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2021年12月31日 (金)

光陰矢の如し

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「光陰矢のごとし」とかススキの穂を突き破って夕日が矢のように飛び込んでくる。と解釈できそうな大晦日の夕陽。

とにかく、一年の過ぎ去っていくスピードは加速度的に早くなってきた。

以前は、ひなが一日座り込んでいるお年寄りを見ていて「ずいぶんと退屈しているんだろうな」なんて思ってみていたが、そのくらいの年になってくるとそうでもないことがわかった。

 

新年を迎える支度として、午後四時に風呂に入り念入りに身体中を洗い、仏壇と神棚に酒と燈明を上げ、六時になってブリを焼いて年越しの準備をした。

むかし風にいえば普段でも盆正月並みの食事をしているのだが、さらに豪華な食卓を前にして普段の二倍ほどの日本酒を飲めば、ほろりほろりと羽化登仙の気分になる。

これまたむかし風にいえば、数え年で八十四歳になったことになり、鉱山労働者は早死にすると言われていたのに、、、、、

 

 

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2021年12月30日 (木)

俺って西洋人?

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こころあてに 折らばや折らん初霜の

      おきまどはせる 白菊の花

 

直接霜が降らない場所の菊はまだ元気に花を咲かせている。

花のない季節なので歌の文句のように霜で真っ白というわけではないが、適当に手折って仏壇にあげている。

菊というのはもともとが紫のものから改良を加えられていろんな色になったためか、白い菊の花びらも霜などに痛めつけられると次第に紫っぽくなっていく。

とにかく、庭の千草に遅れて咲く白い菊は白さゆえにりりしく見えるのは確か、、、、

 

オミクロン株の影響ばかりでなく新型コロナの患者がじわじわと増えていく。

多分、正月の半ばには第六波なんて言っているのかもしれない。

アメリカ イギリスやフランスなどでは毎日10万人を超える感染者が出ていると聞くと、日本ではそれほどでなくても大流行するのかもしれない。

西洋人は一般に口元を見て喜怒哀楽を感じ表現をし、日本人は目元で感じると言われている。

そのため、西洋一般ではマスクをすることを嫌がる風潮があって感染拡大につながっているそうだ。

西部劇などで口元をハンカチなどで多い銀行強盗をするシーンが出てくるが、彼の国当たりでは口元を隠せばわからないということのようだと最近気が付いた。

たいして、日本ではサングラスなのかな?

 

そういう中で自分の場合、連れ以外にあまり人と接することもないため、ほとんどマスクをすることなく過ごしてきているため、今日も自動車を降りてスーパーへお供しようと駐車場から出て、歩き出してからマスクをしていないことに気づきマスクを持ちに引き返したのだが、、、、、、

たまにマスクをすると、息苦しくてすぐに自動車に戻ってしまう。

「俺って西洋人?」

 

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2021年12月29日 (水)

お年玉

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もういくつ寝るとお正月 お正月には凧あげて

 独楽を回して遊びましょ、、、、、、

 

子供のころ正月の楽しみは普段腹いっぱい食べられなかった分、餅をたらふく食べられることだった。

そのため、十二月半ばから指折り数えていたものだった。

当時はお年玉などという風習はなかったので、ただ食べることができる幸せに浸ったもので、雑煮は年の数だけ餅を食べた。

食糧難の折、もち米の購入などでさぞかし親が苦労したことだろうと思う。

お年玉とはそもそも厄除けに餅を配ったことによるそうだが、お金になったのは昭和30年代後半になってからだそうで、道理で自分らの年頃はもらった覚えがないこと当然だったのかもしれない。

そのお年玉も今年は孫たちもいい年ごろになって、むかし通りお金を用意する必要はなくなった。

 

山の畑周りの雑木林にツルウメモドキの実がたわわに実っていた。

一時はこの蔓を切ってクリスマスや正月飾りにしたいと言って見知らぬ人が訪ねてきたが、コロナのせい最近は誰も来ないようで真っ赤な実が水分がないためかしなびているように見える。

