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2022年3月31日 (木)

キジ

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近くの田んぼでキジのなく声がした。

目を凝らしてようやく見えたのが蓮華畑に潜むちっぱな雄である。

こんな派手な色をしているのに、なかなか見つからないのはどうしてなんだろう。

それにしても、人間なら化粧という方法でその人の個性が出せるのだが生まれついてのこの配色、お相手になるメスとしてはどこに魅力を感じて受け入れるのだろうか。

そんなことを思いながら、雌の近寄るのを待ったがその傾向はぜ~んぜん

こちらに気づいたこのキジはそそくさと草の繁みに姿を消した。

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2022年3月30日 (水)

サイタ サイタ サクラガ サイタ

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コロナ禍に加えて雨と花冷えと花曇りをくりかえす今年の桜はなかなか見ることができないでいた。

今日も朝から曇り空だったが、今日を逃すと今年の桜は見えなくなるのではないかとおもい、富士市の岩本山公園に行ってきた。

ここからの富士山は有名だが、春一番に行く梅の時期は行けなかったので、富士山はダメ元ながら言ってみようと向かった。

到着してすぐの富士山は稜線がわずかに見えるくらいだったので、辛抱強くあちこちを歩き回りながら待っていたが、写真程度のまま推移してなかなか晴れない。

結局諦めて車で走り出して10分とたたない時間に富士山方向を見ると裾に雲を巻き付けた状態ですっきりと立っていた。

「今日はご縁がなかった」がせっかくここまで来たのなら狩宿の下馬桜から見えるのではないかと、行ってみると今度は桜の方がまだ蕾のまま、、、、、、

なんともちぐはぐな一日であった。

 

「サイタ サイタ サクラガ サイタ」戦前の教科書の一番最初のページに書いてあった言葉で有名な言葉である。

昭和八年から十三年にかけての子供たちが習ったそうだがなぜ後ほど迄この教科書がおぼえられているのだろうか、、、、、、日本人の桜好きがこうさせたのだろうか。

その後、回を重ね自分たちが習った教科書は平仮名が最初に来て「みんな いいこ」だったそうだが全然覚えがない。

戦争が終わって半年もたたない時期で、無いない尽くしの世の中で教科書はおろかランドセルもない時代の学校は先生さえも戦後教育に切り替えるのが難しい時代だった。

 

 

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2022年3月29日 (火)

カタクリ考

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自分らが子供のころカタクリなんてどこにでもあった。

春先、葉を落とした木の下の落ち葉をかき分け出てきた葉っぱを摘み取り、さっと茹でておひたしにして食べたがホウレンソウによく似た味で美味かった。

そして、この草の根を掘り出すと親指くらいの百合の根に似た根が出てきて良質のでんぷんが取れ高値で買い取ってくれた。

そのため、小遣いのない農家の嫁さんたちが自分用のへそくりにするため暇を見て掘ったが、周りの草が育つと見えなくなるため翌年まで持ち越される。

同様なものとして蕨の根も掘って澱粉にしたがこちらはワラビ粉といい、今ではジャガイモから作られる澱粉にとって代わられ、本物は幻の粉として効果で取り引きされているがカタクリそのものがこれだけ少なくなると、、、、、、、

カタクリがどうしてこれほど減ったのか、、、

 

原因として落葉広葉樹林がなくなったことと、山の手入れがおろそかになったことにある。

今では人が手入れした観光用しかないので、摘んで食べるなんて”夢のまた夢”的存在になってしまい、この話を聞いた小さい孫から「じいじはなんでも食べるんやね~」と。

 

 

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2022年3月28日 (月)

ノマ

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春遅い”飛騨の春”は遠雷のような音から始まる。

高原川を挟んだ向かいの山の迫(サコ)を茶色く染めてノマが下っていくときの音である。

”ノマ”とは飛騨や富山などの豪雪地帯で使われる言葉で雪崩のことを言うが、降り積もった上の雪が崩れる泡(アワ)と春地面の温度が上がってすべてが崩れる”地こすり”と呼ばれるものがあり、後者の地こすりが被害を大きくする。

