« 山笑ってしまった | トップページ | プーチンの演説 »

2022年5月 8日 (日)

母の日

Img_0039-2_20220508213401 

セッコク、日本原産の蘭だそうだ。

涸れたような茎の中からいくつもの花をこの時期になるといっせいに咲かせる様は一種の魔法を見る思いである。

色は淡い紫といった色で、同じ洋種の蘭デンドロビュームに似た形をしていると思っていたら、分類上でもそのように指定されていた。

 

きょうは母の日、連れの誕生日である。

二つの行事が重なるということは、一つ省略できるということであり、昨日のうちに刺身盛り合わせ定食で済ませていたので、今日は何にもなし。

「母の日」といえば自分は長男だったこともあり、兄弟の中では一番母親と長く暮らした、

高校を寮生活ですごし、鉱山の社員となって三年後に再び一緒に生活して84歳で母親が亡くなるまで過ごしたのだから55年ほど共に過ごしたことになる。

母親の生涯をみるに、昔ながらの幼くして両親に従い、嫁しては主人に従い、老いては子に従うを実践した明治末期の生まれであったが、山あり谷ありのつらい時期もあったが、総体ではしあわせだった????

亡くなって25年ほどになるが、今でもそんなに時間がたったとは思えないほど、、、、、

 

|

« 山笑ってしまった | トップページ | プーチンの演説 »

コメント

岡崎在住さま

「下下の女」を読みなさっているのかね、よくその本がありました。
私は、「下下の女」を二冊持っています。
一冊は、初版の時江夏さんからもらったもので、サイン入りです。
大事にしておけばよかったのに、二度読んだ後ほつれてきたので、あわててもう一冊購入したためです。

江夏さんがいた下之本鉱山で主婦会長をしていた大江もとえさんと十歳ほどとしの差がありましたが、親交がありその縁で仲良くさせてもらいました。
江夏さんは鉱山を離れた後、名古屋に移り作家活動に専念しましたが、舌をがんに侵されその当時は痛くて苦しかったそうです。
その記録を「針千本」という小説にしたため、自殺しています。
わたしが実際に会った小説家というのは彼女だけです。

下下の女は念願の合掌造りの家を手に入れた”ちな”の一生を描いたものですが、実際のモデルは江夏さんの思いだったのかもしれません。
もっと話しをしていればよかったと悔やんだものでした。

投稿: オラケタル | 2022年5月 9日 (月) 21時41分

おらんちの父ちゃん母ちゃんは大正10年生まれやで、オラケタさんのかかさまとは、一回り以上は違うんやね。今、江夏美好さんの「下々の女」を読んでおるけど、昭和の初めでは「下之本鉱山と栃洞鉱」が記載されており、茂住や大津山鉱は出てこんね。土まで降りると神岡軌道で猪谷に出れたりして、戦争が無ければよい時代のような気がするね。また、白川村に比べると山之村は「栗、ぐみ、こくぼ、あけび、葡萄、いちき、ぜんまい、わらび、笹の子、さらに岩魚の手掴み」等々、豊富で食べるに困らんかったそうやさな^^

投稿: 長谷幸雄 | 2022年5月 9日 (月) 18時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 山笑ってしまった | トップページ | プーチンの演説 »