これだけの量があれば、メジロやヒヨドリが腹いっぱい食べてもしばらくはもつだろう。

 

 

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2021年12月28日 (火)

気あらし

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今朝の最低気温 静岡は六度だったそうで全国的に見たら多分沖縄当たりと同じだったのかもしれない。

それでも裏を流れる川からは水蒸気が立っていた。

今では北海道当たりの方言である”気あらし”という言葉の方が有名になってしまったが、気象用語としては”蒸気雲”というそうでこれの大規模なものは日本海でよく見られ、この時上がった蒸気が高い山にぶち当たって雪を降らせると聞いた。

今年は観測史上最大の雪が降ったとテレビは言っていたが、自分たちの子供のころはこんなものではなかった。

昭和三十八年、いわゆる三八豪雪と言われる年の雪は自分も小学校中学校と住んでいた神岡町大津山地区で積雪7m余という記録があり、電線が雪の表面を撫でていたという。

この地区は富山湾から急に盛り上がった飛騨高原の最初の壁になり例年積雪多いところであり、鉱山の社宅を雪廊下というもので繋いでいた場所さえあったくらいである。

その後、雪の量もすくなくなり、岐阜県で冬の国体があった昭和40年代になると、流葉スキー場のジャンプ台に雪がなく、町内会ごとに人を出してバケツリレーで雪を運んだこともあり、その前後から書き入れ時の正月にゲレンデに雪のない年が多くなった。

 

今年は、この寒波を待たず早々に雪が降ったようだが、、、、、じわじわと増え始めたオミクロンでどうなるのやら、、、、

 

 

 

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2021年12月26日 (日)

ふくらツグミを見て

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この冬一番の寒気が入ってきているという。

午前中畠の野菜を配るため裏と山の畑に行ったが風が強く体感温度は気温を多く下回っていた。

普段は餌あさりにせわしなく飛び回っているツグミもすっかりと綿毛を立てて動かないでいる。

この鳥を見て「美味そうだ」と思う人はもうそんなにいないことだろう。

そのむかし子供のころは焼き鳥の材料といえばこの鳥のことを指していた、スズメより一回り大きくて肉がしっかりとしていたため食べ応えがあった。

昭和三十年ころまでは、北陸当たりから飛騨にかけて真っ黒になるほどの群れが尾根筋をかすめるようにしてとんできていたのだが、、、、

ニシン同様に大量に捕り過ぎたのが原因か、それともほかの原因があってのことだろうか、、、

 

ニシンといえばこれまた大量に捕れたものだったが突然のようにして北海道の西から姿を消した。

そして、最近になってサンマをはじめ烏賊やカニも捕れなくななり市場に行っても手が届かない存在になってしまった。

日本人は海洋生物からタンパク質の栄養を取っていたといって過言ではないのだが、洋風文化だった牛や豚の動物系たんぱく質も中国の大量消費から、値上がりはやむを得ない情勢だそうだ。

 

今後は、畠の植物による無理やりベジタリアンになるしかないのか。

 

 

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2021年12月24日 (金)

耶蘇ではない

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娘がデコレーションケーキを持ってやってきた。

「耶蘇ではないのだからそんなもの持ってきて」と言いながらも、ろうそくに火をともし切ってくれれば喜んで食べる。

何年ぶりの味なんだろう。あま~い、とにかくあまい。

結局は八等分にしたうちのひとかけでもう十分だった。

 

今日は、念のために勧められた心臓のCT検査。

何度も何度も「ハイ! 息を吸って止めて」を繰り返した後、ヨード液(?)を注入して体を熱くしてもう一度。でおしまい。

結果は、年明け早々の一月五日の朝9時だという。

その時医者に言う挨拶はどう言ったらいいのだろうか。

「おめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします」っていうのはかかりつけ医ではないので、もう来ない可能性の方が大きいし、縁は持ちたくない。

成り行きに任すしかないのだが、、、、、、、

 

 

 

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2021年12月23日 (木)

どうして?

