開戦記念日
昨日今日と小雨が時折降ってくる曇り空の下、皇帝ダリアの花がしずくを垂らしながらうつむいて咲いていた。
草丈が3mにもなる巨大な草は「独活の大木」以上のものがあり、威圧感さえ感じさせる。
そんな花でも雨には弱く、花びらに露を滴らせているのは哀れの一言であろう。
昨年まではほとんど横に置いて行かれた感じ太平洋戦争の開戦記念日(?)が今年は盛んに放送された。
あの日から80年という一区切りもあったのかもしれないが、当時はまだ幼かったので配線記念日とは違って何も記憶にはない。
ただ、物心がついてからなぜあんなに無謀な戦いを始めたのだろうかということであった。
世界の情勢やプロパガンダで世界を見るという視点がほとんどの人になく、いったん火が付いたようになった群集心理gヒステリー状態になって、火付け役でさえ止めることができなくなったのではないかと思っている。
それにしても、当時の指導者はなぜあんなにもものを冷静に見る力がなかったのだろうか。
勇ましい言葉の方が国民に与えるインパクトが強く、迎え入れられる傾向はいまでも同様である。
ユーチューブなどを見ていてもネトーヨー(ネット右翼)と言われる人々の中国や韓国などのほか自国の野党をを見下した記事が多いが、その根拠は日本がいかに優秀かをいわれのないことで評価している。
この人たちは物陰に隠れて石を投げているかのようで国民の多数に支持されていないが、何かの拍子に集団ヒステリーが起きた時には破滅するまでは止めようがなくなるので、80周年特集などと言わずに過去の不祥事はしょっちゅう取り上げてほしいものだ。
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