時折激しくはなるものの終日小雨が降りお続いていた。
庭の茉莉花は雨が降ると、脱色するのか一気に白くなり「雨というより雪みたいだな」なんて言っていたら運悪くというか、間が抜けているというか一輪開花した花があった。
白い花に雨粒は目立たないが紫に雨粒は際立っている。
おもわず、むかし聞いた「雨に咲く花」って歌を思い出した。
その歌を歌いながらなんて優柔不断で情けない歌だったんだと気が付いた。
昭和30年代後半、自分たちがそろそろ結婚適齢期と言われたころの歌だった。
及ばぬことと あきらめました
だけど恋しい あのひとよ
ままになるなら 今一度
ひとめだけでも 会いたいよ
純情だったけど 情けね~
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