 

 

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冬至から一夜が明けて真っ赤な太陽が昇ってきた。

今日から日脚がコメ一粒づつ伸びるそうで、復活の太陽ということになる。

いま世界で一番普及しているのがグレゴリオ暦というローマ法王が作った暦だそうだが、なぜ一年の初めを冬至から10日ほど遅らせた日に選んだのだろうか。

地球にとって、冬至は大きな変換点になる日なのだからこの日にすればよかったのに、なんて当時カボチャを食べながら思ったものだった。

ひょっとして、キリストが生まれた十二月二十五日と関係しているのだろうか。

今になっては、影響が大きすぎて変えるに変えられない状況になっているが、日本がこの暦を受け入れたのは、月の満ち欠けを基準にすると一年が十三ヶ月になる年も出てくることから公務員の月給を一か月減らすためだそうだ。

さすがに明治政府と思ったが、これって自分の身に影響がないから決めたのではなかっただろうか。

いま、国会議員は使い道が自由な月給百万円に領収書が必要というだけで拒否反応を示し、”そうーっとしとこ””内緒にしとこ”とばかりに棚上げをしているが、、、、、、、、、

 

やれやれ

 

 

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2021年12月22日 (水)

徹夜はこたえる

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庭の片隅、陽の光もままならないといった場所に椿の花が約束にたがえずといった感じで咲いている。

樹齢としてはかなりの年数がたっているのだが、生えている環境が悪いためもあってか樹高も低く、花の数は少ない。

それでも健気に毎年赤斑の上品な花を咲かせている。

決して環境が悪いなどと文句も言わずに、、、、、、、

 

少しの間だったが記事の更新が出来ないでいた。

先日来具合が得悪かった連れが、別途から落ちて頭部をうち、意識がなくなったので心臓マッサージで回復させた後、救急車を呼ぼうとしたが嫌がったので様子見をしていたが、午前二時ころになって「我慢が出来ない」とのことだったので119番のダイヤルを回した。

ここ5年ほどの間で4回目の119番なので、前ほど戸惑うこともなかったが今回は先に県立総合病院に連絡し予約をとっての入院になった。

もともとは心臓近辺の病気があり、何かの時には連絡を入れるようにと言われていたので、当番医でなくても入院が受け入れられることになっていた。

事故が起きたのは、11時45分、それから寝もやらずに様子見し2時半に救急車で入院、その後救急外来で転落時の状況説明、検査が終了したのは午前7時だった。

そして、いったん帰宅の後外来で受信してくれと言われたので、外来に電話すると「すぐに来てくれ」とのこと、循環器内科と消化器の検査を済ませたのは、午後4時であった。

以前なら、一晩くらいの徹夜は屁でもなかったが病院での付き添いという環境もあってかへこたれてしまった。

あるもので夕食の支度し、八時に床に入ったがしばらく寝つけられなかったのは神経の興奮からか。

しかし、朝目が覚めるまでぐっすりと     寝たはずだったが、、、、、

 

今日は冬至、一年で一番日脚の短い日だという。

今夜もまた眠くて眠くて、、、、、、、

 

 

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2021年12月19日 (日)

初霜 初氷

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朝九時過ぎになってもお茶の葉っぱについた霜、というより氷の粒といった感じで溶けずに残っていた。

畠の小さな手洗い用の桶にも暑さにして1ミリ程度の氷が張っていた。

気象台的にはどうかは知らないが、自分的には今日が初霜 初氷である。

知り合いに配るためネギと大根を掘り出して、氷を割って泥を洗い流す。

「冷たいでしょ」って近所の人が言ううが「いや 寒いところの育ちだから静岡の寒さなんて、、、」と見栄を張って言う。

この歳になってもこんな見栄を張らなきゃならんのかなぁ~

 

