アフガン陥落
雨続きの毎日が続き家から出もせず終日籠っていると、「小人閑居して不善を成す」ではないが、することが無くなった年寄りはついつい口に食べ物を運ぶ。
”なまくらこいて食っちゃ寝を繰り返せば体が重くなる”
こんな時は胃腸が丈夫なことが仇になる。
しかし、野生に生物はそんなわけにはいかないようで、イチモンジチョウが小雨降る中、小さな小さなハグロソウに捉まって有るか無いかの蜜を吸っている。
今日、アフガニスタンのタリバンが首都カブールを陥落させて実権を握った。
今から45年くらい前にやはり20年以上続いたベトナム戦争を思い出させた。
結局アメリカは、同盟だなんだと言いながら、最後にはどうしようもなくなって放り出したところで、支援していた政府があっさりと負けてしまうパターンである。
今回、ベトナム戦争と違うところはアメリカ支援の下軍備に優れているはずの政府軍が、小型トラックに小銃が主な武器のタリバンになすところなく(?)10日足らずで負けてしまったことにある。
これは、アメリカの政策が一部の人にだけの恩恵に限られていたことにあり、国民の支持を得ていなかった証明であろう。
このあと、イスラム原理主義のもと無辜の民が迫害され殺されていくのだろうと思うと、アメリカの自分勝手がいやになってくる。
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