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2021年8月25日 (水)

あづきなく

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人影もなく黄昏て行く町角は寂しい。

むかしならこの時間は子供たちが各家から登る夕餉のにおいに誘われて「さよなら三角 また明日」なんて言いながら戻るころなのだが、その子供はもうどこにもいない。

 

”あづき(味気)なく なんのたわごと いまさらに童言(わらべごと)する 老人(おいびと)にして”

万葉集に乗っている歌だと聞いた。

犬養先生という人によると、「この老齢で 子供じみたわごとを 今さら言うか ええあほらしい」という歌だそうだ。

なんだか今の政治家に聞かせたいと思うと同時に、今日も連れと言い合いした自分にも当てはまる反省することしきり、、、、、、

万葉集は日本語をその音に似た漢字を当てはめた万葉仮名という字で書かれているため、とっつきにくいが詠み人知らずなども沢山入っていて当時の人々の心情がよくわかるという風に習った。

しかし、この時代というか平安末期になっても字を読みかけできる人は稀だったそうだから、防人の歌などはどうやって作られたものだったのだろう。

現代語に訳した歌にはかなり有名なものがあり、生まれ在所のすぐそば越中の国の国司に大伴家持がいたりしていくつか聞かされてきたのだが、その当時は庶民も字が書けるものと思い込んでいた。

 

 

 

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