寝待ちの月
月齢十九日の月を「寝待月」という。
夜も遅くなって昇ってくるため、横になって待っていると寝てしまい月の出を見過ごしてしまうこともあるからという。
月をことのほか愛でた古人が名付けた月の別称。
そんな月は朝になっても中天を少し傾いただけで残っていたが、朝からの熱気で熱中症気味だったのか薄らぼんやりと浮かんでいたが、一刻も早く眠りたいようで太陽の光でかき消されるのを待っている。
連日のように放送されたウクライナでの戦争も、マスコミは疲れたのか扱いが少なくなってきた。
扱いが少なくなったとはいえ、かの地ではいまだに戦争で何人もの人が亡くなっていることには変わりはない。
最近の日本人の感覚としては、戦争などは漫画や劇画というものでのイメージからしか想像できていないようだが、実際は五体満足でなくなっている人より、見分けがつかないくらい無残な姿になっていることを想像できないらしい。
戦争というものはそのくらい悲惨なものなのだが、、、、、、、、
先の大戦の大本営発表は今の言葉で言う「フェイクニュース」でしかなかったが、国民はそれにすっかり騙されていた。
同じようにウクライナ情勢もこのようなニュースでロシアの国民は騙されているようだし、自分たちが目にするニュースやユーチューブも何処までが本当なのか疑問を感じることが多々ある。
そして、国内に目を向けると自民党議員と統一教会の関係やコロナ患者の感染状況が混とんとした報道になってしまった。
以前日本でのコロナ感染者は他国に比べて少ないのは衛生観念やマスク着用など国民性にあると威張っていたが、ここ三週間ほど世界で一番感染者が多い国になってしまったそうだ。
統計の取り方などもあるが、日本ではすでに医療崩壊状態になっているのでこの数字が本当かどうかわからなくなっている。
そして、統計が取れなくなったことから、コロナ感染を五類から二類にしようという動きさえあるそうだから、日本という国の程度が見えてきた。
とにかく、暑さ負けしてすべてをうっすらとしたベールの中に包み込み真相を国民の目から隠そうとしているように感じるのは僻目なんだろうか。
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