もちろん泡だって国道41号線でトラックを押し流したこともあるのだが、土砂や大木を巻き込んで下る土石流のような地こすりはまた格別である。

飛騨を離れて四十数年、いまでは雪の降らない静岡に住んでいるが、今でも耳の奥ではあの遠雷のような音を覚えている。

 

毎日のようにウクライナの戦争状況をテレビで見させられている。

砲撃やミサイルによってすべての建物が破壊されているのを見ると、これだけの土地を破壊し多数の人を殺した理由がプーチン個人の意思から来たとすると、その責任はどうなるのだろうか。

八十年余も前に日本が始めた戦争は、敗戦後勝利した連合国によって戦争犯罪人を処罰したが、勝利した側からは無差別爆撃などの戦争犯罪者は出ていなかった。

それでもA級戦犯は仕方なかったとしても、上官に命令されたり、間違えられて処刑されたB級戦犯はどうするのだろうか。

バイデン大統領が先日「プーチンをこのまま指導者にしておけない!!」と言ったことが問題視され、アメリカが火消しに躍起となっていると言っていたが、ソ連時代の再現を望み多数の人命を奪った男が大国の指導者でのほほんと過ごさせないためには、まるっきり間違いではないと思う。

 

 

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2022年3月26日 (土)

カチューシャ

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花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生さ

早くも花散らしの雨になり、棕櫚竹の葉っぱには雨に叩きとされた花びらがたまり始めていた。

明日の朝は”落花狼藉”となるにちがいない。

 

今日はカチューシャの日だという。

大正三年、島村抱月と松井須磨子が演じた芸術座の劇で歌われたトルストイの「復活」という劇の中で「カチューシャ可愛や 別れのつらさ、、、」という歌をいうらしい。

昭和30年代歌声喫茶では、カチューシャという歌がよく歌われたし、昭和の終わりころには頭飾りにその名がついたこともあった。

そして、カチューシャはロシアのロケット弾だったかの名前で聞いたことがある。

今回のウクライナ侵略にはカチューシャの名前は聞かないが、代表的な女の子の名前だそうで日本でならさしづめ花子ちゃんといった感じ?????

 

「せめて淡雪 溶けーぬまに 神に願いを ララかけましょう」と

 

 

 

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2022年3月25日 (金)

笠雲が

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今年のNHKの大河ドラマは「鎌倉殿の13人」というタイトルで放映されているが、頼朝が亡くなったと権力争いで次々と粛清されていく。

その中でもっとも初期の戦いである「石橋山の合戦」で大敗した頼朝を見逃し重用された梶原景時親子が京都を目指して逃げる途中、賞金稼ぎのような一団に襲われ、自刃したのが旧静岡市と旧清水市の境で今は梶原山という公園になっている。

この場所から見た富士山に雨の兆候を示す笠雲がかかっていた。

 

ウクライナの情勢が毎日のように話題となっている中、どうしても西側から見たニュースが主体になり、ロシア軍の弱体ばかりを耳にする。

それこそ、明治の中期に起きた日清戦争で”眠れる獅子”とまで言われた清国が新興国日本に完膚なきまで叩きのめされ、世界にその弱さを認めらてしまったのに似ているような現象さえ見える。

これまで世界で一、二、とまで言われていたロシアの軍隊が、その隣国ウクライナを相手に侵略してみたが予想を裏切って苦戦しているかのようだ。

ひょっとしてロシアも、と思っては見たが、眠れる獅子は原爆と化学薬品を保有してプーチンの最後っ屁として使いかねないと思うと、どんな災厄が、、、、、、

 

 

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2022年3月23日 (水)

畑の陽だまり

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風は相変わらず寒いようだったが西風の当たらない山の畑はぽかぽかと心地よい陽だまりができていた。

