大水が出た
岐阜県も降雨量が多いというので浅いとこの家に電話してみた。
「まあ 今年一番の降りようみたいで大島川原いっぱいになっとるんよ。川がガンガン鳴って久しぶりにおとろしい水が出とるわ」
とのことだったので、ライブカメラを見ると町の中心部にかかる西里橋の下流は川幅いっぱいに濁流が流れていた。
この川は槍ヶ岳、穂高岳、乗鞍など北アルプスを源流とする川で流域面積が大きいだけに流量の変化が大きく、いざ出水すると直径1mを越す大きな石をぶつかり合われながら流れるため、洪水の音の中巨石がぶつかり合う音も聞こえてかなり激しい音が谷間の街に響く。
そして、以前は貯木場にもなっていた大島川原に流れ着いた木を越冬燃料の薪にするため水が引くと争って占有権を決めていたが、その方法は流木の上に石を積むだけだった。
ただ、まだ水が引く前にとび口で木をひっかけて採ろうとして命を落とした人もいるなど、大水にはいくつかの思い出もある。
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