春の夜の夢
午前中の雨も上がって薄日が差してきたが、静岡地方だけ天気が安定せずいつ振り出すかわからないという天気予報では、今日も散歩は近所を一回りであきらめた。
その道すがら白いキク科の植物、ヒメジョオン(姫女苑)が咲いていた。
よく似た花にハルジオンがあるが、自分の見た目ではヒメジョオンなのでこちらにきめた。
花言葉は”素朴で清楚”だというが、帰化植物の特徴で見た目とちがってなかなかのつわもので、アスファルト隙間などにも根付いているため、今では雑草扱いとなっている。
先の大戦では、日本軍が強大な権力を持ち、政府の言うことを聞かなかったことが開戦のきっかけとなったことを踏まえ、戦後の憲法では文民統制が明記され、一昨年あたりまでは防衛庁どまりであった。
しかし、ウクライナの戦争では軍部よりプーチンが暴走して侵略を開始してしまった。
民主主義国では、政府内で国際情勢など勘案して結論を出すのだが、独裁国家では一人の意志でたくさんの犠牲者が出てしまう。
そして、この戦争を止めるのは彼一人の気持ちだけにかかっているしかないという情けなさ、、、、
平家物語は、その出だしに
祇園精舎の鐘の声 諸行無常のひびきあり
沙羅双樹の花の色は 盛者必衰の理をあらわす
奢れるものは久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛き者もついにはほろびぬ
ひとえに風の前の塵のごとし
とあるが、プーチンにはこの意味が分かるかな? 分らんだろうな。
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