近のデーターによると10万人当たり100人を超えているそうだから、この近辺にもウイルスは入ってきているのだろうが、年寄ばっかりの町内ゆえか、それとも静岡はまだ余裕があるのか、静かに時を刻んでいる。

 

| | コメント (0)

2021年8月25日 (水)

あづきなく

Img_0005-2_20210825211601 

人影もなく黄昏て行く町角は寂しい。

むかしならこの時間は子供たちが各家から登る夕餉のにおいに誘われて「さよなら三角 また明日」なんて言いながら戻るころなのだが、その子供はもうどこにもいない。

 

”あづき(味気)なく なんのたわごと いまさらに童言(わらべごと)する 老人(おいびと)にして”

万葉集に乗っている歌だと聞いた。

犬養先生という人によると、「この老齢で 子供じみたわごとを 今さら言うか ええあほらしい」という歌だそうだ。

なんだか今の政治家に聞かせたいと思うと同時に、今日も連れと言い合いした自分にも当てはまる反省することしきり、、、、、、

万葉集は日本語をその音に似た漢字を当てはめた万葉仮名という字で書かれているため、とっつきにくいが詠み人知らずなども沢山入っていて当時の人々の心情がよくわかるという風に習った。

しかし、この時代というか平安末期になっても字を読みかけできる人は稀だったそうだから、防人の歌などはどうやって作られたものだったのだろう。

現代語に訳した歌にはかなり有名なものがあり、生まれ在所のすぐそば越中の国の国司に大伴家持がいたりしていくつか聞かされてきたのだが、その当時は庶民も字が書けるものと思い込んでいた。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年8月23日 (月)

花嫁のドレスに似て

009-2_20210823210901

今日は”処暑”夏の暑さも一段落するころだというが、先日来小雨の降らない日はなく、曇り空の下では蒸すものの、気温は30度を超すことも少ないようで、処暑を実感している。

それを見越してか、夏の終わりから秋にかけて咲くジンジャーの花が咲きだした。

ジンジャエールといえば生姜から作るが、この花の根はまた別であり、日本名は”花縮砂”と近頃の子供の名前のように難しくて読みにくい名前がついている。

それにしても、この白さは格別で、西洋式の花嫁の衣装を思い浮かばせるんものがある。

 

昨日、孫が突然前触れもなく半年ぐらいぶりで来た。

はじめは、「ソーシャルディスタンス」だからと言って入るのを拒んでいたが、「まぁ 久しぶりだから入っていけ」と何度も言ってからようやく上がてって来たもののそばには近寄らなかった。

「いやな時代になったもんだ」とは言ったがそれ以上強制はしなかった。

 

映画スターのアーノルドシュワルツネッカーが「自由とは義務と責任がついてまわる。コロナの予防にマスクやソーシャルディスタンスは必要ない、というのは目をそらしているだけである。」「

マスクをしない君は愚か者だ!」という発言をし、批判を浴びている。と報じていた。

山の中や畑仕事を一人でしている分にはマスクも必要ないかもしれないが、彼の言葉は当たり前のことであり、アメリカ人の自由を言う人はマスクやソーシャルディスタンスをしないで人に迷惑をかけることも自由の内と思っていることにある。

この自由の中には毎年何千人と殺される銃規制も含まれるのだが、、、、、、

 

 

| | コメント (0)

2021年8月22日 (日)

露と消えた

015

ここしばらく晴れた朝が続いているが、少しすると雲が出て雨を降らせる天気が続いている。

 

露と落ち 露と消えにし わが命

   難波のことも 夢のまた夢

 

百姓から天下人にまでなった豊臣秀吉の辞世の句だという。

どんな権力者でも死を免れぬことはできない。

ただ、この世に未練を残していく人と満足とまでは行かなくても従容として受け入れる人には大きな違いがあることと思う。

今日は、娘の六回目の命日である。

四十八歳でがんを患い旅立って逝ったが、子供もいなかったし、余命宣告を受けてから離婚し、元の姓に戻し自分の娘として逝く道を選んだ。

 

