露と消えた
ここしばらく晴れた朝が続いているが、少しすると雲が出て雨を降らせる天気が続いている。
露と落ち 露と消えにし わが命
難波のことも 夢のまた夢
百姓から天下人にまでなった豊臣秀吉の辞世の句だという。
どんな権力者でも死を免れぬことはできない。
ただ、この世に未練を残していく人と満足とまでは行かなくても従容として受け入れる人には大きな違いがあることと思う。
今日は、娘の六回目の命日である。
四十八歳でがんを患い旅立って逝ったが、子供もいなかったし、余命宣告を受けてから離婚し、元の姓に戻し自分の娘として逝く道を選んだ。
昨年に続いて今年も墓のある飛騨には帰ることができないので、仏壇に酒をあげ念仏を誦したが、最後に「親不孝をしやがって」と、、、、
夕方になって、孫がそれを知らずに来て、いつも通り線香をあげたが「おばさんの命日だよ」ってことは言わずに帰した。
| 固定リンク
« 猩々草に | トップページ | 花嫁のドレスに似て »
コメント
岡崎在住さま
政治家というのは一種の妖怪ですね。
幽霊なら夏が終われば姿を消すけれど、妖怪は季節を問わないもの、、、
せめて、75歳を過ぎれば親族や子供でなく後輩に席を譲ればいいのだけど、よほどうまみのある場所なんだろうね。
投稿: オラケタル | 2021年8月23日 (月) 21時42分
そりゃ娘さん、若くして亡くなられて残念やね。孫に助けられたかな。娘さんが天国から使いに出した気がするがねぇ~。 政治家では消えてもらいたい人が多い今日この頃やけんどね。
投稿: 岡崎 | 2021年8月23日 (月) 20時06分