ゴルバチョフ
ようやく晴れた五月がやってきた。
午後になって一昨年NHKで放送された九〇歳のゴルバチョフという番組の再放送があった。
ゴルバチョフといえば、30年前ソ連を解体したロシアの大統領で、その際衛星国と言われた国々が独立させ、ロシアを民主国家にしようとした人で、現在のロシアでは評判の悪い人である。
特に、昔のソ連を夢見ているプーチンなんかは「何してくれたんだ!」と怒り心頭の人であろう。
写真は、2,019(?)年大晦日に映したもので画面に映っている人はプーチンが年頭を前に出演している画像であるが字幕の言葉はプーチンが話している言葉であり、今になってみると”心にもない”ことを言っているしかみえない。
ロシアや中国は歴史上ず~っと専制国家を守ってきた国である。(いや、民衆がそれを望んだ??)
国が大きかったり国民が多いということは一部の人に導かれ独裁的に統治されないとまとまっていけないという感覚になるのだろうか。
長い歴史の中で、常に誰かに導かれ、運命を委ねて過ごす、指導する側はその権力におぼれ、政敵を排除するに処刑を以てのぞむ。
一説にはスターリンは同志を万単位で、毛沢東もそれ以上に抹殺したとされ、いま、習近平も同じように政敵の芽を摘んで異例の三期を目指していると報道されている。
ゴルバチョフ曰く「自由な祖国 誰がその自由をもたらしたか」と、しかし、プーチンは不自由なむかしを今にと目指している。
今日は憲法記念日、ロシアの無茶ぶりに乗じて日本憲法も戦前回帰を求めている人が勢いを増している。
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