虫の日
ムシトリナデシコの花がまっさかり。
花の形も色合いもナデシコとは全然違うので別の種類化と思っていたが、そうではなかった。
江戸時代末期に日本に入ってきたというが、今では雑草扱いになるほど繁殖している。
名前に虫取りとついているが、虫を消化して栄養を取るというのではなく、茎についたねばねばで花まで虫が這い登れないようにしているだけらしい。
ただ、何度かこの花を見ているが、茎のねばねばに虫が絡みついているのを見たことがない。
大和なでしこは日本女性を現す名称であるが、この花はさしずめどんな人を見立てるのだろうか。
今日六月四日は語呂合わせで「虫の日」でもあるが、33年前中国で起きた天安門事件の日でもある。
中国では自国民を弾圧した日の記憶を消し去ろうといっさいの集会はおろか国民の記憶から消し去ろうといまだにこの日を警戒しているそうだ。
しかし、それが余計に諸外国から記憶されることになっている。
ロシアもそうだが、政府が自国民を弾圧するために強権を振るうのは、社会主義という体制なのだろうか、それとも広大な土地、複雑な民族構成や人民を一つにまとめるには強権を以てするしかないのだろうか。
中国の4,000年の歴史を見るにほとんどの時代一人の皇帝が統治してきて、戦国春秋時代や三国志時代は戦乱に明け暮れしてきた。
ロシア民謡などにも皇帝の横暴をじっと耐え忍ぶ歌があるが、そういう歴史観から強力な指導者がいないと不安になるのかもしれないとかんじてしまうことがある。
そういう日本だって、先の大戦までかなり全体主義的な国であったし、コロナによるマスクの着用は横目で周りの人をみているのはその名残であろう。
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