昨年に続いて今年も墓のある飛騨には帰ることができないので、仏壇に酒をあげ念仏を誦したが、最後に「親不孝をしやがって」と、、、、

 

夕方になって、孫がそれを知らずに来て、いつも通り線香をあげたが「おばさんの命日だよ」ってことは言わずに帰した。

 

| | コメント (2)

2021年8月21日 (土)

猩々草に

Img_0023-7

庭の猩々草の花にヤマトシジミがつかまってしばらく蜜を吸っていた。

猩々の名前の由来になった赤い部分は葉っぱであり、花粉を含んだ花はごく小さく地味な花である。

そんな花でも蜜がおいしいのか、それとも小さな花で一つ当たりの蜜の量が少ないからかなかなか鼻から離れようとはしなかった。

 

年を取るにつれて一日が瞬く間に過ぎて行くような気がしてならない。

月日は百代の過客にして行きかう人もまた旅人なり、、、とは、奥の細道で芭蕉が書き出しの部分で使った言葉だが、加速度的に早くなっていく感じがする。

昔も今も時間は変わりないはずだが、子供のころの夏休みはなかなか来なかったのだが、、、、

とにかく、人生の終わりがどんどんと向こうの方から走ってくるようだ。

| | コメント (0)

2021年8月19日 (木)

久しぶりの半月

Img_0041-3_20210819210401 

久しぶりに半月のかかる空を見た。

いつから降り出しのだったか、異例の長雨は今年を象徴するかのように暗い夏を演出している。

 

ドン ド~ン ドォン といった感じでコロナの感染者が増えていく。

やっとこの間まで、静岡県で100人もの感染者が出ればかからないようにと気を使っていたが、この長雨の間に級数的に数を増やし、「これまでの最高 これまでの最高」と言っている間に600人越えとなってしまった。

この調子でどこまで行くのかわからないが、医療崩壊と言われると、ワクチンを二度接種したからと言って安心していられない。

それこそ、うかつに風邪や交通事故などによる怪我をすると、、、、、。

先日もぶら下がり記者会見で「首相の責任は、、?」という質問に例のごとく無表情のまま「全力でやるのが私の責任、、」と言っていたが、全力で何をしたっていうんだろうか。

自宅待機で亡くなる人が増えていく中で野戦病院的な施設をという声もよく聞かれるがそれには耳を傾けず、経団連に行って「リモートワークをもっと増やして」といったそうだ。

この日本で、リモートワークができる人がどれだけいるのか、熱い太陽の下、長雨の中、人力で働くしかない人がどれだけいるのか、、、、、、

      分かっているんかい! こりゃ !

 

今日も、病院から「コロナの接種はワクチンが来ないので延期する」って言われた50代の人が電話をかけてきた。

 

 

| | コメント (0)

2021年8月17日 (火)

白黒つけよう

Img_0039_20210817205801

麻機沼の一角で水鳥が会議を開いていた。

ダイサギに鵜とカルガモの三種会談。食べるえさをめぐって「この際はっきり白黒をつけよう」と息巻いている鵜に、鷺が喉をかきながら「お前さんたち新参者が何言ったんだ」と斜に決めて言う。

カルガモは、「どうも俺たちに出番でもないようで」とそっぽを向いて水草を探している。

 

先日テレビを見ていたら、竹下登元総理大臣の孫だというDAIGOがすました顔で出演していた。

「生活保護者に食わせる金があるなら猫の方を救ってほしい」「生活保護者の命は自分にとって必要ない命である」といったとかで炎上していると聞いたのに、、、

と、思っていたら同じDAIGO でもこの投稿をSNSに乗せたのは”メンタリストのdaigo”という別人だったそうで、早とちりというかあまり似過ぎた名前で間違えてしまった。