最近この辺りは、蜜蜂の養殖に良いようで巣箱がいくつも設置されており、積み損ねて花が満開になった菜の花にもお客さんがつぎつぎとやってくる。

 

昨日でもってコロナの蔓延防止法が解除された。

首相は「出口が見えてきた」ということで幕引きを図ったようだが、実際のところこれ以上引っ張れないとみての判断だったのではなかっただろうか。

連休中の検査数が少なかったあってか、感染者数も少なかったが、今日はデルタの時のように急激に少なくなったとは言えない数字が出ていた。

ともあれ、山の畑に集まった面々はいずれもマスクをロクにかけていなかったことが分かった。

 

 

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2022年3月22日 (火)

三角関係

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冷たい雨の降る一日にだったため、もういらないと思っていた石油ストーブの燃料を買いに行った。

どうかこれが今季最後の灯油であることを願って、、、、、、

この時期一番困るのは、夏日と冬日が交互に来ることである。

夏の装いと冬の厚着を繰り返すのだが、重ね着で補えるものではないため、両方を箪笥から引っ張り出しているため家の中がシッチャかメッチャかになり叱られる。

 

裏の麻機沼では、あれほどいたカモ類の冬鳥も繁殖地の北国に帰って行ったようでガラ~ンとしていた。

そんななか、向こうの方から三羽のヒドリガモが近寄ってきたが、人間を見てきたのではなく番いを求めて雄同士がメスを中に挟んでの争いに夢中になってのことのようだった。

伴侶がいなければ故郷に帰っても仕様がないとでも思ってのことだろうか。

むかしの自分たちの若いころを思い出してしまった。

 

 

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2022年3月21日 (月)

歳歳年年

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今年も山の畠の上に白木蓮の花が一斉に開きだした。

例年より十日以上は遅れての開花だったが、毎年同じように花開く。

いつのころか誰かが植えたものだった。

そのころはこの山の上も人が集まり賑やかなものだったが、その人たちも年老いて、今ではやぶの中に埋もれようとしているが、最後をあがらうかのようにしてさきそめている。

 

年年歳歳 花相似たり 

    歳歳年年 人同じからず

 

今日は彼岸の中日、世間は墓参りに出かけているが足掛け三年自分は我が家の墓に行けていない。

”私のお墓の前で泣かないでください 千の風に乗って、、、”という歌があったが、ひょっとして春風に乗って親たちが帰ってきているのかも、、、、、

 

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2022年3月20日 (日)

落とし前は

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敷島の大和心を 人とわば

   朝日ににほふ やまさくら花

              本居宣長

世間がソメイヨシノの開花に心を奪われている間にも山桜の花は山を駆け上っている。

臙脂に近い葉っぱと薄紅色の花びら絶妙な色合いは、ソメイヨシノの薄桃色一色とはまた違った艶めかしさがある。

本居宣長は国学者だという程度しか認識がないが、先の大戦中右翼を中心にこの人を持ち上げ特攻隊にこの歌からとった隊名をつけて死に至らしめたことからあまり良い印象はない。

 

ウクライナからのニュ-スがユーチユーブなどを見ると沢山投稿されているが、そのほとんどはウクライナ側からのものであり、ロシア側からのものは見ないといっても過言ではない。

この辺のところは通信手段の統制をかけているロシアの体制からかもしれないが、日本も先の大戦では有名な大本営発表で敗戦の放送まで本当の戦争状況を知ることができなかったのと同じであろう。

そして、ユーチューブを見る限りではウクライナ側がかなり優勢に戦車や軍用車、航空機などを破壊して戦局を進めているように見えるが、支配範囲からなかなか追い出せづにいるようだ。

そして、破壊され撃墜されている様子をドラマ形式に見ている自分が許せないような気さえしてくる。

司馬遼太郎は戦争中戦車兵として従軍していたそうだが何かの本で「戦車兵は棺桶に入って戦っているようなもの」と書いていたが装甲が薄い日本の戦車だけかと思っていたら、今回の戦争ではかなり焼け焦げた戦車が写っていて、今も昔も変わらないのだなと思ってしまった。

