カペッサ カリエンテ
クソ暑い空に向かってこれでもかというような勢いでヘチマの花が突き上げている。
その下で暑くならないうちにと朝7時から草を剥ぎ畠に鍬を入れてみたが、一時間余でダウンしそうになり家に帰って昨夜の残り風呂に入って、身体を冷やした。
しかし、一度上がった体温はなかなか下がらないようで、風呂から上がっても本調子にはならない。
そのむかし、アンデスの山中で仕事をしといたとき現地の人がうまく動いてくれないので日本語で怒鳴り声をあげてしまったことがある。
もちろん現地の人は日本など知る由もないが表情でわかったようで「インへ(ニョール)カペッサ カリエンテ」と言ったのを思い出した。
インへニョールは技師という意味で日本人をそう呼んでいた。
続く言葉は「頭が熱くなっている」という意味で、以後しばらくは言うことを聞くようになった。
今日は山の日で祝日だそうだ。
もともとは山の育ちだったので、家の周りの山はウサギ狩りやタケノコ採り、そして遠足は今はカミオカンデがある山、池の山と決まっていた。
そして、北アルプスは焼岳に始まり槍穂高が遊び場で、人の二日コースを一日で走り回るのを仲間内で競争していたが、双六岳四ノ沢で怪我をしてしまった。
最後は何度目かの竜爪山で打ち止めとしたが、七十代までは静岡の1,000から2000m台の山を歩き、長野へ行けば浅間山近辺や北八ヶ岳を歩いた。
打ち止めにしたのは、八十歳近いおじいさんが山で遭難したなんて新聞に載ると恥ずかしいから、、、と言われたのが効いてのことだった。
今は時折階段を含めて標高130mほどのところにある山の畑が山登りの限界だが、それでも帰りが遅くなると心配されてしまうようになってしまった。
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