またしても大阪のクリニックで大量の殺人事件が起きた。

どんな不満があったか知らないけれど、近頃こんな事件が多発している。

「自分一人で死ねないからたくさん殺せば死刑になれる」なんて言ったやつもいる。

無辜に殺された人のことを何と思っているのだろうか。

殺されて人々にはそれぞれの家族があり、知人があって悲しい思いをさせている。

「死刑は、野蛮な行為であり世界の潮流としては廃止しなければ」というう意見を言う人たちは、自分の家族が何の罪もなく殺されたとしてもそんなことが言えるのだろうか。

日本では殺す意思を以て二人以上殺人を起こせば死刑になるのだが、それから行くとこの人たちは何回も死刑にならなくては、、、、

多分被害者の家族としては、何度も死ぬかどうかの経験をさせたうえで死刑に、、、なんて思うかもしれない。

 

そんな意味で証拠がはっきりしない人以外の死刑反対論には組することが出来ないでいる。

 

ちなみに、この事件でまた厳しくなるのが農工具などのエンジンに入れるガソリンがさらに厳しくなるのではないだろうか。

いまでも、携行缶を持っていくと住所氏名の確認が必要なうえ、スタンドの店員が入れるのだが、これ以上厳しくなるとすると、どんな風になるんだろうか

 

 

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2021年12月18日 (土)

うそさむい

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ふるさとは今日あたり雪の一日になっているんだろうな。

暗い空から絶え間なく降る雪は心を暗くする。

「どちらから来ました?」と聞かれ「飛騨からです」と答えると、「何回か行きましたが良いところですね」って言われる。

ふるさとは離れt43年、知らない人ばっかりになってしまったが、育った山川には思い出もあり、お国言葉には恋しくも懐かしくもある。

しかし雪には、、、、、、、、、、

孫が福井の大学に行った年、「雪が降ったのではしゃいでいたらみんなから変な目で見られた」と言っていたが、静岡の人には雪の怖さをというものを知らない。

 

昨日床屋に行って刈り上げた首筋がすうすうとうそさむい。

 

 

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2021年12月17日 (金)

風花かと

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昨夜来の雨もやみ、温かい日差しが戻ってきたのもつかの間だった。

午後になって買い物に出た帰り、風花かと思えるような白いものが強い風にあおられて飛び散った。

風花なら自動車のフロントなどにぶつかると溶けだして視界が悪くなるのだが、当たった瞬間すぐに飛び去って行く。

この白いものが直径3センチほどのものあってようやく気が付いたのは、葦の穂が風に吹きちぎられて舞いだしたものであることだった。

それにしてもこの風の強さは最近にないものなので、木枯らし一号だったのだろうか。

アメリカの竜巻には及ぶべきもないものだが、最近50年 100年に一度なんて災害があ起きているだけに、ちょっとしたことにも気になってしまう。

 

気になるといえば、「オミクロン株がすでに市中感染を引き起こしているのではないか!!」ということ。

国内的には今日の静岡県は感染者ゼロとなっているが、空港では21人の新規感染者が出ているという。

いま日本に入ってくる人は人数制限をしているはずであり、その数は3,500と思っているが、21/3500 だとすると相当に濃い数字であり、そのうちのかなりの割合でオミクロン株を持った人が入ってきていることになる。

おまけに、自宅待機中の人の中には友達などと接触する人もいて、それからの感染拡大はどこかで一気に噴出さないでもない。

イギリスやアメリカなどのように万単位新規患者が出ても苦にしない国もあるが、日本は第五波の時のでさえ大騒ぎをする国だから、、、、、、、、

 

 

 

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2021年12月16日 (木)

運動代わりに

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幅8mほど奥行25mほどの畑ながら、大根、キャベツに里芋、白菜 レタスなどのほかニンニク 玉ねぎ ネギ インゲンなど指折り数えれば両手に余るほどの野菜を作っている。