何も知らずに他国へ侵略し、何分からないままミサイルが当たり焼け焦げにされた若者がどれだけいるのか。

プーチンを戦争犯罪人とアメリカ大統領は言っていたが、この落とし前はどうつけるつもりだろうか。

 

 

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2022年3月19日 (土)

花びら

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昨夜来の雨に打たれて早くも花びらを散らし始めた桜桃。

じいじん家のサクランボともてはやした孫たちはもう来ない。

「花の命は短くて」という林芙美子の小説にもあったが、花びらを散らした桜桃の花びらはやっとおとといあたりから咲き始めたばかりだった。

 

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2022年3月18日 (金)

寒の戻り

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三寒四温というが、今日の寒さは雨が降ってきたこともあり体感温度は真冬に近いものがあった。

いわゆる”寒の戻り”というやつだが最近庭にやってこなくなっていたヒヨドリも庭の塀の陰に来て寒そうに震えていた(?)ように見えたのはこちらの思い込みというやつか、、、、

ともあれ、雨が降り出す前に自動車のスタッドレスタイヤをノーマルに履き替えて春支度をまた一段と進めた。

 

昨日の東北地震ではなくなった人に加えて最大の被害は東北新幹線に現れたそうで完全復旧には相当時間がかかりそうだとのこと、、、

国鉄からJRに代わるとき、東海道新幹線の地震対策工事に何度も行ったがその時言われたのは「レールが少しでも沈むと新幹線がジャンプするので注意するように」と言われたのを思い出した。

新幹線が地震の際カーブにかかっていれば、ジャンプが原因の脱線で大惨事が起こりかねないと思うと怖いものだななんて感じ、しばらくは新幹線に乗っても心配はしたものだった。

その後、東北地震の際に脱線事故の教訓から、レールの内側に添えのレールを抱き合わせて脱輪事故をしないように処置したと聞いた。

そして、昨日からのテレビでは打線して傾いたもののけが人もなく止まっている写真を「さすがは、、」と思っていたが、今日の事故調査委員会の話によると、地震の揺れが来る前に停車していたということが分かった。

今回は、止まっていたのに乗客はトランポリンのように跳ね上げられたとのことだった。

これは、地震が起きた時のP波を感知して止まるシステムが働いたことによる停車なので、これはこれで大した安全装置だったが、P波と大きく揺れるS波の間隔狭ければ脱線事故の可能性がまだまだ大きいことが示されたことになる。

またまた、安全神話を作るには早すぎる。

 

 

 

 

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2022年3月17日 (木)

山に来た 里に来た

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春が来た春が来た どこに来た

  山に来た里に来た 野にも来た

童謡の歌詞そのままの情景が麻機沼に出現していた。

黄色い花は雑草化した辛子菜の花で、その上には薄緑に萌え出てきた柳の花と葉っぱ。

少し強めの風が薄いコートを突き抜け、肌に心地よく感じる。

 

一昨日の夜、なんだか揺れている夢を見て、明日の朝テレビで確かめようとふたたび眠りに入ったが、朝すっかり忘れていて調べもすることもなく忘れていた。

しかし、テレビも新聞も何も言わなかったようだから、あれは地震ではなかったようだ。

おして、昨夜11時半ころ地震があり、静岡県でも震度4のゆれがあったそうだが、寝入りばなだったかもしれないが全然知らずにいた。

どうやら震源地も近いことから、11年前の東北地震の余震ではないかと言われている。

余震というには期間が離れているという人もいたが、地球45億年からするとほとんどわずかな差であるという。

人間わずか50年からいうと10年は大きいのだが、、、、

 

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2022年3月15日 (火)

鵜の目 鷹の目

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裏の畠に鍬を入れると必ず何羽かの小鳥が集まってくる。

どこで見ているのか作業前は影も形もそこらにはいなかったのに、、、、

雑食性のムクドリとひよどり、肉食性のジョウビタキにモズと、、、、

”鵜の目 鷹の目”というが、鳥類はどれも目が良いようだ。

 