名前が一緒どころか同姓同名で間違えられ被害を受けた人もかなりいるそうだから、自分もその轍を踏むところだった。

それにしても、最近こんな人が多くなったように思うのはなんでも有名になって人々の注目を浴びたい、ユーチューブに投稿してお金稼ぎがしたいということかららしい。

先日も増水した安倍川に入って警察や消防車を出動させた人は、そのまえにも同じことをしていたそうだから罪は重い。

前出のaigoは清水の出身だというから、静岡の人間は、、、、とも言えないかも知れないが、連日感染者を更新している静岡県は、ついに緊急事態宣言発令地区を要請し指定されることなった。

こんなことまで追従しなくてもよさそうだが、流行に敏感な県民性なのかな。

 

 

| | コメント (0)

2021年8月16日 (月)

アフガン陥落

Img_4059-2 

雨続きの毎日が続き家から出もせず終日籠っていると、「小人閑居して不善を成す」ではないが、することが無くなった年寄りはついつい口に食べ物を運ぶ。

”なまくらこいて食っちゃ寝を繰り返せば体が重くなる”  

こんな時は胃腸が丈夫なことが仇になる。

しかし、野生に生物はそんなわけにはいかないようで、イチモンジチョウが小雨降る中、小さな小さなハグロソウに捉まって有るか無いかの蜜を吸っている。

 

今日、アフガニスタンのタリバンが首都カブールを陥落させて実権を握った。

今から45年くらい前にやはり20年以上続いたベトナム戦争を思い出させた。

結局アメリカは、同盟だなんだと言いながら、最後にはどうしようもなくなって放り出したところで、支援していた政府があっさりと負けてしまうパターンである。

今回、ベトナム戦争と違うところはアメリカ支援の下軍備に優れているはずの政府軍が、小型トラックに小銃が主な武器のタリバンになすところなく(?)10日足らずで負けてしまったことにある。

これは、アメリカの政策が一部の人にだけの恩恵に限られていたことにあり、国民の支持を得ていなかった証明であろう。

このあと、イスラム原理主義のもと無辜の民が迫害され殺されていくのだろうと思うと、アメリカの自分勝手がいやになってくる。

 

 

| | コメント (0)

2021年8月15日 (日)

雨に咲く花

Img_1506-2

雨に咲く花、今日も時折激しく降るものの報道に見るほどの降りでもなく、ありがたいことと思っている。

朝早く雨の隙間を狙って畑に入り、倒れていたきゅうりの手を立てなおしたが、ここ少しの間畑に入れなかったうちに雑草が生い茂り、30分ほど引っこ抜いているうちに、雨脚が激しくなり、濡れて帰る。

 

まだ六歳の子供だったが戦争に負けた日は鮮明に覚えている。

両側を急峻な山襞に挟まれた茂住という集落はこの日も暑かった。

あとで見ると4m四角ほどしかないが集落の小さな防火用貯水池に入って泳ぎのまねごとをしていた。

お昼も間近になり、家に帰ろうとしたときおじさんの家に大人の人が集まっていたのでその尻馬に乗ってのぞいてみると、当時集落に何台しかないラジオを窓の内外から囲んでいた。

雑音の多いラジオで何言っているのか分からなかったが、そのうちの一人からうめき声のような声で「戦争に負けた」という言葉が聞こえた。

むかし映画で見た「日本の一番長い日」という映画の中で血気盛んな青年将校が、玉音放送を妨害しようと走り回っている場面があったが、茂住でのラジオ放送は子供の目からは年寄りばかり(若い人は戦争に取られていたのかも、、、)なので誰も騒ぐようなことはなかった。

「戦争に負けた」その言葉を聞いて家に帰り暗い所にいた母親に「戦争に負けたって言ってたよ」っていうと、「そうか」って静かに答えていた。

 

その一か月ほど前、富山の空襲を見ていたが、上空を飛ぶB-29に一切の抵抗というかなすがままの状態を見て、子供心にも情勢がうすうす気付いてていたのだから、大人はなおさらだったに違いない。

