成人の日
写真は昭和三十四年に映した成人式の集合写真である。
鉱山町の一角、栃洞地区の銀嶺会館というところに集まった二十歳の若者である。
栃洞抗関係で働くものがほとんどで大学生は一人もいない。
数えてみると四十三人であるが、鉱山高校の同級生が何人か欠けているところを見ると、実際に成人式に招待されていたのは持っといたはずである。
すべてが鉱山従業員というわけでもないが、栃洞地区だけで鉱山には同じ年の人間がいたことになり、このほかに鹿間地区、大津山地区、山の村地区などの従業員を合わせると200人近くの従業員を毎年採用するほどの企業であったわけだ。
自分たちは十七歳で鉱山の坑内勤務に入ったため、この時期になると世間並みの給料を稼いでおり、この式場には一張羅の背広を買って臨んだ。
女性もそんな時代だったこともあり、今のようなど派手な衣装はおろか振袖姿のものは一人もいないことがわかる。
ライオンやクマなどをはじめ野生の動物社会では、子供がある歳に達すると自分から親離れをするものやライバルとして群れから追い出されることが多い。
その後は自分の力で生活するしかないのだが、このころまでは人間もそうだったのではなかっただろうか。
とにかく親に反抗し自立することが一人前の男と思っていた。
ちなみに自分は、最後列左から四番目、(画像をクリックして見て)、、、、いまでは見る影もないけれど、、、、、。
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コメント
岡崎在住さま
この中に何人か顔見知りがいると思いますよ。
前平の人としては青山勉、小桜さん(旧姓山田)塚本さんなど、、、
青山勉は最前列右から4人目
投稿: オラケタル | 2022年1月11日 (火) 20時57分
あーっと、女子も男子も「キリリ」としておって、とっても素敵だわねぇ~^^;
投稿: 岡崎 | 2022年1月11日 (火) 18時47分