2,019年の参院選で元法務大臣だった河合克之から現金をもらった広島県の県会議員らが不起訴処分を受けていたが、検察審査会の議決を受け、在宅起訴9人と略式起訴25人とすることにした。

この事件は今までの常識からすれば、受領側を不起訴にするということはありえないことだったが、なんだか裏取引で不起訴相当にしたことである。

もう何年前になるのか覚えがないが、鹿児島県で一般住民を無理やり買収容疑で立件した冤罪事件があったのを思い出してしまった。

本来なら一般住民より選挙上の法律に詳しいはずの県会議員ならもらってはいけないくらいのことが分っていたはずなのだから、当然そのとき起訴しなければならなかったはずである。

検察は、”秋霜烈日”を表看板にしているため、国民が信用しているはず、その信頼を反故にしては国そのものが成り立っていかない。

新聞でよく目にするのは、警察に逮捕され検察に送られた後不起訴ということがよくあるが、その理由の説明は聞いたことがない。

警察の逮捕が間違っていたならそのことを含めてわかるようにすることが必要ではないだろうか。

 

元法相たる人物の選挙違反事件、前代未聞ではなかっただろうか。

そんな意味でもっと厳しい判決でしかるべきだったと思うが、あのとき一億五千万円という法外な選挙資金が入れられたことが、こんなバラマキになったのかもしれないと思うとこの資金のその後がどういう使われ方をしたのか、  

なぜこんなお金が送られたのかの解明ができていないようだが、、、、、安倍の闇というしかないのか。

 

 

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2022年3月14日 (月)

まんだ色気が

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春を飛び越して、夏が一気にやってきた感じの一日だった。

昨夜来の雨はどこ?と思わせる青空は朝から空一面に広がり、10時過ぎに家を出た時にはもう23度を指していた。

これだけ一気に気温が上がると体がついていけないようで、畠の草むしりに出てみたものの汗がびっしょりですぐに家に帰り、昼ご飯のあとの昼寝から覚めたのは午後2時だった。

熱気にやられたのか、寝すぎだったのか身体がだるい。

近くの公園がやっとこの間まで何もなかったのに、一気に花盛り はなざかり、、、、

 

去年の8月からは医者のかかりだした。

その10年ほど前、別の歯医者で入れ歯のことで喧嘩し、それっきり行っていなかったのでかなり痛みも激しくなり入れ歯の相談をし治療を始めた。

歯はかろうじて22本あるのだが、どの歯もかなりぐらぐら状態でむかし針金にさえ食いついていた歯もリンゴの丸かじりができない状態にまで落ちてしまった。

そんなわけで治療には随分かかるのと保健外を進める医者に「もう歳だから今更5年保証の治療は必要ない」と断り、月に2回ほどのペースで治療を進めている。

今のところ,七本の被せ治療を済ませ、今日は入れ歯の形取りをした。

来月当たりようやく”歯抜け爺っこ”から上顎の歯並びが脱却する予定になったが、医者が言うには「隣の歯がいつまでもつかわからないので、保険では6か月以内の再入れ歯はできない」と言われている。

前もって抜く手もあるが、入れ歯ができるまでさらに見苦しい状態を避けたいという願いから、「揺れていても残してほしい」と考えるあたり、まんだ色気が残っているのかな???