そのほとんどが種から作っているので肥料代のほかごくわずかな費用で済んでいる。

出来不出来は無農薬なので害虫にやられるなどしなければ結構自慢できるものができるのだが、、、、、

今日もポットで育てたインゲンを移植した。

故郷飛騨では、「この時期に植えるものなどありゃしない」と言っていたが、さすが暖国静岡だけのことはあると暖かい日の光を背に受けて運動代わりの畠仕事をしてきた。

 

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2021年12月15日 (水)

わからない

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名にしおはば 逢坂山の實葛

    人に知られて 来る由もかな  三条右大臣 

百人一首の中に出てくる歌だが解釈を聞くまで意味がはっきりと分からない歌だった。

ただ、歌の中の實葛はこの実である。

花は六月ころ見たことがあるのだが、あまり目立たないうえその後の実は緑色で草の陰に隠れており、この時期になって急に真っ赤になり、「こんなところにあったんだ」という風な実である。

真っ赤な実ながら食べるとは聞いたことがなく、この弦の別名は”美男葛”というのは手でもむとねばねばとした状態になり悪臭もないことから髪を撫でつけるのに使ったからという。

整髪料のない時代ならいざ知らず、現代では最初の歌同様わからない蔓の実である。

 

静岡県では最近になってコロナウイルスの感染者がわずかながら増えてきたようだ。

原因としては、静岡市と富士市の小学校でクラスターが発生したことにあるのだが、このくらいの年齢はワクチンの注射がされていない年齢ということになり学校という集団生活では仕様のないことかもしれない。

ただ、子の感染がどこから来たのかということと、小学生という年齢から自宅療養ということになれば、今度は親への感染、社会への感染という道筋に行くのではという心配が出てくる。

お偉い先生は、寒さが厳しくなってくる時期にオミクロン株による第六波が来そうだとかと言われると、ワクチン二回完了の見とはいえなんともわからない状態のようだ。

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2021年12月13日 (月)

こんでもか

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今日静岡から見えた富士山は「こんでもか!」と言わんばかりに厚化粧を施していた。

富士山頂付近は風が強くこの季節台風並みの風がしょっちゅう吹いているため、降り積もった雪はすぐに吹き飛ばされ、これほど真っ白な富士山はあまりみられない。

したがって、いくら晴天とはいえこれほどくっきりとした青空のもと輪郭がしっかりとしているのは風が幾分よわく雪煙もたっていないことになる。

 

今日、それこそ10回以上自分の名前と生年月日を言った。

先日掛かりつけ医に行った折、「胸の付近が痛む」と言ったところ、それではレントゲンと心電図をやってみましょうということで検査をした。

胸の痛みは心臓の上あたり一帯に体をねじると鈍い痛みがその三日前からあった。筋肉痛になるようなことをした覚えもないし、心臓は以前に不整脈の疑いがあるといわれてこともありその辺か、ひょっとして肺炎でもやっているのでは、、、なんてことも思った。

結果、肺炎はないが心臓の上部に筋肉を動かすものがありその辺から来ているようなことをかかりつけ医の心電図が言っているが、「うちは消化器内科なので県立総合病院の循環器科で詳しく検査しましょうよ」と言われ予約を取った。

まえに、肝臓付近のCTをやったときは行ってすぐに検査し帰ってきたのが二時間と掛からなかったので、そんなつもりで向かったが、今回は違った。

コロナの影響もあるようだがシステムがまるで違ってしまっていて、面食らってしまった。

なにしろ、循環器の外来の受付に行くまでに一時間余かかり、そこでまた一時間余かかりその間何度も名前と生年月日の確認、その後、血液検査で 心電図で エコーで レントゲンで自分の名前と生年月日を二度くらいづつ、、、、と、ようやく循環器の医師に対面できたのは病院に入ってから五時間後のことであった。

結果的には異常が認められなかったが、「念のためCTをやっておきましょうよ」と言われ、二十四日クリスマスイブの午後、検査することを承諾させられた。

 

