人生一〇〇年
九月も終盤になるとススキも穂を出し秋もあとわずかと告げている。
ススキは草冠に亡と書き、枯れすすきは歌の材料として悲しい末路を示している。
今日は敬老の日というが誰も年寄りなんかを敬ってくれている気配はなく、若い人は「老人の日」だという。
それもそうだろう、60歳以上の人口が3割に届こうとしているそうだし、百歳以上が九万人に近いといえば、昔ならめでたい百歳もいまでは「このごくつぶしが、、、」と言われかねない時代になった。
先日も歯が脆くなり欠けたり抜ける手前の歯が多くなったので、どれだけでも手入れをしておきたいと思い数年ぶりに歯医者へ行き始めたが、保証何年とかいう保険外の歯の見本を見せられたので、あと何年生きているかわからないので「保険内での治療をしてください」といったが、「人生百年の時代ですよ、この体調なら充分に生きられます」なんて言われてしまった。
百歳といえばこの先二十年近く生きることになるのだが、そのころになると年金も底をつきだれかに養ってもらうことにもなりかねないので、、、、、、「どうぞご勘弁をと願いたい」
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