 

 

 

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2022年3月13日 (日)

終止符を

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ここ何日か20度前後の気温で急に春が真っ盛りになった感じがする。

車を走らせていても山々が華やいでいくのが感じられ、梅と河津さくらはもう過去の花になりかけていて、雪柳の花も気を真っ白に演出していた。

雪柳は、葉っぱが柳に葉のように細くて長いうえ白い小さな花が沢山つけるところからの命名だそうだが、実際は柳とは縁もゆかりもないバラ科の花だそうで、小さいながら五弁の花びらは紛れもなく桜や梅に近い花の形をしている。

 

テレビは終日ウクライナ関連の話題に集中し、コロナは過去の話になったかのようでゴーツーキャンペーンの話しさえ出ていた。

確かにこれだけ温かくなるとどこかへ出かけたくなるのも無理ない話だが、、、、今日も何人かの人が亡くなっている。

ロシアの自分勝手の理屈、理不尽の行いで毎日千人単位で亡くなっているウクライナの人たちに比べると大したことの無い数ではあるが、、、、、、、、

 

とにかく、天の神様がいるのならこの辺で何か終止符を打ってもらえないものだろうか。

 

 

 

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2022年3月11日 (金)

時が流れて

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今日は東北沖の地震による津波が発生し、甚大の被害が発生した日である。

写真は、その日の午後3時08分釜石の実況中継をテレビで放映したものである。

刻々と大きな津波が打ち寄せ、仙台近くの平野のビニールハウスなどを飲み込んでいく様や大きな船を堤防を越え民家を打ち壊しながら飲み込んでいく様子は現実とは思えないほどに恐ろしい光景であった。

 

災害や事件をダイレクトに放映されるようになったのはいつのころからだったろうか。

多分、あさま山荘事件ころだったのではないかと思う。

こどものころ、新聞やラジオで見聞きしたあと、一週間以上たってから映画館で主題の映画の前に「ニュース」と題された5分くらいの映画を見ていたが、テレビが普及するとたいていその日のうちにテレビで見られるようなったが、それでも編集の都合か早くて数時間後だった。

だから浅間山荘事件の5日間ほどはテレビにくぎ付けになり、仕事に行くのもぎりぎりの時間まで見ていたものだった。

それからいくつ、中継で事件の進行を見ただろうか。

三島由紀夫の自衛隊決起を促す映像、阪神淡路の地震、そうそうケネデイ暗殺の報は実況とはならなかったが世界の事件もその日のうちに映像で流れるようになった。

いま世界のニュースはウクライナの情勢であるが、実況には事実が映し出されているのだろうが、巧妙なプロパガンダーには惑わさせるものがあり、どれが本当やら加工されたものやら区別がつかないでいる。

自分にはできないことだが、SNSでは自撮りと言われる写真にさえ簡単に加工し、まるで別人のように顔を変えることさえできる技術を持った若者が多い中、本当に年寄りは困ってしまう。

 

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2022年3月10日 (木)

しぶとい

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”土筆誰の子 杉菜の子”というが、まるで違った植物のように見える。

しかし、春を象徴する植物の一つでこれが出始めると気温も20度前後まで上がり、心地よい日々が続くようになる。

こんなに待ち焦がれる植物なのだが、いったんその根が畑に入ると絶やすのがこれほどむつかしい草もめづらしい。

ほんの少し根が残っているだけで、四~五か月すると一面に覆い茂ってしまう。

土筆は古い種類の草だけに、幾多の試練を潜り抜けてきたのはこの生命力にあるのかもしれない。

とにかく畠の雑草の中では、しぶといことこの上もない。

 

韓国の大統領選挙が僅差で決まった。

どちらの候補も、選挙前から脛に傷を持つといわれ、任期が終われば例によって逮捕裁判の洗礼を受けそうだ。

日本では野党保守系の候補が当選すれば、日韓関係に進展が見られそうだとしていたが、あまり急いではことを仕損じる可能性が大きい。

いずれにしろ僅差での当選は、アメリカがそうであったようにしこりが残る。

まずは国内融和に力を注いでほしいと思うのだが、ごまめの歯ぎしり同様何の効果もないことは分かっている。

 

 

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2022年3月 9日 (水)

景色が違う

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長野から帰ってきて真っ先に思うのは「温とい」ということであった。

気温にして八度から十度くらい高いのだから、、、そして、景色が違う。

麻機川の土手にはもう真っ黄色のじゅうたんが敷かれており、柳の枝先も若緑が目立ってきて、春はまだという佐久市近辺の風景とはくべようもない。

 