それからすぐに、父親が軍需工場からかえってきた。

 

それにしても今年の夏は、、、暑さになれたのか肌寒く感じる。

 

| | コメント (2)

2021年8月14日 (土)

大水が出た

Img_0016-10

岐阜県も降雨量が多いというので浅いとこの家に電話してみた。

「まあ 今年一番の降りようみたいで大島川原いっぱいになっとるんよ。川がガンガン鳴って久しぶりにおとろしい水が出とるわ」

とのことだったので、ライブカメラを見ると町の中心部にかかる西里橋の下流は川幅いっぱいに濁流が流れていた。

この川は槍ヶ岳、穂高岳、乗鞍など北アルプスを源流とする川で流域面積が大きいだけに流量の変化が大きく、いざ出水すると直径1mを越す大きな石をぶつかり合われながら流れるため、洪水の音の中巨石がぶつかり合う音も聞こえてかなり激しい音が谷間の街に響く。

そして、以前は貯木場にもなっていた大島川原に流れ着いた木を越冬燃料の薪にするため水が引くと争って占有権を決めていたが、その方法は流木の上に石を積むだけだった。

ただ、まだ水が引く前にとび口で木をひっかけて採ろうとして命を落とした人もいるなど、大水にはいくつかの思い出もある。

 

| | コメント (0)

2021年8月13日 (金)

五つ子は

P8030855-2

近所のスーパーの出入り口そばに巣をかけて子育てをしていた。

そのすぐ横にベンチがあって腰かけていたおばあさんが「ひなはいくついます?」って声をかけてきたので「四つかな」と返事をすると「五ついるって聞いたんですけど」っていう。

見直してみるともう巣立ちまじかの雛が五羽顔をのぞかせていた。「五ついたよ」って言いなおしたが、知っているなら、、、、、、、、、、

そういえば、いつのころだったか、人間にも”五つ子ちゃん”というのがあって、小学校になるころまで頻繁に報道されていたが、いつのころからか何にも聞こえなくなった。

多分プライバシーとやらで報道しなくなったと思うのだが、五人とも無事成長したのだろうか、、、、

もう四十代の働き盛りと思うだが、、、、スーパーの子燕は来年いくつ戻ってくるのか、顔つきだけではどれがどれやら分からない。

こちらは、プライバシーが有っても無くても音沙汰なしになる。

 

天気予報が一週間すべて雲と傘マークで埋められていた。

日本海と太平洋に高気圧があってがっぷり四つになって動かないものだからその間の前線から激しい雨がもたらされ九州北部と中国地方が大雨による洪水と土砂崩れの危険と戦っている。

この調子で長引けば、相撲だったら水入りの取り直しになるのだが自然現象は神様が行司だから何とも言えない。

日本列島の今、雨の特別警報とコロナの緊急事態宣言に加えて、政治の混迷と三重苦ともいえる状態にある。

 

| | コメント (2)

2021年8月12日 (木)

それにしても もう

Img_0009_20210812211201

この時期タカサゴユリがあちこちで咲き誇っている。

テッポウユリの仲間だけあってなかなか区別がつきにくいが、葉っぱが細く花の外側が幾分赤みを持った筋状になっていることからわかる。

しかし、それ以前にテッポウユリはめったに見ることができないので、目に付く白いユリの花はほとんどがタカサゴユリだと言っていい。

名前にめでたいタカサゴとつくのは、テッポウユリが九州南部が原産地なのに対して、タカザゴユリは台湾が原産地ということから名づけられた。

そして、台湾をタカサゴというのは、もともとの原住民を高砂族と言っていたことになり、タカザゴユリは日本などで繁殖範囲を広げているのだが、台湾の高砂族は数を減らし人口の3%ほどしかいないそうで、、、、、、、

 