無駄だと思ったが「その時はもっと短い時間でやってくれるんでしょうね」と念押しして、、、、

 

 

病院の窓からは真っ白な富士山が見え、掃除のおばさんが「こんなきれいなのは初めて、、」と言ったが、さすが富士山を見慣れている静岡県人はだれ一人振り替えようともしなかったのは、みんな自分の病気のことで余裕がなかったのだろうか。

 

 

 

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2021年12月12日 (日)

見納め

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安倍川中流の道の駅”真富士の里”の裏手にあたる木立の中が赤く色づいていた。

紅葉を包んでいたミズナラなどの高木が覇を落としたため、冷たい風が直接当たるようになったためである。

これが今年の紅葉の見納めになるだろうと眺めてきた。

 

我が家の里いも料理の一つに烏賊と一緒に煮込むのがある。

そこで、先日来良い烏賊がないかとスーパーや魚さんを見て回ったが、いつもなら4~50センチはある烏賊が全然見当たらず腕を伸ばしても25センチに満たない哀れなものしかない。

今年だけのものかもしれないが、サンマが取れないから始まって松葉ガニや毛ガニなどのカニ類をはじめ味も捕れないそうで海全体がおかしくなっているようだ。

そこへもってきて中国が大船団を繰り出して漁獲しているそうで、資源の枯渇から大衆魚と言われる魚が値上がりして食べられなくなっている。

正月を間近にしてどうなることやら、、、、、養殖以外の魚は近いうち見納めということになりかねない。

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2021年12月10日 (金)

三億円

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「天気が回復し青空が広がる」という予報だったが、青空は一向に回復することがなかった。

麻機の一角に葦の穂が白く密集している場所があるが、まだ木枯らしが吹く前なので穂を飛ばさずに白白としているさまはさながら老人の白髪といった感じで侘しく思えてくる。

きれいな銀髪なら「お上品です」と言って慰めておくが、自分同様乱れ髪を曇り空が拍車をかけているこの暗い絵はなんと言えばよいのか。

 

今日は公務員のボーナス支給日だそうで、ボーナスとは縁のない人々にとってはうらやましい日である。

特にろくな仕事もしないで何百万円という高額のボーナスをもらう議員や首長にはうらやましいを通り越すものがある。

そして、今日は53年前の三億円強奪事件があった日である。

そのころの給料の平均は3~4万円くらいしかなかった時期でありその額の大きさとともに、けが人一人出さずに鮮やかにかっさらっていった事件には顎が外れるくらいの驚きと何かしらの喝さいを送ったものだった。

おまけに、事件は迷宮入り時効を迎えて警察の歯ぎしりだけが、、、、、、聞こえてきた。

そして、こども一人当たり5万円を配るのに一千億円もかかる時代ともなれば 三億円なんて ちっぽけな話しだよな。

 

 

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2021年12月 9日 (木)

じっと足を見る

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石川啄木の歌に”はたらけど はたらけど 猶わがくらし楽にならざり ぢっと手を見る”というのを覚えている。

 

今日、久しぶりの晴れ上がった空のもと濡れ縁で日向ぼっこをしながら自分の足を見た。

”十文半甲高”と叔母さんから褒められて得意げだった足、あれから80年近く自分の身体を支え、あちこちに運んでくれた足。

運動会や駅伝など楽しませてくれた足。木に登り山ブドウ狩り、アケビも取ってコクボも水木の赤い実も、長棟川ではイワナ釣りやキノコ狩りにも連れて行ってくれた。

十九歳の折には鉱車の車輪が足の上を通過して、親指以外のすべてが骨折した時には危うく失うかもしれない危機を乗り越えたのをはじめ何度も危難を潜り抜けてきた指先。

こうして陽だまりの中で思うように動かせることに日ごろは忘れている幸せを感じている。 

ぬくぬくとした陽だまりは血液の流れを進めたようで、身体中がほかほかとしてきた。

 

