白樺 青空 南風
# 白樺 青空 南風、、、、
北国の春の出だしで有名なこの歌詞は作詞家のいではくは出身地の長野県南牧村をイメージして作ったといわれ、作曲家の遠藤実は新潟県をイメージしたそうで、一般的に言われる北国とは少し違うような気がする。
ともあれ、真っ白な幹を持つ白樺も芽吹き始めて北国の春も本格的になってきた。
いま入院中の義弟を見舞いに総合病院に行ったが、義妹からは面会も出来ないし、食べ物などの差し入れも病院側から拒否されると聴いていたのだが、大好物だったイチゴを持って面会を申し込んでみた。
そして、患者のいる階のナースセンターに行き、応対に出てきた看護師に「食べ物はダメと聞きましたのでスタッフで食べてみてください」と渡し、「でもできれば彼の大好物なので一粒でも二粒でも食べさせてもらえないでしょうか」と頼んだ。
すると、「これから透析の支度しますのでそのついでにこちらに連れてきます」とのこと、、、、
間もなく義妹や息子が出来なかった患者がナースコール前まで来たのだが、三メートルほどのところからこちらには来れないものの五分ほど話しができ望外の喜びに浸った。
その後の電話で、「たった一粒だけだったが食べることができた」と知らせてきたそうだ。
しかし、本人は4ケースが入った箱を見ていたのでそれが自分のところに来るものと錯覚していたようで、診察にきた医師に「残りのイチゴはどうなった?」と聞いたそうだ。
糖尿病も併発していて朝夕血糖値の検査を受けているため、食事制限は厳しいものらしいが、ほかにすることもなく退屈していると口寂しいものがあり美味しいものを食べる機会もないのでつい意地汚くなった結果なんだろうが、連れは「子供みたいなこと言って」と笑っていた。
空気と水はただみたいな環境にいるとその大切さがわらなくなるように、普段食べているものが食べられなくなるとその貴重さにようやく気付かされるようだ。
自分もその時期がいずれ近いのかもしれないと思うと、、、、、、、、
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