静岡県は今日もコロナ患者が急増し、感染爆発状態になっている。

そして、蔓延防止区域の範囲を静岡市に隣接する焼津、藤枝市と浜松市に隣接する磐田市にも適用することになった。

原因として言われているのは、蔓延防止で静岡市で飲めなくなった人が電車に乗って隣の市にい行きウイルスを広げているからというそうで、磐田市も同様な理由によるそうだ。

自分たちは、近所の飲み屋も長いこと行かずにいるので分からないが、よその市内の飲み屋では顔見知りもいないと思うのだが、そんなにしてまで行く人の気が知れないでいる。

東京近辺でも、道一つ挟んで県が違うと規制が違うのでいろいろあったと聞いているが、これだけ流行をしている時期に危険を冒してまで、、、、

酒に関することわざは数限りなくあるが、その一番に”酒は百薬の長”というのがあるが、ウイルスを散らばかすとしたら”百毒の長”になってしまう。

そのほかにも、”酒は憂いの玉箒” ”酒 万人を和合す” ”独居の友となる”というのがあるが、結局は寂しい人が多いということか、、、

 

   それにしても、まったく、もう、、、、

 

 

| | コメント (0)

2021年8月11日 (水)

クサギの花

006_20210811211501

麻機でクサギの花が芳香を漂わせて開花していた。

木の高さ5mに満たない小さな木で、木工には向かないうえ、葉っぱが独特の異臭を放つところから雑木としか見られていない。

しかし、小さいながら数多くの花を咲かせるところからこれだけ密集しているとそばに寄っただけで花の香りは樹下で広がる。

空の雲も、履修を迎えたのを知ってかのように幾分柔らかさを見せているが、地上の暑さは秋穂変わらずザンショザンショ そうザンショ!!ってところ。

 

オリンピックも終わってほとぼりが冷めたとでも思ったかテレビのコロナ報道に変化が出てきたようなきがする。

昨夜BSフジの番組で一日亡くなる人が3,800人ほどいる中でコロナで亡くなる人は5人程度。

3800対5をどう見るかと執拗に司会者が尋ねていた。

そして、僻目でなければ、今日午後のワイドショーで日テレの司会者は「あれもダメこれもダメより経済を回す方に」というニュアンスでコメンテーターに意見を求め、それに反対する人はいなかった、というより、言わせさせないような進行をしていたように見受けられた。

なんだか選挙を間近にして、NHKでさえ政府の支持率30%割れをいう時期に政権浮揚のため、圧力をかけているのではないかという気がしてしまった。

 

静岡県はこれまで最高を大きく上回り288人の感染者を出した。

この数字はさらに増えそうだとか、、、、、、、

副作用が強くなると言われた2回目のワクチン注射があまりにも軽すぎて「水を打たれたのではないか」なんて冗談口をたたいていたが、二回完了の医療従事者が感染したという話を聞くと、この年寄りの抗体はどうなっているのか調べる必要がありそうだ。

| | コメント (0)

2021年8月10日 (火)

絵文字?

Img_0018-4

庭に捨てたヘチマの種から蔓が伸びてサボテンに絡みついていった。

夏に強いヘチマはどんどん背を高くしていったが、下の方の葉に絵描き虫が食い荒らした模様が浮き出ていた。

まるで、見たことのない模様だが横書きに二行の文字を書いたように、、、、

何とかこじつけの文字にしてみようかと思ったが、これがまたむつかしい。

絵描き虫は本名を”葉もぐり蝿”というそのまんまの名前でほかの芋虫のように葉っぱをすべて食べるのではなく葉っぱの中に潜り込んで一番柔らかいところだけを食べ歩いた後だそうだ。

いわゆる、昆虫界のグルメといった存在か。

どうでもよいヘチマの葉っぱだからよいが、レタスなど野菜に取りついていたらただでは済まさないのだ。

| | コメント (0)

2021年8月 9日 (月)