 

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2021年12月 8日 (水)

開戦記念日

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昨日今日と小雨が時折降ってくる曇り空の下、皇帝ダリアの花がしずくを垂らしながらうつむいて咲いていた。

草丈が3mにもなる巨大な草は「独活の大木」以上のものがあり、威圧感さえ感じさせる。

そんな花でも雨には弱く、花びらに露を滴らせているのは哀れの一言であろう。

 

昨年まではほとんど横に置いて行かれた感じ太平洋戦争の開戦記念日(?)が今年は盛んに放送された。

あの日から80年という一区切りもあったのかもしれないが、当時はまだ幼かったので配線記念日とは違って何も記憶にはない。

ただ、物心がついてからなぜあんなに無謀な戦いを始めたのだろうかということであった。

世界の情勢やプロパガンダで世界を見るという視点がほとんどの人になく、いったん火が付いたようになった群集心理gヒステリー状態になって、火付け役でさえ止めることができなくなったのではないかと思っている。

それにしても、当時の指導者はなぜあんなにもものを冷静に見る力がなかったのだろうか。

勇ましい言葉の方が国民に与えるインパクトが強く、迎え入れられる傾向はいまでも同様である。

ユーチューブなどを見ていてもネトーヨー(ネット右翼)と言われる人々の中国や韓国などのほか自国の野党をを見下した記事が多いが、その根拠は日本がいかに優秀かをいわれのないことで評価している。

この人たちは物陰に隠れて石を投げているかのようで国民の多数に支持されていないが、何かの拍子に集団ヒステリーが起きた時には破滅するまでは止めようがなくなるので、80周年特集などと言わずに過去の不祥事はしょっちゅう取り上げてほしいものだ。

 

 

 

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2021年12月 7日 (火)

雪虫

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気温は16度とこの時期にしては暖かったが空一面に張り詰めた雲と時折降ってくる雨により肌寒ささえ感じる一日であった。

そんな中雪虫が今年も舞っていた。

雪虫は井上靖の自伝小説「ゆきばんば」に出てくる虫と一緒で初冬の風のない日に白い風花のようにふわふわと飛びまわる昆虫である。

この昆虫、秋まではアブラムシという大きさ1mmほどの小さな虫で、若芽などで大繁殖し野菜などに害を与えている。

テントウムシがこの虫を好んで食べてくれるというが、とてもとても食べきれないようで、あちこちにびっちりとついているさまは気持ち悪くなる人さえいる。

その虫が、越冬するために冬になると藻腰のような白い綿毛と透き通った羽をつけて飛びまわるようになる。

 

今日は二十四節季の大雪 空寒く冬となれる頃だというが、その句にたがわない空模様は出足を止めて家に籠りっきりの一日となった。

 

 

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2021年12月 6日 (月)

たわわに

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早いものでツルウメモドキの実の皮がはがれて真っ赤な実がたわわに枇杷の木を飾っている。

つる性の植物は概して頼っている木を弱らせけれる原因になるので、実のなる木からははがすか、根元から切って捨てるのが本当なのだが中には人の目をかいくぐって写真のように本性をあらわすものがいる。

しかし、ここまでくるともうおしまいで、近いうちに切り取ってクリスマスの花などとして根っこから切られてしまう運命にある。

 

「Z世代のあこがれの職業はユーチューバー」と書かれていた。

Z世代とは何ぞやとわからぬまま聞いていたが、ユーチューバーがあこがれの職業だと言われてもピンとこない自分たちは何世代なのだろうか。

テレビは続けてZ世代とは二十五歳以下の若者だといい、その前がミレニアム世代でその前が就職氷河世代、、、、となるそうでZの意味は世紀末の2,000年前後に生まれた若者たちを言うそうだ。

