名前貸し
庭の片隅に置いた月下美人の葉っぱにルリタテハがやってきた。
狭い家の庭なんぞでは滅多にに見られないチョウなので、追いかけまわしてやっとこの一枚が幾分ましに写すことができた。
この蝶は森の周りを住みかと、花の蜜にはあまり目がないようなので家の庭でもあちこちひらひらと飛び回ることが多いので
シャッターを切ろうとするとこにはなかなか止まってはくれなかった。
名前の通り黒い羽根の一部に瑠璃色の筋を輝かせて一瞬だけその色をひけらかすように開く、その裏側は暗い鼠色という地味な姿なので、羽根を閉じた時には本当に目立たない色となる。
江戸時代贅沢禁止令に屈しなかった町民が着物の裏地に凝ったようにこの蝶も、、、、、
そのむかし、近くでトンネル工事があり甲種火薬取扱責任者の資格がある自分に「火薬の責任者になってもらえないか」という話しがあったが断った。
しかし、「名前だけでも貸してもらえないか」と言ってきたので、事故が起きたら大変なのできっぱりと断ったことがある。
今朝のテレビを見ていたら、岸田首相の熊本後援会の会長が統一教会の”日韓トンネル”の推進会長を務めていたと週刊誌が報道したことについて、「何にも知らなかった。名前を貸しただけ」とコメントを出していた。
いま各地で、統一教会の集会や行事に関連したところに「名前を貸しただけ」「そんな団体とは知らなかった」というコメントが山ほど見かける。
本当に知らなかったとしても、そんなに安易に自分の名前を貸していいものだろうか。
仕掛ける統一教会も巧みなのかもしれないが、「俺の名前は、、、」という思い上がりがそうさせているのだろうか。
同じように、繰り返しテレビで聞くかどうかわからない薬まがいの品物の宣伝に出演している芸能人も名前貸しはおっかないもんだと自覚してかからないとね、、、、
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