めぐるましく

Img_0020-7 

オリンピックのメダルを欲しがるかのように日本近海は一時三つの台風に詰め寄られていた。

さしづめ真ん中は金メダルだとすると、西が銀メダルで東が銅メダルといったところか。

銅メダルの十一号は早々に立ち去り、十号は適度なお湿りで昨日去った、そして、今日は銀メダルにあたる九号の影響で、朝から天気がめぐるましく変わった。

晴れとくもり、時々激しい風雨が不規則に入り乱れて何度も不規則的に繰り返す、防災無線は海が高波でしけているという。     すべては家の中でお籠りで聞く。

 

オリンピックといえば不思議な種目が二つあった。

一つは空手の型であるが、前々からここに出てくる選手は空手ができるのかという気で見たことがあったが、組手と言われる二人が対戦する戦いにはあんな格好は全然見られない。

ということは、空手の型は一種の踊りのような気がしてしようがない。

踊りだとすると、自分のスポーツという概念から外れてしまうのだが、、、、、

もうひとつは、スケートボードである。

選手層ほとんどが10代と若いのは新しい試合のため仕様がないのかもしれないが、選手の一人が言っていたのは「これをやっていると不良といわれた」という言葉であった。

家の近所でも、道路や歩道でこれを走りまわらせている子供があったのでしかったことがあるが、とにかく危ない。

遊べるところがないせいもあるのだろうが、交通ルールを無視して急に飛び出したり坂道を下ってくる。

そのうち、オリンピックの影響を受けて階段の手すりに乗っかるのも出てきそうで、、、、、、

| | コメント (0)

2021年8月 8日 (日)

稲の出穂

Img_0008_20210808210501 

揃う~た 揃うたよ 床突きゃ 揃うた

稲の出穂よりよう なお揃うた

 

田植えが遅い静岡地方でも田んぼの稲の穂に実が入り始めたようで少しうつむき加減になってきた。

 

むかし、神岡鉱山の鹿間精錬所にあった溶鉱炉の基盤を固めるため、床搗き棒を持った大勢の人がこの歌で音頭を取りながら搗いたそうだ。

自分は、鉱石採掘の方だったのでこの歌しか知らないが、ストライキの時の大きな焦点の一つに溶鉱炉を止めるという戦術があり、ここの人たちをストライキに入れると会社は溶鉱炉の内側のレンガが崩壊し再建するのに多大な費用をと生産停止があったため、非組合員のお偉いさんを総動員して運転を維持したものだった。

普段 机の前でふんぞり返っている管理職が汗水たらして溶鉱炉を保安運転っせていると思うと溜飲が下がったものだった。

あれからウン十年、労働組合の力も落ちてきて、”ストライキ”を行うような組合はほとんどなくなり、労使交渉の手段であることさえ知らない組合員が増えてきた。

| | コメント (0)

2021年8月 7日 (土)

さまちゃんが通よわにゃ仇の花

Img_0015-10_20210807211501

ハシラサボテンの花が一か月ぶりに二度目の開花をむかえた。

夜中に人知れず咲いたため、朝新聞を取りに行って初めて気が付いた。

原産地は南アメリカとのことだが、日本ではこの花の媒介を手伝う虫がいないので、まず実を結ぶことがないそうだ。

この花を見ていたら、むかし流行った炭坑節の一節を思い出した。

#なんぼ 色よく咲いても 

さまちゃんが 通よわにゃ仇の花 とね

 

そういえば、昭和40年代海外で仕事をしていた時のことだが、仕事の区切りのひと時町に降りてディスコに行った。

まだ日本には、ディスコなるものがなかったこともあって、物珍しさから誘われるままに舞台に上がって踊ったが、いつの間にやら盆踊りになってしまっていた。

向こうの連中にしてみればその仕草がまた新鮮だったらしく、教えてくれなんて注文も受けた。

 

チョチョンガチョイ 掘って掘ってまた掘って 

   担いで担いで 後ずさり 

押して押して ひらいて チョチョン

 

まさに鉱山の仕事をそのまま振り付けた仕草はかの国では忘れ去られたことだろう。

 

| | コメント (0)

