雨に咲く花
雨に咲く花、今日も時折激しく降るものの報道に見るほどの降りでもなく、ありがたいことと思っている。
朝早く雨の隙間を狙って畑に入り、倒れていたきゅうりの手を立てなおしたが、ここ少しの間畑に入れなかったうちに雑草が生い茂り、30分ほど引っこ抜いているうちに、雨脚が激しくなり、濡れて帰る。
まだ六歳の子供だったが戦争に負けた日は鮮明に覚えている。
両側を急峻な山襞に挟まれた茂住という集落はこの日も暑かった。
あとで見ると4m四角ほどしかないが集落の小さな防火用貯水池に入って泳ぎのまねごとをしていた。
お昼も間近になり、家に帰ろうとしたときおじさんの家に大人の人が集まっていたのでその尻馬に乗ってのぞいてみると、当時集落に何台しかないラジオを窓の内外から囲んでいた。
雑音の多いラジオで何言っているのか分からなかったが、そのうちの一人からうめき声のような声で「戦争に負けた」という言葉が聞こえた。
むかし映画で見た「日本の一番長い日」という映画の中で血気盛んな青年将校が、玉音放送を妨害しようと走り回っている場面があったが、茂住でのラジオ放送は子供の目からは年寄りばかり(若い人は戦争に取られていたのかも、、、)なので誰も騒ぐようなことはなかった。
「戦争に負けた」その言葉を聞いて家に帰り暗い所にいた母親に「戦争に負けたって言ってたよ」っていうと、「そうか」って静かに答えていた。
その一か月ほど前、富山の空襲を見ていたが、上空を飛ぶB-29に一切の抵抗というかなすがままの状態を見て、子供心にも情勢がうすうす気付いてていたのだから、大人はなおさらだったに違いない。
それからすぐに、父親が軍需工場からかえってきた。
それにしても今年の夏は、、、暑さになれたのか肌寒く感じる。
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コメント
岡崎在住さま
そうなんよね。
政府ってもんはいつも大事なことを隠してごまかせば何とかなるって思っとるんよね。
投稿: オラケタル | 2021年8月16日 (月) 21時21分
神風は、神の威力で吹くとされている風で歴史上では文永・弘安の役(1274、1281)の二度にわたる蒙古の軍船が、博多湾で壊滅させられた事を、学校で習ったねぇ。先の第二次世界大戦も、日本は神風で何とかなる、イケイケドンドンで国民を騙し、多大な命を奪われて敗戦😡 今のガース内閣もいつまで日本国民を騙し続けるんやろねぇ~😱 神風特攻隊内閣という事やにかな😨
投稿: 岡崎在住 | 2021年8月16日 (月) 19時31分