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2022年10月 3日 (月)

植えている

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そばの花の蜜を吸いにやってきたアカタテハ蝶。

よほどうまかったのか、それとも飢えていたのか人が近寄っても花から離れず蜜を吸い続けていた。

 

毎年恒例のノーベル賞受賞者発表の時期がやってきた。

ノーベル賞というものの価値が分からない自分にとってどの程度特別なのかは知らないが、日本社会ではその受賞者がここ数年連続していることから今年もその期待が高まっていることはしっている。

そして、テレビや新聞など報道を通じて基礎科学の研究費が日本では少なすぎることから、将来を憂いている話が多いようだ。

 

自分の友人で十数年前大学教授を退職し昨年亡くなった人がいるが、その奥さんの話しでは所属していた物理学の後輩がいらなくなったものはなんでも宅急便で送ってくれと言われ、私物を段ボール箱にして八個送ったとのことであった。

奥さんは「これでなんだかわからないものが亡くなって清清した」なんて言っていたが、研究所の方では予算が極端に低く欲しいもの全然買えない状態だと言って喜んでくれたそうだ。

十数年前の私物がまだ使えることに驚くとともに、大学の学部に割り当てられる研究費がそんなに少ないようでは満足な研究ができないのは当たり前。

防衛費が膨らむなか、成果の出にくい基礎研究ができなくなると日本の国際競争力は沈下の一図をたどるのは間違いないことだが、、、、

 

 

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