2021年8月 6日 (金)

シャボン玉とんだ

Img_0007-2_20210806211701

シャボン玉とんだ 屋根まで飛んだ 

屋根まで飛んで 壊れて消えた、、、、、

 

シャボン玉を歌ったわかりやすい童謡とばかり思っていたが、その裏には幼くして亡くなった子供をうたった歌だということを先年初めて知った。

むかし麦わらを切って石鹸水につけて飛ばしたころと違って、今で界面活性剤を使い、シャボン玉を大きく作る道具も売られていて、簡単に大きなシャボン玉が作られるようになったが、すぐ壊れるのは今も同じである。

 

今日は広島に原爆が落とされて76年になるという。

朝 8時15分にその式典が執り行われたのをテレビで見ていて、今はやりのリモートで参加させてもらった。

自分に都合の良い見通しばかりを集めて始めた先の大戦は何百万の犠牲を出したうえでようやく無条件降伏ということで収拾することができた。

しかし、抵抗力が無くなってなすがままという戦争末期になってもなお降伏という道を選ぶのに抵抗した人たちは、無条件降伏を終戦といい、占領軍を進駐軍と言い換えた。

そして、戦後76年という長い時間がたって、ようやく黒い雨の被害者をしぶしぶ認めたもののまだ納得できない部分があるという姿勢は、総理大臣あいさつで原稿の肝心な部分を読み飛ばしてしまったことからもうかがえる。

 

 

| | コメント (0)

2021年8月 4日 (水)

とげをものともせず

Img_0023-4 

タラの木とげをものともせずクマゼミがシャンシャンシャンとけたたましく鳴いている。

よく見ると腹の下の部分を激しく震わせているので、鳴くという言葉があったてないのだが、ほかにいい言葉がみあたらないのでこんな風に使ってみた。

とにかく地上に出て一週間という寿命だと聞いているのでその命を精一杯有効に使おうとしているのが見えて痛ましいような気がする。

 

新型コロナが爆発的流行の兆しを見せていて、静岡でも過去最高の202人となった。

今までの最高は2日前の168人だからそのカーブの様子はこれまた記録的な増加を遂げている、首都圏の増加同様に   比例していて、静岡県も蔓延防止の指定を受けることになったようだ。

そこで、打つ手が無くなったガースーはあろうことか「中等症の人も自宅待機でお願いする」いいだした。

それも普段は専門家の意見聞いてなどと言っていたのにこんな重大な変更を独断で発表したのは、都合の良い意見、耳当たりの良い意見しか届かない裸の王様になってしまったか。

テレビなどの報道によると、中等症とは呼吸がしにくくなったり、酸素吸入をする段階で、重症は麻酔で眠らせて人工呼吸器で生命を維持する段階だという。

四年前に肺炎を経験したことがあるが、夜中に呼吸ができなくなってこのまま死んでしまうのかと思ったことがあるが、それよりもっとひどい段階でも入院治療ができなくなる日本ってどんな国なんだろうと思ってしまう。

”コロナに打ち勝った証”のオリンピックは早々に幕を下ろさざるを得なかったが、”安心安全”も事実上の放棄となったが、責任は棚に上げたままで知らん顔をしている。

コロナによる肺炎がどんなに苦しいのか、そして、それが急変して死に至るのかの思いやりが政府にはちっともない。

無役の時の田村厚生大臣の意見は立場が変わったとたん豹変してガースー寄りの発言に終始している。

もう少し骨のある政治家なら「この意見が通らなければ辞めさせてもらいます」くらいのことが言えないのだろうかと情けなくなってしまう。

| | コメント (0)

2021年8月 3日 (火)

