銀色の道
昨日の雪は麻機沼あたりでは数ミリの積雪となって遊歩道の上に積もっていた。
普段は真っ黒な塗料が塗ってある歩道も今日は真っ白に塗装されたように光っている。さしづめ”銀の道”といったところか。
しかし、塗装の薄い分だけ消え去るのも早く、太陽がこの歩道を照れし始めると10分ほどで化けの皮がはがれるように元に戻ってしまった。
それでも、静岡人にとっては珍しかったようで、「雪が降った!」と大騒ぎをしていた。
今日一月七日は七日正月、少し材料が足らなかったが七草粥で胃腸を整えるつもりだったが、結局は食欲に負けて、神棚と仏壇から降ろした小さな鏡餅を金槌で壊し、石油ストーブの上にのせて焼いて食った。
考えてみれば、自分たちの子供のころからの行事もかなり減ってしまった。
初日の出を見た帰り、あちこちの家では松飾りやしめ縄などのほか国旗も出している家はごくわずかとなり、日中になっても子供の声が聞こえる家もないに等しい存在になった。
爺婆二人暮らしの我が家に至っては一日の雑煮、二日の汁粉などは神棚仏壇にあげたものの、燈明は大晦日にあげたまま忘れてしまい、初参りもいまだに行っていない。
時代の流れといえばその通りなのだが、、、、、、、
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コメント
前平十字路さま
久しぶりでしたね、今年もよろしくお願いいたします。
静岡の雪はこれでも降った内に入り、21年ぶりとか、、
神岡も雪が少なくなりましたね。
38豪雪は大津山で7m越えだったのですから。
これも地球温暖化のせいでしょうか。
初参りの思い出といえば、和服で行きましたが足駄の下に滑り止めの付いた鉄を打ち付けつま先を包んだ雪駄を掃いて行ったことがありました。
あの時は気温が低く雪が固まらないので”キュッキュッ”音をさせながら歩いたことがありましたが、なんだか厳かな感じがしていいものでした。
もちろん、十字路さんの言う通り二礼二拍手を終えるまで口は閉じたままです。
静岡に来てからは、初日の出は見に行くのですが元日の初詣ではしたことがありません。
香具師が出ていて賑やかなようですよ。
投稿: オラケタル | 2022年1月 8日 (土) 16時48分
オラケタルさま、今年もよろしくお願いいたします。
そうですか、静岡も雪が積もっていたのですね。
神岡では年末から雪模様の日が続き、クリスマスの頃には20~30センチにはなっていました。その後も降ったり止んだりを繰り返していているようですが、昔に比べればどってことない量でしょうね。
初詣はまだなのですか?
そういえば、飛騨(神岡だけ?)では元旦の未明(大歳の晩の遅い時間?)に初詣の為に家を出たら、行き交う人とは新年の挨拶もすることなく無言で神社まで歩き、拝礼をした後ようやく、知人とあいさつを交わしていた記憶が鮮明です。「行く年くる年」などのテレビを見ていると、初詣の行列からぺちゃくちゃと話声が聞こえる気がするのですが、静岡あたりでは如何でしょうか?
投稿: 前平T字路 | 2022年1月 8日 (土) 09時26分