訛ってるね
前にも書いたことがあるが静岡へ来た当時、「すごく訛っているね~」って言われたことがあり、そのお返しに「あなただって訛っているよ!」って言ったら「うそ どこ」ってびっくりしていた。
子供のころ覚えたお国言葉はその地独特方言もあるが言葉の抑揚などどうしても直しきれないところがあり、特に自分なんかは直そうとも思っていなかったので静岡の人には「関西系の言葉は怖い」と言って一目置かれたようだ。
自分の同級生に鹿児島県の川内町(今は市になっている)出身者がいたが、彼が家に電話をする話しが全然わからなかったものである。
鉱山は全国から集まっている町だったので、東北をはじめ、関東圏、関西圏 九州などいろいろな地方の言葉が流れていて、方言には自信があるつもりだったが、鹿児島や沖縄系の言葉は言語が違うのかと思うほどわからなかった。
日本に標準語というものができたのは明治の末期になってからのことで、明治新政府が一つの国にするため国語というものの必要性を感じたためだそうだ。
ゆえに、江戸時代前はテレビでやるようにみんな一緒の言葉を話すことができなかったはずで、長州と薩摩や会津の人たちとは通訳が必要だったに違いない。
10年ほど前に姫神が作った歌に「神々の詩」という勇壮な歌があり、上の写真のような背景のもと歌が続く、しかし、何をうたっているのか歌詞の意味が全然分からなかった。
最近になって”アパ ナアガ マポ、、、”で始まる歌の文句は縄文時代の言葉で、”私の 名前は アポです”で始まる家族の紹介をした歌だということに少々失望した。
そして、この歌詞は言語学者の小泉保という人だそうだが、なぜこの言葉が縄文時代の言葉だとしたのか理解に苦しむ。
録音機器があったわけでもなく、狭い社会の中で日本各地で話し言葉が無数あったとすれば、どこの地方の縄文語だったのだろうか。
なんだか学問みたいなことにかこつけて面白がっているだけだったような気がしてならない。
なまじっか変な訳など知らん方がいかったな。
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