天気雨

Img_0013-7

午前の九時ころになって外が騒がしくなってきた。

朝から青空が広がり今日も暑い一日を予感させる太陽が照り付けセミの鳴き声がうるさかったのに、突然縁台の上のタキロンの屋根がたたきつける雨音になっていた。

外に出てみると、家の真上の雲が崖のように立ち昇りその中から激しく雨を降らせているようだが、その南側は雲もなく青空からさんさんと太陽光線が地上に達している。

これほどしっかりとした”天気雨”は珍しいというか初めてのような気がする。

近年地球の気候は極端になっているようで、気温の上昇や雨の降り方に「これまで経験のしたことがない」という言葉が頭につく気象予報が多くなった。

 

スポーツなどの新記録はよいが、気象の新記録はいただけない。

このままで気象異常が進行すると近い将来人類滅亡という事態になるのは間違いない。

地球ができて四十五億年と言われるが、人類が地球上に発生して二百万年そして、ホモサピエンスが地球上に現れたのは高々二十万年と言われているが、この短い期間で地球に毒をまき散らした結果が、その毒にあたって死滅するというセイタカアワダチソウみたいな哀れな結末を迎えようとしている。

もし、後世に知恵を持った生物が現れたとしたら、人類のことをどう書き表すことだろう。

火山活動を伴う大陸移動や分裂などで、そのほとんどは痕跡もなく消え失せてしまうことだろうから、あまり遠くない将来なら、馬鹿な生物としてその一部が博物館のようなところに陳列されることと思う。

| | コメント (0)

2021年8月 2日 (月)

どこ吹く風

Img_0007-9

今年になってようやくできたばかりの遊水地、ここしばらく雨が降らないので水深はごく浅いようだ。

洪水時に逃げ込んだ小魚がいるようで幾羽ものサギが涼しげに魚を追って闊歩していた。

人間界のコロナウイルスなどどこ吹く風とでも言いたげに、夏を満喫している。

こんなサギを見ていると「仲間に入れて」って言いたくなるほど暑さが身に染む。

 

きょうも各地で三十七度越えの地区が発表されていたが、地上1mほどの高さにある百葉箱の中の温度であり、直射日光の当たる場所ではこの上何度も高いのは体感でわかっている。

これまで何度も買い物やワクチン注射など催しごとの会場で、普通体温より1度高い37.5度以上は入場ができなくると言われ、銃口のような非接触型赤外線体温計を突き付けられ容赦なくボタンを押されてきたが、幸いというか36.5度が最高で入場を断られたことはなかった。

しかるに、今の日本各地では37.5度越えの土地は大半を占めているようで、”日本の入場お断り”という看板が出て不思議ない状況である。

オリンピックもあと一週間だそうだが、この感染拡大はどこまで行くのだろうか。

先日のガースの記者会見はまだ他人事のような応答で批判を浴びている。

どこまで行ったら、、、、、、、、、、、真剣になれるのかなあ~

| | コメント (0)

2021年8月 1日 (日)

いろは

Img_0004-8

今年も畑を覆っている鉄骨パイプにヘチマがよじ登り花を咲かせている。

まっ黄色の大輪の花は夏のそれに映えて生き生きとして、今日も虫たちを呼び集めている。

”へちま”とは「へ」と「ち」の間という意味で「と」だという説があるが、今の人には説明してもなかなかわからない。

原因は、”いろは”を知らないところにある。

何時のころからかというとすでに五十年以上前からである。

飛騨では、家を建てる時親類や友達が集まって大工が刻んだ柱や梁を組み立て、夕方前に屋根屋が来てトタンで屋根をふくのが決まりであった。

その際、道路に面した一番前の土台がいろはの「い」であり、順番に「ろ」「は」と奥に入っていき、大工によって少し違っているが道路に向かって左側から1234と番号が振ってあり「いの1」と書いてある臍穴(ほぞあな)にそう書いてる柱を建てていくようになっていた。

そして、その時の嘆き節は「今での若いもんはイロハを知らない」と弟子のことを言っていた。

 

いろはにほへと ちりぬるおわか よたれそつね ならむういの おくやまけふこえて あさきゆめみし  えひもせず ん

| | コメント (2)

« 2021年7月 | トップページ | 2021年9月 »