まだ寒い長野県では、どこのガソリンスタンドでもガソリン価格が182円で統一されていた。

静岡では162円のガソリンを「高いな」と言いながら入れてきただけに、1リットル20円もの差があることにびっくりする。

灯油も同様に173円と言われれば、この冬の寒さは厳しいものだったに違いない。

なぜこんなにも、スタンド間の競争力がないのだろうか。

病弱の義弟の家も、隙間風が入らないように手入れをしてもらい、大型の石油ストーブを入れ暖房したら空気が乾燥してのどが痛いというので、今度は加湿器を入れたという。

「年金は下がるのに物価は上がり、ボロ屋の修理にまた金がかかる」とその連れ合いは愚痴をこぼす。

こちらも何お手助けも出来ないとうなだれるだけ、、、、、、、

 

一刻も早く春が来ることを願うのだが、コロナ禍に加えてロシアが憎い。

 

 

 

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2022年3月 8日 (火)

鍋蓋山

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「佐久市の人は蓼科山を鍋蓋山というそうだよ」って聞いたのはいつのころだったろうか。

今朝がたの霞んだ空の向こうに名前通りの状況が見えた。

全国にはいくつもの鍋蓋山の名前を持つ山があるが、本名でもないのにこれほど体現している山も少ないだろう。

立科町の方から望む蓼科山はほとんど平らな稜線の右側に山頂の丸い火山礫で覆われた白い山頂が見えるのだが、佐久市から見るとその稜線の延長線上から見るため。こんもりとした山の上に真っ白なべのつまみのように山頂が見える。

朝の最低気温はマイナス8度くらいで、自動車のフロントグラスがガビガビに凍り付いていたのに、黄砂の影響でもあったのか遠景は霞んでいてこんな写真にしかならなかった。

 

義弟の病状は悪化をたどっているが、なかなかタバコがやめられない。

自分たちは、もう仕様がないと投げ出しているが、彼の連れ合いは何とか一日でも長生きしてもらいたい一心で努力している。

多分、本人もやめたいと願っているのだろうが、ニコチンに侵された脳はニコチン切れを許してくれないので、きつく言われるたびに自分に情けなくなり、泣いているようにも見受けられ、、、、、、。

ここまでくると、ニコチンは麻薬と何ら変わりないのである。

世間的には、次第に肩身の狭くなる喫煙、タバコが吸える場所を探してあちこちを歩く姿を見ると、愛煙家という言葉の末恐ろしさを何とか止めたくなるのだが、、、、、、

 

 

 

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2022年3月 6日 (日)

流行り廃りに

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ハクセキレイが水辺の浅いところで思いっきりの水遊び。

時折強い風も吹く中でしばらくぶりの入浴でかゆいかゆい身体の垢落としか、それとも温かさに誘われてのことだったのか夢中になっての水浴びは、済ませたころにはこのまま空を飛べるかと思えるほど濡れ鼠になっていた。

セキレイろいえば昔は腹の部分が黄色いキセキレイばかりしか見たことがなかったが、今ではほとんどがこのハクセキレイに代わってしまったような気がするのだが、飛騨と静岡という土地柄の違いなのかそれとも代替わりなのか、、、、、

 

流行り廃りに命を懸けて、、、って歌があったが、今流行しているコロナはオミクロン株で最近はその次の種が出かけているとか、、、、

二年前にはアルファ株が中国で流行り、パンデミックとかで全世界に広まったものだったが、次々と変異を重ねてオミクロンに変化したという、それぞれの株には少しづつ症状の変化があるものの次第に巧妙さを増してきているそうだ。

そこで一つ疑問を感じているのは、いま、アルファ株というのはなくなってしまったのだろうかデルタ株はどこへ行ってしまったのだろうか。

もしこれらの株が無くなってしまったとしたら、いずれコロナは消えてしまいそうな気がするんだが、、、

そんな世の中に少しでも早く来ることを願うのだが、、、、、

 

