ネジバナ
「あれっ今どき咲く花なのかな?」とおもっていたら、アキネジバナっていう種類らしく別に狂い咲きとか返り咲きっていうものではないそうだ。
小さな花ながら縄のようにねじねじと螺旋をかいたその咲き方と色合いから万葉の昔から親しまれてきた草花のようだ。
この花を見ていると昔聞いた「人生あざなえる縄のごとし」という言葉があったのを思い出す。
人間長い一生の間にはよいことばかりが続くわけでなく、必ずそのことが因果になって悪いことが始まるものであるということのたとえであった。
”とうさんかあさん恨むじゃないが 、、、という歌があった。
昭和30年代の「みよちゃん」という歌の確か二番の歌詞の一部だが、片思いの美代ちゃんがいい男と歩いていたのを見た時を歌ったものだったが、容姿に劣等感を持った若者の心境で、若い時はみんなどこかに人より劣っていると思っていたに違いない。
しかし、そんな劣等感はほかから見ればまた違っていたようで、恥ずかしげもなくなった40代になってから聞くとずいぶんと違っていたようだ。
と同時に、当時思っていた美男美女のその後はそのまま幸せというわけにもいかないようで、まさに縄のような人生、、、、、
先日、テレビで今の若者の間で「親ガチャ」という言葉が流行っていると言っていた。
子供は親を選ぶわけにはいかないので、裕福な家に生まれた子は親ガチャにあたり、貧乏な家の子は親ガチャに外れたといううらしい。
自分の人生を親のせいにするのもなんだが、、、、、、昔からそういいながら、悪いことだってそう長く続くもんではないんだよ。って言いたい。
もっとも何にもしないでいいことなんて向こうから転げ込んでくるわけはないけどね。
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