となると、八十代我々はおそらく”化石世代”とも言われているのかもしれない。

たしかに、麻生副総理や今新潟を騒がしている星野県議なども化石と言われても仕方ないほど時世を読む力がなく”唯我独尊”に陥っているように見える。

それにしても、ユーチューバーがなぜあこがれの職業なのだろうか。

どうも楽してお金が稼げることがその原因のように見えるが、、、、、、そんなに汗水たらして働くのが格好悪いことなのだろうか。

 

「格好悪い」も化石用語なの、、、、、、

 

 

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2021年12月 4日 (土)

富士山目指して

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今日は静岡県の恒例となった市町駅伝大会の日であった。

合併によって村がなくなった静岡県ではあるが、浜松と静岡市が2チーム出した以外はそれぞれ1チームを出し37チームが覇を競った。

毎年のように山の畑の下で友人と応援しているのだが今年は例年になく冷たい風が吹き募る中の観戦となった。

この区間は、女子高校生が多い区間なのだがそれぞれ軽やかにかけていく。

自分も中学から三十代までは何度か選手に選ばれて岐阜県で走った経験があるが、今では2~300メートルが走れるかどうか、、、、いや、100メートルも無理かもしれない状態になり、富士山を目指して走っていく選手を見ながら「あんな時もあったんだろうか」と、、、、、

 

”田中英寿” ”中田英寿” よく似た名前だと報道を見ながら思っている。

どちらも元スポーツ選手であまり人前ではしゃべらないタイプに見える。

しかし、その違いはあまりにも大きすぎる。

姓名占いでは字画がほとんど違わないのだと思うが、、、、、、、

 

 

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2021年12月 3日 (金)

紅葉踏みしめ

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奥山に 紅葉踏み分け 啼く鹿の

   声聞くときぞ 秋は悲しき  猿丸大夫

 

猿丸大夫の歌でよく知られているが、静岡の市街地では何年か前鹿が駐車場に紛れ込んで、大騒ぎをしたくらいでめったには見られないことである。

変わってコンクリートの三面張りの安東川でせき止められた紅葉の葉っぱを踏みしめているのがコサギ。

餌探しの邪魔になるようで幾分戸惑っているような気配に愛嬌を感じてしまったのは、、、どういうこと?

 

今朝早く富士山の裏側で震度五の地震があったがプレートが違ったためか、神奈川県が揺れたのにこちらは無感であった。

そのあとまもなくして和歌山県でも同じくらいの地震があり、構えていたが感じることができなかった。

 

自身大国といわれる日本でも、短い時間で同じくらいの規模の地震が間を置かず発生することはあまりないのだが、来る来ると言われて久しい東南海大地震や富士山噴火に何か関連性がないのかと気になる。

地震学者は関係ないというが、自身の予測はできないというのが最近の学説であるだけに、巨大地震は不意打ちをかけてくるのかも知れない。

 

      くわばら くわばら

 

 

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2021年12月 1日 (水)

霧立ちのぼる

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村雨の 露もまだひぬ まきのはに

      霧立ちのぼる 秋の夕暮れ

 

昨夜来雷を伴って激しく降った雨も朝にはやんで八時前には快晴の空に変わっていた。

その快晴は太陽光をさんさんと受けた草原は温度が上がったようで、あちこちから湯気のような霧をわかせて、上の歌を思い起こさせた。

日本海側は、昨夜の前線が去ったあと引き続き寒波が押し寄せ、雪模様というが、、、、、

 

今日も皇族の一人が二十歳の誕生日を迎えて、来春から公務に励むそうだ。

奇しくも自分の戸籍上の誕生日と一致するこの人には好感を持っている。

特別な美人ではないが、素朴なしぐさがなんともかわいらしいと思うのは、えこひいきではないと思う。

一部固定観念に凝り固まった人々は天皇になる道を閉ざしているが、イギリスの例を見るまでもなく女系天皇もこれからの時世を見ればありと思うのだが、、、、、

 

まあ、自分にとっては、雲の上のことはどうでもよいのだが、、、、、、、

 

 

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