 

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2022年3月 5日 (土)

啓蟄

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今日は啓蟄、冬眠していた虫が土の中から出てくる時期だというが、ここ三~四日の陽気に誘われたか流れの緩い水面にアメンボウが姿を現していた。

”三寒四温”のこの季節、一気に春めいてきて驚くばかり。

遠くの山々も霞んできたとおもっていたら、どうやら黄砂の方だったようでこちらはあまりいただけない。

 

昨日テレビを見ていたら、ウクライナ最大の原発に向けて砲弾が飛んできたとのことだった。

原発最大の事故になったチエルノブイリ原発や日本の東海原発の事故の教訓が分からないわけではないはずだが、これを強行させたプーチンはもはや狂ってしまったとしか言いようがない。

削除されたそうだが、アメリカの西部劇でおなじみの懸賞金付きのウオンテッドまで出されたのも無理ないことだとおもう。

日本より春のおそいウクライナとは思うのだけれど、とんだところでロシアという虫がざわめきだしたものだ。

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2022年3月 3日 (木)

甘酒進上

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今日三月三日は上巳の節句。

いつもこの時期になると咲き出している桃の木のある場所に行ってみたが比較的寒さが厳しかったためか今年は遅れているようで、つぼみが膨らんだだけの木が多かった。

そのため、桃の花を飾って祝うのを断念したが、もともとじじばばの家庭では囃してくれる孫もひ孫もコロナをうつしては悪いという口実で家には来ない。

仕方なくというわけでもないが、とっておきの上等な酒粕で甘酒を作ってみた。

土鍋にまだ酒分が残っている酒粕を入れて、少しの水でよく溶かして煮立て砂糖で味付けしただけだが、気前よく砂糖を入れたため少々甘すぎる出来栄えになった。

ばば様は一口すすっただけで「甘すぎる!」拒否したため、じ様は二人分を優に上回る量を始末しなければならなくなった。

 

孫とひ孫にいう「ここまでおいで 甘酒進上」

 

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2022年3月 1日 (火)

名前が似ていても

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今年の冬は寒かったようで、花の咲く時期が例年より遅れている。

いつもだと、河津桜が咲くまえに緋寒桜は終わっていたように思うが、、、、、、

円錐形の花びらを下向きにさげ、密集して咲いている木を見つけた。

沖縄では桜の花見というとこの花のことだそうだが正月花だと聞いたこともあり、新年早々に咲くらしい。

緋寒桜のことを彼岸桜と混同するということで寒緋桜という人もいるというが、それは花の名をカタカナ表記するからであり、正しくは緋寒桜である。

 

美しい山 懐かしい川

追われ 追われて 果てしなき旅よ

道づれは涙 幸せはない 

国のうちにも 国の外にも

 

故郷はどこ 父母はどこ

国は盗まれ 身寄りは殺され

さすらい流れて 行く先はない

国のうちにも 国の外にも

 

ウクライナから避難する人々を見て思い出した歌がある。

戦争が勃発するたびに生まれ故郷を追われてあてのない旅に出ざるを得ない人々がいつものように発生する。

この歌の題名は”流亡の民”といい、昭和22年の映画の主題歌だそうだが、自分たちが若いころは”歌声喫茶”

が盛んだったころおぼえた歌だった。

同じような名前で”流浪の民”というのがあり、こちらは有名なシユーマン(?)の曲であり学校の合唱曲などで歌われたこともある名曲で旋律も素晴らしく劇的な歌であるが、日本語で歌っても何を言っているのか歌詞がわからない歌である。

流亡にしろ流浪にしろ自分の意志でさ迷い歩くのではないからつらい悲しい歌であるが、、、、、、

むかしの栄光を再びということしか頭にない権力者、プーチン達にはは自分の面子や意地でこれらの人々をつくり出していることが分からないのだろう。 

 

 

 

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