いろは
今年も畑を覆っている鉄骨パイプにヘチマがよじ登り花を咲かせている。
まっ黄色の大輪の花は夏のそれに映えて生き生きとして、今日も虫たちを呼び集めている。
”へちま”とは「へ」と「ち」の間という意味で「と」だという説があるが、今の人には説明してもなかなかわからない。
原因は、”いろは”を知らないところにある。
何時のころからかというとすでに五十年以上前からである。
飛騨では、家を建てる時親類や友達が集まって大工が刻んだ柱や梁を組み立て、夕方前に屋根屋が来てトタンで屋根をふくのが決まりであった。
その際、道路に面した一番前の土台がいろはの「い」であり、順番に「ろ」「は」と奥に入っていき、大工によって少し違っているが道路に向かって左側から1234と番号が振ってあり「いの1」と書いてある臍穴(ほぞあな)にそう書いてる柱を建てていくようになっていた。
そして、その時の嘆き節は「今での若いもんはイロハを知らない」と弟子のことを言っていた。
いろはにほへと ちりぬるおわか よたれそつね ならむういの おくやまけふこえて あさきゆめみし えひもせず ん
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コメント
岡崎在住さま
あんがと
投稿: オラケタル | 2021年8月 2日 (月) 21時30分
おみごと😆
投稿: 岡崎在住 | 2021年8月 2日 (月) 20時29分